1つの肩書。
1つの業界で職人のように働くこと。
今までの日本では美徳とされていましたが、これからはちょっと方向転換して考えてみませんか。
著者堀江貴文氏はその美徳を、ある意味時代遅れだと述べてきました。
著者は毎月1冊ペースで本をし出していますが、本は編集者とライターが著者にインタビューして、まとめているので、大体10時間ほど話せば1冊になるそうです!
「ゴーストライターでも雇っているのかな?さすがホリエモン!!」
と思ってしまいました。
が、著者曰く漫画だって多くのスタッフ、アシスタントによる分業制。
たとえば、2010年から始めてきた著者のメルマガは、刑務所に収監されている間も、獄中から一度も休まず配信し続けました。
うまく分業すれば、そんなことだって可能なのです。
作家気分を発揮して、言葉の隅々までこだわり抜き、1年以上かけて作った本が1万部もいかないなんてことは、よくあること。
印税で言ったら100万円足らずだそうです。
時間をかければクオリティーが上がる、真心を込めれば人に伝わるというのは妄想であると著者は断言します。
それは、そうですね・・・。
読んでいる側からすれば、確かにその通り!
何百もの仕事を同時にこなすためには、「自分でやらないこと」を決めるのが大切だそうです。
実は割愛していましたが、この章の前に、著者は「3つの肩書」を持つことを堀江氏は推奨しています。
あらゆる産業の”タテの壁”が溶けた今、一つの肩書にこだわって生きることはもったいないのです。
修行、下積みと同じように「1つの仕事を定年まで全うするのが正しい」と思っている人がまだ多い日本です。
が、たった一つの肩書で仕事人生を終わらせるのは、人生を無駄にすることだと著者は強く述べているのです。
まず1つのことに1万時間取り組めば誰でも「100人に1人」の人材にはなれる。
1万時間と言うのは、1日6時間やったと考えて5年です。
5年間集中してやれば、その分野に長けた人材に慣れます。
確かにそうですね!
ここで軸足を変えて、別分野に1万時間取り組んだら、何が起きるか。
「100人に1人」×「100人に1人」=「1万人に1人」の人材になれます。
これだけでもかなりのの人材ですね!
他の分野に長けているプロフェッショナルは、現場で重宝しますよね~。
さらに飽き足らずまったく別の分野にもう1万時間取り組めば、どうなるか?
「100人に1人」×「100人に1人」×「100人に1人」=「100万人に1人」の人材が誕生します。
ここまですれば、あなたの価値と給料は驚くほど上がりますね!
肩書を掛け算することで、あなたはレアな存在になれます。
3つ以上肩書がなかったら、ちょっと反省(2秒でいい、と著者は言います)し、欲しい肩書を理想でいいから書いてみることを著者は勧めています。
そして、その肩書を手に入れるにはどうしたらいいか、1万時間を捻出するための計画を具体的に立ててみましょう。
ここで著者は、あなたが数多くのプロジェクトをこなすために、大切なことを解いています。
「バカ真面目」の洗脳を解くことです。
「全部自分でやらないといけない」という思い込みを捨てることです。
自分にしかできない仕事以外は、他人におもいっきり任せることです。
それを実現するためには、ただ読むだけでなく、ちょっとだけでも挑戦することが大切だと著者は書いています。
著者から今回提案する「やってみよう!(JUST DO IT)」は、こちらです。
・あなたが抱えているタスクをすべて書き出そう。
・そのうち、アルバイトや同僚、上司でもできる仕事は赤ペンでつぶしていこう。
・残ったのが「あなたがやるべき仕事」だ。
・赤ペンでつぶしたタスクをやらない方法を考えよう(具体的に)。
・万が一、すべての仕事が赤ペンでつぶされていたら、大問題だ。自分にしかできない仕事はないか、落ち着いて考えよう。
ワタシは、仕事でかかわっているものに関するちょっと角度を変えた方向のものでほしいものがあります。
『スタンフォードの心理学講義』の著者ケリー・マクゴニガルさんも、ヨガ講師など他の肩書もいろいろ持っていました。
あなたが本当にやりたいタスクは、何ですか?
ワタシはとある施設を作っていくことです。
本当は分業できる家事は、もっといっぱいあります。
「家事は主婦(?)がしっかりやらなければ」とつい思い込んでしまっていることを(2秒だけ)反省しました。
食器洗いは子どもたちにも手伝わせようと思います。
そして仕事に至っては、思い返すとさらになんでもかんでも抱え込んでいます!
分担できるものも「一人でやった方が確実で早い」とばかりに、一人でやってしまいます。
「仕事が出来る奴」と思われたいからです・・・。
恥ずかしい。
同僚に「もっと(仕事を)振ってくれたらいいのに」と言われました。
いかん、いかん。
明日からもっと頼ります。
そういえば、読んでくださるあなたのおかげで、ワタシはブログを続けていけました。
ほんのちょっとしたブログではありますが、ブロガーになれたことは素晴らしいことでした。
今までの人生ではありえなかった「自分のことを知らない人にまで発信する」ことを継続できることで、本当にものすごく視野が広がりました。
ありがとうございました!
他の分野モノって、持てたら素敵ですね。
やっぱり仕事分野以外で挑戦するのは、とても良いかも。
ワタシの場合は今のところ、ヨガと絵画とマラソンと読書くらい・・・浅い。浅すぎです。
あなたは、広げてみたい分野って何ですか?
今日は少しは休めましたか?
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。