猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

憂鬱への処方箋~『感情の整理術』宝彩有菜

仕事が忙しくて、やりたいことが出来なかったり。

やせたいと思っているのに、つい食べちゃったり。

嫌になって、憂鬱になります。

 

憂鬱になってしまうと、気持ちを持ち上げるにも一苦労しませんか?

実はこの憂鬱、相反するもの両方が欲しくなってしまっているときに生まれるそうです。

マインドが両方を欲しがっているけれど、どちらも同時に選べないから苦しくなるんだそうです。

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相反欲のどちらも選べずに動けずに、気が重くなる

マインドを不調にさせるものに「相反欲」があります。

相反欲とは、同時には達成できない2つの相反する欲求のことだそうです。

相反欲の場合でも、マインドはその両方を満たそうとしますが、どちらも同時に選べないので苦しくなります。

「生きるべきか、死ぬべきか」と言ったシェイクスピアの主人公・ハムレットですが、「生きること」と「死ぬこと」は、同時に選ぶことができず、悶々とするのです。

 

例えば、

「あの人に好きと告白したい。

でも、振られたら悲しい。

だから、告白したくない」

という状況は、「好きで付き合いたいから、告白したい」という欲求と、「振られて傷つくのは嫌だから、告白したくない」という両立しない欲求がぶつかっています。

 

根底にそれがあって、マインドは振り子のように左右している状態です。

さらに詳しく見ると、マインドは右の扉を開けようといろいろ考えますが、どうしても左の扉に戻ってしまいます。

左の問らを開けようと頑張りますが、やっぱり右の扉に戻ってしまいます。

 

そこでいろいろ検討した事項を捨てずに持っているため、検討した資料が鞄にぎっしりつまっていて、重たくて前進できない状態になります。

人生はどんな行動でも多少危険が伴い、完全に安全な決定は何一つありません。

それにもかかわらず、マインドは最善の決定をしたいがために見当が長引くわけですが、身体を動かさずに同じことをなども考えているため、次第にうつうつとした感情になってきます。

相反欲をハートに決断してもらう

憂鬱になっている自分に気づいたら、まず自分が何と何を欲求しているのかを見極め、同時に両方できないことを望んでいることに気づきましょう。

たとえば、「あの人と結婚したい。でも、不安があるので結婚しない」という相反する検討事項があったとします。

絶対に失敗したくないマインドは、なかなか結論を出してくれません。

マインドは考えたり計算したりする機能であり、決断する機能ではありません。

人生における重要な決断は、マインドの動きを止めて計算できないようにして、自分の本心(ハートの声)を聴いてみましょう。

次のようにします。

 

まず、相反する欲について、はっきり言葉にして分けておきます。

そして、「さいころの目が奇数なら結婚する。偶数なら結婚しない」と、相反する部分を明確にしてさいころを遠くに投げます。

目が出る間にマインドが、「彼の家柄が・・・給料が・・・」と計算する暇はありません。

これは決定を運や点に任せているのではなく、ハートを行動の現場に呼び出しています。

さいころの目を確かめる直前に、「奇数が出てほしい」あるいは「偶数が出てほしい」と、一瞬にしてハートが内側で叫びます。

これは計算をしていない自分のハートの声で、それが本音です。

 

その声が聞こえたら、もうさいころの目を確認する必要はありません。

さいころの目とは関係なく、あなたのハートの声が聞こえたら、それに従うのです。

あなたが望んだ決断だと嬉しくなり、後悔もしません。

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マインドが一所懸命に「最善策」を練っているから、どんどん心のカバンが重くなって判断が余計にできなくなって、憂鬱になっていたんですね。

マインドは、自分を幸せにしようと、必死で日々働いているんですもんね。

でも、さっぱりとどちらかを選べるようになりたいものです。

鉛筆にさいころの目でも書いて、ハートを呼び出すトレーニングでもしてみるのも、面白いかもしれません。

 

今日も1日、お疲れさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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恨んでしまう・復讐したい!という感情の仕組みと解決法~『感情の整理術』宝彩有菜

「あの人が、あんなことをしなかったら、こうはならなかったのに」

情けないことに、ワタシはずっとある人を恨んでしまっています。

ワタシの仕事の現状に(大いに)不満があるからです。

そして、その原因(失敗)に深くかかわっているその人と、そのエピソードをクヨクヨ考えてしまっているのです・・・。

絶対そんなことを考えていたって、労力の無駄だとわかっているのに、どうにもやめられません。

 

今日は、そんな「恨み・復讐」の手放し方を勉強します!

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「あの人のせい!許さない!」と別の堂々巡りに陥る

たとえば、

「あいつが現れなかったら、恋人は心変わりしなかったのに。

自分が不幸なのは、あいつのせいだ」

などという恨みの感情。

その元は、現在の自分の不幸が、「過去の出来事のせいだ」という後悔の堂々巡りと同じ思考タイプです。

 

堂々巡りの途中には、さまざまな思考があります。

「どうしてあいつに、恋人を紹介したのだろう」

「恋人も恋人だ」

「自分は馬鹿だ」

「それにしても、酷い」

「あんなことをするなんて」

「あんなことを、しなければ良かったのに」

「でも、あんなことをされてしまった」

・・・・・・など。

その思考は、堂々巡りを繰り返すごとにどんどん速くなります。

そのため、自分がどうにかできそうな特定のセンテンスだけが目立ってきます。

すると、

「あいつが悪い」「あいつが悪い」

という部分だけが頭の中で鳴り響きます。

これが恨みです。

脱出しようともがけばもがくほど、思考のスピードは速くなります。

そして「あいつが悪い」の扉を何百回、何千回と叩くことになります。

気分も最悪になります。

 

ついにマインドは、

「あいつを罰すれば、この苦しい堂々巡りから抜けられるはずだ」

などと思い付き、扉を開けて別フィールドへ脱出します。

「あいつ」に復讐して苦しい堂々巡りから抜けようと思うからです。

 

こうして恨みは復讐に変わり、実際に復讐する方法を考え始めます。

復讐の手順などいろいろ新しく考えている間は同じ堂々巡りをしないため、マインド恨みより復讐の方がラクなのですが、万一、復讐をやり遂げても自分が不幸である事態は変わりません。

許すために、どうにかして相手を理解しようとする

恨みからすでに復讐まで進んでいる場合は、まず、復讐から後悔のループまで戻りましょう。

そのためには、まず相手を「許すこと」が必要です。

そもそも、相手を「許さない」というのは、謝罪させる、反省させる、弁償させるなど、相手を何とか罰したいわけです。

二度と同じことをしでかさないように相手の考え方をただしたいわけです。

けれども、自分の考え方さえなかなか変えられないのに、相手の人格や性格を変えることなんて、ほとんど不可能です。

 

相手を「許す」ためには、相手を深く理解することです。

理解しようとすることです。

 

相手がそのような考え方や思い方を持つに至った状況や経緯、どんな環境でどんな家庭で育て来たのかなと考えてみるのです。

すると、

「なるほど、あんなことをしてしまうのも、あのようなプログラムを持っていて、あの状況であれば仕方ないことなのかな。

誰でもそうなるだろうな・・・」

と相手の行動が理解できるようになり、許す方向に進めます。

人を許すことで自分自身も恨みの感情や復讐しようとする苦しみから解放されます。

それだけでも自分のシアワセ度が格段にアップします。

自分も許されるのです。

 

そして、「許さない」「あいつが悪い」という扉から戻ってきたら、ここからは後悔の堂々巡りと同じですから、後悔の抜け方と同様、「自分は圧倒的に幸福である」とマインドを説得すれば、すぐにそこからも抜けられます。

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自分の置かれている環境にダメ出ししていれば、いつまでも「恨み」「後悔」からは抜けられないってことですね。

 

以前勉強した「後悔」のループの抜け出し方のひとつに、「ありがたいと思えるもの」を数えてみることが提案されていました。

気になっていることと関係ないことでも、「空気が吸えること」「ご飯が食べられること」なんでもよいそうです。

実際片っ端から「ありがたいこと」を数えてみると、少なくとも「恨み」を思い出してマイナスまっしぐらだった気分がプラスの良い気分に変わりました。

これを繰り返していると、変えたかった過去でさえ、「あの時のことがあったから、今幸せなんだ」と思えるようになるそうです。

感謝する気持ちを持つって、すごいことなんですね~。

 

今日も1日、お疲れさまでした!

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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嫉妬・妬みを手放すトレーニング~『感情の整理術』宝彩有菜

「顔のいい人は得だなぁ」

「スタイルのいい人は、うらやましいな」

「頭の回転が速い人はいいよね」

これは、ワタシの妬みの感情です!

自分でも本当に情けない気分になる感情なので、捨ててしまいたいのに、なかなか消えてくれません。

 

他人をうらやましいという感情は、実は結構やっかいなものだそうです。

なぜなら、その欲が解決できないとわかると、嫉妬・妬みという手ごわい感情になりがちだからだそうです。

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他人と比較して、実現不可能な欲が消え去らない!

より自分を幸せにすることを考えているのがマインドです。

このマインドは常に他と比較しているため、自分より幸せそうな人を見ると

「自分もあのようになりたい」

と思います。

 

ここまでなら単に思考で手ごわい感情ではありません。

次にマインドは

「あの人のようになるには、自分は相当努力しなければならない」

と改善に向かいます。

しかし、うらやましい対象と自分を比べてあまりにも才能や能力、環境や立場がかけ離れていたりすると、それを得るには並大抵ではできないだろうと察知します。

このあたりから、努力することがとても負担であるとわかってきて、気分は悪い方向に進みます。

 

つまり、うらやましいという感情は、次の4段階を経て起こるのです。

①うらやましいと思える対象

②自分がそうなりたいと強く思うこと

③現実にはそうならないこと

④不満を相手に持っていくという態度

 

①②あでは悪い気分になりませんが、次の③にいくと「欲が満たされない」苦しい気分になります。

外にあるその対象が苦しさを起こさせたと誤解して、④の嫉妬や妬みになるわけです。

 

その状態が続くと、嫉妬する対象が消えれば自分の苦しみがなくなると勘違いして、ときには相手に対して攻撃的になることもあります。

 

うらやましいと感じる比較の「ものさし」を捨てる

嫉妬や妬みの根本的な解消方法は、その対象について自分が持っている「ものさし」を捨てることです。

特にコンプレックスをもっている対象については自己評価が低く、あらゆるものが自分より上に見えてしまいます。

ものさしを捨てることは簡単ではありません。

しかし、地道に練習すればできるようになり、嫉妬を恒久的に発生させません。

 

即効性があるのは、嫉妬が起こる4段階の1②の「よい感情」の段階にマインドをとどめる方法です。

①の段階で、うらやましいと思える対象を「恋人ができて良かったね」というように、相手と一緒になって喜んだり、ほめたり、感謝することで、自分がそれを得ようとしない、というもの。

②の段階で、自分が強くそうなりたいと思ったところで、

「私は向上しようと思っている。なんと素晴らしい!」

と自分のマインドを褒めておきます。

褒められたマインドは、

「マズイ、この欲を掲げると、大変な努力をしなきゃいけない」

とはっきりと理解し、努力に向かおうとしません。

すると苦しくなることはありません。

それができなくて、 もし③④まで行って嫉妬が発生してしまったら、

「そんなにうらやましいなら、肉体も家族も友達も仕事も過去も、全部とっかえますか」

とマインドに聞いてみる。

マインドの答えは100%「全とっかえより今の自分のままがいい」と帰ってきます。

なぜなら、マインドは自分自身が一番好きだからです。

あの人の「いい部分だけ」欲しがっていたことがはっきりするので、嫉妬感情が消えていくそうです。

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大好きなモデルさんがいます。

ルックスもスタイルもセンスもうらやましいけれど、その人生は波乱万丈すぎてうらやましくないです。

上手に立ち回っている同僚がいます。

力の抜き方もスタイルもうらやましいけれど、そんな調子のいい人生はうらやましくないです。

「全とっかえ」で考えてみると、「やっぱり自分でいいんだな」と思えるから、けっこう楽しいです。

ぜひともおすすめです。

 

一緒に勉強してくださって、ありがとうございます。

明日からのあなたの毎日が、楽しくて明るいものになりますように!

では、また。

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罪の意識を手放すには、うまく自分を「許す」テクニックが必要~『感情の整理術』宝彩有菜

「自分はなんて悪いことをしたのだろう」

と、過去に起こった出来事に対して罪の意識に悶々・くよくよとすることがありませんか?

ワタシはかなりあります。

うっかりすると、それでうなされています・・・。

でも、この罪の意識、苦しいばっかりで何の役にも立っていないというか、現状は全くかわりませんよね。

謝罪しても、それを受け入れられても、まだもやっとしてしまうことがあるのは、なぜでしょう?

いつまでも考えていても、仕方ないな~とわかっているのですけどね・・・。

何で消えないのかな~!?

 

そんな感情を今日は片づける方法を勉強したいと思います!

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自己嫌悪から抜け出せず、自分を罰してしまう

罪の意識の堂々巡り・・・・。

これを続けていると、あなたの心の中に「自分が悪い」の声が鳴り響き、ついには「自分を許せない」になります。

自分を罰すればこの苦しい堂々巡りから抜け出せるはずだと、マインドは考えます。

つまり自罰で、最悪は自殺に至ります。

他人から罰される前に、先回りして自分で自分を罰して、もう罰を受ける必要はないと言い訳できるようにしているのです。

これが自罰に隠れている利己的な欲の正体です。

 

後悔の堂々巡りから、他罰の扉を開けるか自罰の扉を開けるかの違いは、過去にあります。

悪いことをしたときに、親から「謝りなさい」ときつく叱られることが多かった人が、そうなのです。

これは自罰に走りやすくなります。

つまり、自分があまり悪いと思っていなくても、謝れば現状のつらい状態から解放されると、とくに幼児期に学習を重ねた結果なのです。

しかし、自分でいくら自分を罰しても、現状の不幸な状態は変わりませんから、マインドは罰したりないと思って自罰を続けるわけです。

恐ろしい!自罰を続けて、うっかりすれば自殺です。

これもマインドの不調なのです。

「許す」心の動きは、すべてのことに効く

まず、自罰から後悔のループに戻りましょう。

自罰が多くなっているとしたら、あなたは「自罰すれば許してもらえる」と(小さい時に間違った学習によって)思いこんでいます。

長らく自罰の態勢が習慣になっているのです。

が、自罰していても誰からも許しがもらえませんし、もしもらえたとしても、現状の不幸が幸福に変わるわけでもないので、さらに自罰を続けることになっています。

 

そこで、自罰傾向になってしまった自分をそのように育てた親、といっても自分の心の中のイメージの親ですが、それに対して、自分がひそかに持っている恨みを手放します。

つまり、イメージの親を許します。

「親も未熟だったのだ。

そのような育て方しかできなかったのだ」

と理解し、未熟ながらも頑張って子育てしてくれた親を許します。

感謝すると、さらに大きく温かく許せます。

優しい母親のように、相手のなにもかもを温かく抱くような気持ちになれたら、その 

『許す』という愛の力は、自分の凝っている「こうしなければ生きていけない」「謝らなければ愛されない」などという冷たい縛りにも効いてきます。

癒されます。

つまり、他人も自分もすべてを『許す』ということになります。

 

その瞬間に自罰から抜けているそうです!

自罰から後悔に戻ったら、あとは、ありがたいことを数えるなどで、自分が幸福だと思いなおせれば、それも抜けることができます。

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罪の意識って、そんなシステムだったんですね~。

自分の親の育児方法には、気持ちがいろいろあるんですけど、手放すことで、「こうでなくちゃ!」という自分自身からの縛りから抜けられるのか~。

 

ちょっと試しに?と思って、過去の親に対して「仕方なかったんだね・・・。」と心の中で優しい母親口調で言ってみました。

すると何だかずっと固まっていた「罪の意識」がなくなりました。

結構効きました!

 

連休を少しのんびりできたでしょうか?

それとも、いつものようにがんばっちゃったでしょうか?

 

今夜くらいはおいしいお茶など飲んで、いつもよりはゆっくり過ごすのもよいかもしれませんね。

あなたが今夜素敵な夢が見られますように!

では、また。

 

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後悔にぐるぐるするときの処方箋~『感情の整理術』宝彩有菜

「あの時すぐに謝っておけばよかった・・・」

「こんなことを言わなければよかったのに・・・」

1日の終わりにぼんやりしていたりすると、もれなく毎日ぐるぐるし始めてしまうワタシです・・。

もう、このぐるぐる地獄から脱出したい!

 

この過去の自分の行動に堂々巡りの思考を繰り返すのが、後悔です。

自己嫌悪や罪悪感を伴うので、どんどん気持ちは落ち込んでしまいます。

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後悔は過去をやり直したいという「強欲」

一見すると爽籟同じ状況に名た時に失敗しないよう、自分自身を反省しているように思われます。

しかし、実態はそうではありません。

マインドは、現状を改善しようとして、過去を何とかやり直せないものかと、つまり不可能を可能にしようと「強欲」に考えているのです。

 

「今はとても不幸である」

「その原因は恋人と別れたことにある」

「あの人と別れなければよかったのに」

「どうしてもっと優しくできなかったんだろう」

「これからは優しくしよう・・・・でも」

「今は不幸だ」

「どうしてあの人と別れてしまったんだろう」・・・・。

同じことをぐるぐる考え続けるため、その同じ通り道のセロトニンが、他のところは余っているのに、その一連の通り道の部分だけ不足して、情報を伝達する力がなくなり、だんだんうつうつとした感情になります。

 

思考が過去に向かうのは、「今が不幸だからその問題解決を図ろう」と原因を探し出して、改善しようとしているからです。

でも、過去を変えることは誰にもできません。

割れた花瓶が元に戻らないのと同じように。

それでもマインドは、しつこく、過去をやり直せないか、何か手はないか、どこか抜け道はないかと堂々巡りをしているのです。

堂々巡りの思考に気づき、脱出する

後悔から抜け出すには、堂々巡りの思考からマインドを脱出させることです。

そのためには、まず自分が堂々巡りをしていることに気づく必要があります。

思考の堂巡りを続けていると必ず、つらく苦しい気持ちになります。

これは「そんなことをしていたら、壊れるよ。早く改善してよ。苦しい」というありがたい警告ですから、それに気づいたら、「自分は堂々巡りをしている」と客観的に自分を見て、脱出する手を打ちます。

 

後悔の出発点は、たとえば「今自分は不幸だ」「なぜなら恋人と別れたから」という過去の変えられないできごとですが、「今の自分は不幸だ」は、自分が下している自分独自の判断でしかありません。

だから、自分で「今不幸だ」は「今幸福だ」に変えることも可能です。

そして、「今、自分は幸福だ」とマインドを『説得(誘導)する』とそれだけで、その扉を通って苦しい堂々巡りから抜けることができます。

 

とはいえ、後悔している最中に自分が幸福だと思うのはむずかしいものです。

そのときは「ありがたいと思えること」を数えてみましょう。

恋人に関係ないことでも、空気が吸えることでも、どんなこともOK。

試しに、今自分が幸せだと思えること、ありがたいと思えることを片っ端から数え上げてみましょう。

自然に幸福で満ち足りた気分になります。

すると、変えたかった過去でさえ、「あの時のことがあったから、今幸せなんだ」と思えます。

つまり、後悔の堂々巡りから確実に脱出したことになります。

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「後悔」は、「自分のために大切な反省会」かと思っていましたが、整理してよい感情なのですね。

「胸がなんだか苦しい感じがする」というサインがある、ということは、片づけていいものだったようです。

シアワセなことを数えて、ぐるぐる地獄から脱出です!

 

今日もお疲れさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

 

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「恐怖」は体力がない時は出ない?~『感情の整理術』

「異性がなんだか怖くてなかなか恋愛できない」

「人前に出ると、手や声が震える」

恐れがさらに強くなると、防御の準備がさらに進んで肉体はさらに緊張し、「恐怖」になります。

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マインドがいっぱいになりキャパオーバーに

身体の皮膚から内臓まで緊張して、委縮して毛細血管を圧迫します。

筋肉はいつでも行動が起こせる用意運動エネルギーを充填し、そのエネルギーがあふれてくると震えてきます。

つまり、「恐怖で震える」のは、防御のためのエネルギーが満杯になってい状態なのです。

マインドも思考能力が極端に落ち、余裕のある賢明な判断ができない状態で、さらに肉体に防衛についての応援を求めます。

また、方針として防衛状態をとりますが、防衛と攻撃は紙一重。

「窮鼠猫を噛む」と言うように、追いつめられると反撃に転じることもあります。

恐怖により理性的なことが考えられなくなるのです。

 

恐怖には肉体反応が伴いますが、例えばインフルエンザで高熱になって寝ているときに泥棒がないって来ても、通常のような強い恐怖心は起きません。

不思議と体調不良でエネルギーが貯められないと、防衛体制の過剰なスタンバイができないので、恐怖の感情にならないのです。

マラソンでへとへとになってゴールした瞬間にヘビがいても、それほど恐怖を感じません。

恐怖は実にな時に肉体が過剰なスタンバイをするのですが、不健康だと本来対応すべき危険にも対応できないと言えます。

不要な恐怖を起こすプログラムを見直そう

恐怖を止めるには、毎回披露していればよいかと言えば、そうではありません。

頭は疲れていても、肉体を動かそうとしますし、危険に対応できなくなります。

また、根本的な解決にはならないので、肉体は元気なままで恐怖を止めましょう。

 

日常で不要な恐怖を感じる場合は、「自分の処理能力が少なくなっていないか」を疑ってみましょう。

マインドをいつも片づけておくと、思考にゆとりができ、すぐに体が応援を求める必要はなくなるので、過剰防衛にならずに済みます。

 

また、特定の者に対して恐怖を感じる場合は、「トラウマ的なプログラムがある」ことを疑ってみるのを著者はおすすめしています。

例えば先端恐怖症の場合、幼い時に注射が痛くて、「先端がとがったものは危険である」というプログラムができ、それに自動反応している可能性があります。

 

このようなトラウマ的な恐怖は、「クエスチョン積み上げ方式」で、プログラムを削除しましょう。

まず、特定の恐怖を感じるたびに、「なぜ恐怖を感じるのだろう?」と疑問を持ちます。

 

疑問の「?」をその恐怖のプログラムに着けておくのです。

その「?」がたくさんたまっていくと、マインドは自動的にチェックに行き、現在もし必要がなくなれば、そのプログラムを削除することがあります。

わけもなく恐怖を感じる者は、この「クエスチョン積み上げ方式」で地道に除去に追い込みます。

無用の恐怖のプログラムがなくなればなくなるだけ、人生が楽になるハズです。

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恐怖は、できるだけ手放したいですよね!

うまく手放して、人生をもっと楽しくしたいです。

 

今日は、少しは休めましたか?

温かくして、ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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「恐れ」の感情を軽くするには?~『感情の整理術』宝彩有菜 

「新しい上司の前で、何だかオドオドしちゃうんだよね。」

「一生このまま(仕事のポジションだとか、プライベートだとか)と思うと・・・。」

この時期は、まだ慣れない環境に、ハラハラしやすかったり、将来の見通しの悪さに恐れを感じたりしやすいですよね。

 

 

今日は、この「恐れ」という感情をコントロールする方法について勉強したいと思います。

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「痛い目にあうかもしれない」から、自分を守りたい

この「恐れ」という感情は、自分が不利益を被ったり、痛い目にあうかもしれないと想定されるときに起きるそうです。

それは、先回りして念のため肉体に防衛体制をとるよう命じるために、どきどきしたり鳥肌が立つなど体の反応を伴って発生するもの。

 

「どうしよう~?どうしたらいいかわからない!!」

とテンパったマインドが、肉体に応援を求めているのです。

 

「ドキドキする鼓動」などの身体に素早く防衛体制をとらせるのは、

「十分に対策を練ってから行動のスタンバイをしていては間に合わない!」

と、余裕のないマインドが考えるからです。

ですから、頭の処理能力が限界に近付いていると、異常に恐れを感じやすくなるわけです。

 

たとえばあなたは、徹夜などで睡眠不足が続き、あなたのデスクの上も、マインドのテーブルの上も未整理のデータが山積みになって処理能力が落ちている状態。

そんなときに部屋の壁のシミを見ると・・・・、それがオバケに見えて恐れが全身に走る・・・!

そんな経験はありませんか?

ワタシもそんな徹夜明けの朝方に、キッチンで大きなトトロ(?)を見た経験があります(笑)

 

逆に言えば、マインドに処理能力が十二分にあれば、たいがいのことは恐れるに足りないということ!

近くで大きな音がしたときに、ギャーとびっくりする人、何だろうと思う人、動じない人がいますよね。

マインドの処理能力に余裕を持っていれば、びくびくすることはありません。

しかし、いつも処理能力が少ない状態で生活していると、どんな些細なことにもびくびくしやすい生活になるんですね。

自分について考えるのをやめて、相手について考える

つまり、恐れを解消するには、マインドが肉体に「スタンバイの指示」を出さないように生活することが大切なのです。

そのためにはマインドの処理能力に余裕を持たせておくことが大事です。

う~ん、毎日がいっぱいいっぱいじゃ、ダメなんですね~。

 

また、当然ですが、「自分が強い」と思うことで恐れの感情が起きにくくなります。

ただし、いくら肉体的に強くても、内面的に弱ければ恐れにつながります。

何かを失うかもしれない、誰かから拒否されるかもしれない、一人ぼっちになるかもしれない、病気になるかもしれない・・・。

そのような内面的な弱さはどのようにすれば克服できるのでしょうか。

 

それには、失う・壊れることを想定すること。

そしてもしそうなったとしても、そのときにそれを乗り越えられる自信や前向きな態度があれば、恐れが起こることは少なくなります。

つまり、恐れに向かっていく力とは、倒れても傷ついても立ち上がれる勇気のことです。

 

この勇気をあなたの中で湧き起こらせていくには、コツがあります。

実はこの勇気は、自分の欲や得を考えていては湧いてこないのです。

愛や勇気、愛する人や助けたいと思っているときに湧くのです。

相手を最優先にしていて、自分のことをまるで考えていないので、自分のことを心配する思考がなくなるので、「恐れ」は消失するのです。

 

人生を取り返しがつかないものだと思っていると、自信を持って行動することはできません。

が、失敗や成功は二の次で、人生はすべて取り返しがつくと思っているとどんなことにも勇気をもって進んでいけます。

人生は限りがありますから、人生を無駄にしないためには恐れて行動しないよりは、前向きにどんどん行動すること。

あなたのそうした行動が、「恐れ」をあなたの人生から消し去っていきます。

 

「自分をよく見せたい」と言う感情を「相手を思う」ように変えること。

自分の見栄や損得よりも「愛する人や助けたい」と思う思考に切り替えることで、「恐れ」は消えていくのです。

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とりあえず人生取り返しはつくのですから、どんどん失敗を恐れずチャレンジしていくこと。

つい、「自分の見栄え」のために頑張りたくなりますが、「誰かの役に立つこと」を主眼にした方が、結局うまくいったりすることも多いですよね~。

そんな毎日にしていきたいな~。

 

今日も1日、お疲れさまでした。

ゆっくり休んで、素敵な夢がたくさんみられますように!

では、また。

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