人は、ぼんやりしていると「できなかったこと」「失敗したこと」に目が向いてしまうものです。
でも、「引き寄せ」が上手な人は違います。
「上手くいったこと」に焦点を当てるように心がけ、喜びや楽しみをどんどん発信するので、ますます「引き寄せ」を成功させているのです。
たとえそれがどんなに小さいことでも。
わたしたちは毎日素敵なことを「引き寄せ」ている人の「焦点」を真似してみませんか?
宝塚歌劇団のOGの人は、一般の人に比べて、高齢になってからの脳の活性化度合いが高いそうです。
その理由は、人生のポジティブな面に常に目を向けていて、喜びを味わうことが主観になっているからではないかとのことでした。
それを検証するテレビ番組がありました。
ある元宝塚歌劇団のトップスターの日常を追ってみたのです。
するとその方は、町の小さな洋服屋さんに飛び込み、舞台衣装になりそうなド派手なシルバーの洋服を発見。
4600円という安い値段を聞いて「信じられない!」とおおはしゃぎ。
続いて手芸屋さんでマグネットでくっつくようになっているネックレスの留め金を購入。
家に帰って自分のネックレスの留め金と交換しました。
ペンチなどと格闘しながら、無事留め金の付け替えが終わると、
「ばんざ~い!」。
著者も同じような考え方をするそうです。
たとえどんな小さいことでも「上手くいったこと」ばかりにいつも目を向けています。
何かを達成したときには、ひとりで万歳三唱をしたり。
何かを見つけては
「すっご~い!」
「やった~!」
「きゃー、すてき!」。または、
「私って、天才かも?」
といちいちおおはしゃぎするのです。
また、ネガティブな結果が飛び込んできた倒しても、
「あらま、ちょっと間違えちゃった?」とか、
「ま、時にはこんなことがあっても面白いかもね~」とか、
「あら、やっちゃった!」
程度のことで、深刻にとらえることはほとんどないそうです。
市議会議員時代の議会で大失態をしましたが、それでも
「よかった!壇上ではいてしまうという、それこそ前代未聞の最悪の事態は免れた”!」
とポジティブな方に目が向き、内心ひとり喜んでいたくらい・・・(笑)。
こういう「上手くいったこと」ばかりに目を向けて喜ぶ習慣をつけることで、あなたもいつもいつも「喜び」「楽しみ」というポジティブな思いばかりたくさん発信するようになります。
そして、ここにいつも「引き寄せの法則」が働くようになります。
するとあなたには当然ながら、また次から次へとたくさんの「嬉しいこと」や「楽しいこと」が訪れます。
普通の人は、放っておくといつの間にか「ネガティブなものに目が行く癖」をすでに持ってしまっています。
アメリカの子供たちについてのある研究結果によると、ティーンエイジャーになるまでに周りの大人から「賞賛される割合」と「非難される割合」はなんと1対17。
ポジティブシンキングなイメージのあるアメリカでさえも、悲しいかな圧倒的に「お前はどうしてできないんだ?」と非難されながら育っています。
日本なら、なおのことかもしれません。
だからこそ、なにかの結果を見た時に、多くの人は知らず知らずのうちに「上手くいかなかったこと」ばかりに目を向けてしまいます。
そして、大人になった自分には周りでいちいち自分のことを非難する人はいなくなったのに、今度は無意識に自分で自分のことをいつもいつも責めるようになるのです。
「何やっているの?」「なんでできないの?」と・・・。
そうしてまたひとり、いつもいつも「嫌な気分」に落ち込みます。
悶々とした思いをいっぱい発信してしまうのです。
そして、ここに「引き寄せの法則」が働いてしまうのです。
当然のことながら、「上手くいかなかったこと」ばかりに目を向けている人の人生には、またネガティブなことが引き寄せられてしまいます。
そして、こういうみなさんは、往々にして問題を深刻にとらえがちですから、しばらくの間、そこにはまり続けてしまいます。
これからは、どんなに小さなことでも「上手くいったこと」にいちいち目を向けるように心がけましょう。
そして喜びや楽しみをどんどん発信するのです。
「今日もお料理おいしくできた!すごい!」とか
「またイイモノを見つけた!やったぁ!」。
いつでも、どこでもいいのです。
陽ざしが暖かくなってきましたね。
素敵なもの、楽しいもの、お気に入りなものを一緒に探して、この春をご機嫌にしていきませんか?
今夜も楽しい夢が見られますように。
では、また。