猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

習慣化マニュアルを完全にあなたのモノにする方法~『「習慣化」ワークブック』古川武士

昨日は、習慣化していくうちの8日目~21日目には、仕事やプライベートの用事や体調などに振り回されやすいことを読みました。

それを乗り越えるためには、身につけたい習慣をパターン化したり、例外ルールを作っておいて、とにかく毎日行動をゼロしないようにすることが大切です。

 

今日は、一番最後の時期について。

この時期は「飽きてくる」。

この最後の時期には何がポイントなのでしょうか。

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倦怠期(飽きてくる)22日~30日

ここまでで習慣化の8割が完成したといえます!

しかし最後の「倦怠期」は、マンネリ化を感じてしまう、気の抜けない時期となります。

 

倦怠期は、徐々に続けることの意味を感じなくなったり、物足りなくなったりして、「意味ないかも」「つまらないなぁ」「飽きてきた」と感じる時期です。

 

しかし、このような考えに流されてはいけません。

これこそ、習慣引力の最後の抵抗でもあるのです。

ここを乗り越えてようやく、習慣化に成功します。

最後の倦怠期を上手に乗り越えましょう!!

 

なかには、30日目以降に倦怠期がやってくる人もいます。

が、22日目から30日目までにマンネリ化への対策をしておけば、今後いつ倦怠期が襲ってきても大丈夫です。

倦怠期の大きなテーマは「変化をつける」ことです。

 

1 変化をつける

同じことを続けていると、その単調さから徐々に飽きてくるものです。

そんなときは、小さな変化を持ち込むことをおすすめします。

たとえば、英語学習であれば、勉強する場所を変える(自宅からカフェへ)、題材を英語テキストから好きな本に変える、などです。

 

変化をつけるポイントは、バリエーションを用意しておくことです。

最低でも3つくらい考えておくと、習慣化の後も安心。

ただし、不安定期につくったパターンやルールを安易に変えないようにすることが大事です。

せっかくつくった習慣リズムを崩してしまう危険性があります。

 

2 次の習慣を計画する

最後に、次に習慣化したいテーマを見つけ、それを実践するためのプランをつくってください。

よい習慣を増やすことで人生は変わっていきます。

だから、習慣が1つ身についたら、すぐに次の習慣に取り組む準備をしておくことを著者は勧めています。

 

倦怠期に次の習慣化プランをつくっておくと、今の習慣は人生を変えるための通過点の1つにすぎなくなり、「さあこれを乗り切って次に行こう」とやる気がわいてきます。

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今日も1日、お疲れさまでした。

 

今夜も、すてきな夢が見られますように。

では、また。

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習慣化の中だるみを解消する方法~『「習慣化」ワークブック』古川武士

昨日は、習慣化しはじめる1日目から7日目には、いつも通りを維持しようとする習慣引力が最も強い、挫折率が一番高い期間だということを読みました。

その対策として、ベビーステップ(ごく小さい1歩)で始めること。

そして、シンプルに記録すること。

それが大切でした。

 

そうした一番初めの時期が終わると、予定に振り回されやすい時期になります。

年末年始の忙しさの中で、さまざまな予定が入っても、あなたが手に入れたい習慣をゲットするには、ちょっとしたテクニックがあるのです。

 

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不安定期(振り回される)8日目~21日目

反発期を過ぎたこの時期は、不安定期で、急な残業やプライベートの予定に振り回されてしまい挫折することが多い時期です。

不安定期の挫折率は、著者の経験上40%。

反発期同様、挫折率が高い時期です。

 

反発期はベビーステップでもいいから、とにかく続けることで、習慣引力に身体を慣らしてきました。

不安定期はハードルを上げ、大きな推進力で習慣引力を振り切ります。

たとえば、「1日30分英語学習する」ことが、習慣化の目標だったら、30分間しっかり毎日勉強を続けることにします。

そこで問題となるのが、急な残業やプライベートの予定です。

時間が取れなくなるのです。

この問題を上手にクリアするために、「不安定期は続ける仕組みをつくる」ことを目指します。

 

1 パターン化する

パターン化とは、「あなたが身につけたい習慣を一定パターン(時間・場所・行動)に落とし込んでしまう」ことです。

一定パターンで続けることは、習慣化にとても効果的です。

パターン化することで、身体に行動リズムを覚えさせることができるからです。

身に着けたい習慣にフィットする時間帯や場所・行動を考え、そのパターンを「聖域」として確保するようにしましょう。

2 例外ルールを設ける

パターン化して「21時からの1時間は英語の勉強をする」と決めたとします。

しかし、残業で帰宅が23時になった日はやる気がわいてこないものです。

そして「今日ぐらいやらなくてもいいや。明日頑張ろう」という誘惑がやってきます。

 

しかし、これが挫折のきっかけになります。

このような急な予定や決めたとおりに行動できない場合に有効なのが、「例外ルールを設けること」です。

例外ルールとは、「残業や飲み会・やる気がしない時に何をするかをあらかじめ決めておくこと」です。

 

飲み会、残業、週末の家族との予定、天気(雨・寒さ)、気分が乗らないなど、決めたことが守れないケースは必ず出てくるものです。

その時に適用する簡単な例外ルールを決めておくこと。

反発期と同様に行動をゼロにしないことが目的なので、たった1分、1回でもいいので、小さく行動しつづけましょう。

「パターン化+例外ルール」であなたの続ける仕組みの8割が完成します。

 

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よく、この不安定期で挫折してしまうので、パターン化と例外ルール、やってみようと思います。

 

今日は少しは休めましたか?

寒い日が続いていますので、温かくしてお休みください。

では、また。

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来年は習慣力をゲットする!最初のステップで大切なこと~『「習慣化」ワークブック』古川武士

昨日は、誤字が多くて非常に失礼いたしました・・・。

本日は習慣化していくプロセスでその時期時期で必要なことを読んでいきます。

来年は、さらに新しい習慣をモノにして、ますます楽しい1年にしていきましょう~!

 

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習慣化のロードマップ

行動習慣を身につけるためには、1か月毎日行動を続けることで習慣引力を振り切る必要があります。

3日坊主という言葉があるように、初めの1週間は、本当にやめたくてやめたくて仕方ない時期です。次に、予定に振り回される時期が来ます。

忘年会が入ったり、あいさつの関係で時間が取れなかったり、やることがたくさんできることにより、習慣化が難しい時期というのがやってくるものです。

そして最後には、マンネリ化の罠が待ち受けています。

これらは、脳に備わった習慣引力が巧妙に「現状維持」をしようとするメカニズムであり、私たちの生命を維持するために必要なことでもあります。

しかし、新しい習慣を手に入れるためには、この習慣引力を引き離していくことがたいせつ。

 

このように1か月は、毎日が同じように流れているようで、まったくそうではないのです。

大きく3つの期間(反発気・不安定期・倦怠期)に分かれます。

これをロードマップに示してあります。

この3つの期間を上手に乗り越えることで、習慣化の境地にたどり着くことができます。

 

それぞれの日数は、1か月で習得できる行動習慣を基本に提示しています。

身体習慣(ダイエット、運動、早起き、禁煙)は、3倍の3か月が習慣を手に入れるためにかかる長さです。

思考週刊(論理的思考、発想力、ポジティブ思考)は、6倍の6か月が習慣を手に入れるためにかかる長さです。

あなたが手に入れたい習慣に合わせて長さをおおよそ考えておいてください。

 

反発期(1か月くらいで習得できる行動習慣ならば1~7日)

症状:やめたくなる

スタートしてすぐの7日目までの反発期は、いつも通りを維持しようとする習慣引力が最も強い、挫折率がいちばん高い期間です。

著者の調べでは、実に42%の人が、この時期に挫折しています。

習慣引力はいつも通りを維持しようとしているわけですから、7日間までにやめたくなったとしてもあなたを責める必要はありません。

ここは難しい時期だと知ったうえで、上手に乗りきる方法を考えればいいのです。

また、裏を返せば、最初の7日間を上手に乗り切れbあ、半分は成功したようなものです。

具体的方策1 ベビーステップで始める

ベビーステップ、つまり赤ちゃんの1歩です。簡単に言うと「小さく始めましょう」ということ。

どんなに大変でも、小さなステップなら始めやすくなります。

 

たとえば、毎日1時間英語学習をするという場合、まずは15分の聞き流しから始めます。

慣れてきたら聞き流しながらリスニングに変え、時間を延ばしていくのです。

このように小さく始めることで、習慣引力の抵抗に負けずに続けることができるのです。

具体的方策2 シンプルに記録する

反発期の対策の2つ目は、シンプルに記録することです。

記録することで、自分の行動が見えるかされ、やる気が出てきます。

また、行動を自己管理することができるようにもなります。

 

特に数値と感情を記録することで、モチベーションはアップします。

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では、続きはまた次に。

 

今日もお疲れさまでした。

ゆっくり休んで素敵な夢を。

では、また。

 

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習慣化のロードマップ~『30日で新しい自分を手に入れる「習慣化」ワークブック』古川武士

「新年の抱負」を書く1月1日。

これが1か月を切ってきました。

大概の目標は、ちゃんと書いておいて、目に見える場所にあればうまくいきます。

人によって書いておく媒体はいろいろですよね。

手帳、スマホ待ち受け画面、スマホメモ画面、別冊ノート、ビジョンマップ・・・。

 

仕事、家事、運動などのことは、80%ぐらいの打率で叶えることができています。

しかし、食生活面がどうにもうまくないんですよ~。

だらだら食いが、この冬復活してしまったので、1月までに締め直しです。

先日読んだ『良い習慣・悪い習慣』でも、「食生活は複雑な生活要因が重なるために、そう簡単に習慣を変えていくのは難しいのだ」とありました。

そこで、行動科学の見地から、習慣引力をふりきる方法を読んで、スモールステップで確実に食生活を変えていこう!と思います。

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習慣化には3つのレベルがある

一口に習慣といっても、さまざまなレベルがあります。

レベル1 行動習慣

1か月くらいで身につくもの

・勉強

・日記

・片付け

・節約

レベル2 身体習慣

3か月くらいで身につくもの

・ダイエット

・運動

・早起き

・禁煙

レベル3 思考習慣

6か月くらいで身につくもの

・論理的思考

・発想力

・ポジティブ思考

 

本著では、レベル1の行動習慣をまず中心に扱います。

ワークは1か月×3セットとなっているので、まずは身につけたい行動習慣(レベル1)をやってみるのを勧めています。

習慣引力を振り切る必要がある

習慣化が難しいのは、私たちの身体に「いつも通りを維持しよう」という本能があるからです。

この本能には2つの働きがあります。

1.脳が、いつも通りを維持しようとする

朝起きる、顔を洗う、歯を磨く、といったことのほとんどを無意識に、少ない労力でできるのは、この習慣引力のおかげです。

2.変化に抵抗する

いつも通りを維持しようとする裏返しとして、習慣引力は変化に抵抗します。

いつも通りのパターンに引き戻そうとすっるのです。

新しい習慣を身に着けるのが難しいのは、習慣引力がある以上あたりまえのことなのです。

 

習慣化には、習慣引力を振り切るだけの推進力が必要です。

この推進力不足こそが、習慣化に挫折する一番の原因です。

大きな推進力が必要なわけではありません。

新しい身につけたい習慣を「いつものこと」と脳に認識させるプロセスを踏めばいいのです。

 

習慣化に成功するまでは、毎日やる

習慣引力を振り切る推進力として、いちばん強力なものは、毎日続けることです。

「運動を週に3回とか4回するようになる」などの習慣づけであったとしても、習慣化していくならば、ハードルを下げてでも毎日行動することにより、脳が「この行動はいつも通りのものだ」と認識していきます。

 

著者の習慣化サポートの経験からも、30日毎日行動し続けた人と、週3回の行動の人出は、明らかに前者のほうが成功していました。

 

習慣化の原則

週に1つの習慣に取り組む

今回の「習慣化のメソッド」は、欲張りすぎると挫折しやすいそうです。

このメソッドを行うのは、1度に1つ。

たとえば、「早起きする、ジョギングする、片づけをする」と決めたら、どれか1つでもうまくいかなかったときに、総崩れしがちなのです。

まずは早起きに着手する。

次に片付け。

そしてジョギング、というように、1つずつ習慣化していきましょう。

ルールはシンプルに

取り組むのが1つの習慣でも、そこに複雑なルールがあると習慣化が困難になります。

例えば英語学習を習慣化しようと思ったとき。

通勤電車で英単語、昼休みにリスニング、週末は文法学習、と細かくルール化してしまうと、挫折します。

こんなときは、何をやるのが最も効果的かを考え、行動を1つに絞ること。

たとえば最初の1か月は通勤電車での英単語。

2か月目以降に自宅でライティング、など。

結果より行動を重視する

習慣化がもたらす結果にどうしても注目したくなりますが、結果にこだわりすぎると挫折につながります。

たとえば、6か月でTOEICの点数を200点アップという目標を設定し、毎日2時間の英語学習をスタートしたと思います。

見事毎日勉強が続けられたものの、3か月後の結果は50点の伸びしか見られなかったとします。

多くの方が、ここで勉強時間を倍にして伸びようとします。

しかし、こうした無理がきっかけで、1年後には英語学習をやめてしまうケースがほとんどです。

これは、結果を意識しすぎて習慣行動のリズムを崩す典型的な例です。

習慣は目的・目標のための手段です。

目的・も幾票を見据えて習慣行動を決めたら、次はプロセスに注目してください。

結果は必ずついてきます。

習慣化ロードマップを把握して、対策を打つ

行動習慣を身につけるためには、1か月間毎日行動を続けることで習慣引力を振り切る必要があります。

3日坊主という言葉があるように、スタート当初の1週間は、本当にやめたくてやめたくて仕方がない時期です。

次に予定に振り回される時期が来ます。

最後にマンネリ化の罠が待っています。

これこそ、習慣引力が巧妙に現状を維持しようとするメカニズムなのです。

 

1~7日目(反抗期)

・やめたくなる

・対処は、とにかく続ける

・対策は

①ベビーステップで始める

②シンプルに記録する

 

8~21日目(不安定期)

・振り回される

・対処は、仕組みを作る

・対策は

①パターン化する

②例外ルールを作る

 

22日~30日目(倦怠期)

・飽きてくる

・対処は、変化を作る

・対策は

①変化をつける

②次の習慣を計画する

 

自分にアファーメーション(自己暗示)をかけていくにしても、新しい習慣を手に入れるときの習慣引力はなかなかのものです。

そこで、習慣化していく順番に自己暗示をかけて、脳を「これがあたりまえなのだ」と書き換えていこうと思います。

 

明日は、これらのロードマップを詳しく読んでいきます。

 

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春には、薄手のニットをシュッとしたウエストで着る!

そんなお楽しみを思い浮かべつつ、ちょっと習慣化してみようと思います。

 

今日もお疲れ様でした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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新しい習慣を手に入れるときに注意するところ~『良い習慣 悪い習慣~世界No.1の心理ブロガーが明かすあなたの行動を変えるための方法』ジェレミー・ディーン

習慣づけに対する心理学者たちの研究があります。

学者たちは意図して働きかけることで、悪い習慣を変えさせようとしましたが、結果は満足いくものではありませんでした。

すでにある習慣を打ち破るには、意図した決定だけでは弱いのです。

なおかつかなりの時間を要します。

そこで、習慣のからくりについて整理し、そこにダイレクトに効く方法を考えていきましょう。

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人間はハトと同じ?

習慣化についてのの古い考え方では、スキナーの「ハトを複雑にしたのが人間だ」というものがあります。

この考え方で言うなら、習慣は環境からの報酬に対してごく単純に築かれる、という単純なことと考えます。

 

たとえば、働けばお金がもらえるますね。

さらにもっと一所懸命に働くと昇進して、もっとお金がもらえる。

つまり環境から学習する。

だから、勤労意欲が高まっていくわけです。

 

あるいは、人からもっと好かれたいと思ったとします。

笑顔が役立つことに気づく環境があったとします。

するともっと笑うようになりますね。

そして、人に微笑みかけるという習慣が生まれる。

 

しかし人間は多くの部分でハトとは違います。

違う点として1つめは、夢を持つことができるということです。

そしてもう1つ違うこと。

残念ながら習慣化を脱線させてしまうことです。

 ハトに生まれなくて残念がっていても意味がないので、注目すべき点としては習慣がいつ「脱線するか」に注目すべきです。

習慣が目標がそれてしまい、人間の中のハト的部分が機能しなくなるのはいつなのでしょうか?

ダイエットしたいのに山のようなお菓子に手が伸びてしまうのは?

昇進したいのに仕事中ぐずぐずする時間ができてしまうのは?

お酒の量を減らそうと決断したのにもう一杯を頼んでしまうのは?

 

人間の生活はハトよりも、昔よりもはるかに複雑になっています。

それによってそこには、

「目標」と「習慣」が無意識に意味づけされている

という罠が、見えないとこくさん張られているのです。

 

ある実験があります。

被験者の半数には「社交にふさわしい」都市を思い浮かべてもらいます。

もう片方の集団には、社交とはあまりかかわりのない史跡にふさわしい都市を思い浮かべてもらいます。

社交にふさわしい都市を思い浮かべてもらう方のグループが、実験のねらいの対象群です。

 

そして、実験に協力してもらった謝礼として、「紅茶/コーヒー」の割引券か「ビール/ワイン」の割引券を選んでもらいます。

 

すると、飲酒常習者の場合、社交について無意識に考えることでアルコールの割引券を選びやすくなりました。

しかし飲酒常習者でない人の場合は、とくに違いはありませんでした。

 

つまり、「人付き合いについて考える」だけで、飲酒という概念が活性化されたことになります。

 

これが示しているのは、目標(人付き合いの喜び)と目標達成の手段(飲酒)との分離、手段の一人歩きです。

 

アルコールの効能が持つ皮肉の一つは、それが効果的な推論能力を弱めるこということです。

だから私たちは習慣にもっと依存せざるを得なくなるのです。

したがって一度酒を飲んだら、、人付き合いで喜びを感じるという目標が、さらなる飲酒の習慣を活性化しやすくなります。

それが行き着く先は、ご存じのとおりです。

 

こうした日常の目標と習慣の分離は、気づかぬうちに生じていて、私たちは習慣と目標の強いきずなを気付いてしまったため、習慣が目標達成に役立たなくなっても気づかないのです。

実生活はオンオフスイッチよりも複雑だからです。

 

ここで明らかになるのは、ハトの理論よりもちょっと入り組んだ「習慣観」です。

私たちの心の中には、望むもの(パートナー、お金、チョコレート)と、そのためにする行為(出会い系サイトへのアクセス、強盗、自販機の利用)の間にごく単純なつながりがあるわけではないのです。

人には計画や目標、あるいは願望や衝動があります。

だから、人間の暮らしは複雑なのです。

では、どうするのか!?

大事なポイントは、身の回りのモノによって、目標や願望が無意識のうちに活性化される可能性を知るということです。

それも、悪いタイミングで。

 

時に私たちは高齢者のことを無意識に思い出すように仕向けられたために廊下を歩くスピードが遅くなります。

あるいは、もっと飲みたいからではなく、もっと友達としゃべっていたいからビールを飲みすぎてしまうようなことがあるのです。

要するに、長期的な目標にそぐわない行動・行為は誘発されます。

 

習慣をつけ、習慣を習慣をやめる上で重要なことは、無意識化で様々な現象が起こっているという事実を自覚することです。

無意識とは、概して地核のように不可知です。

直接触れることができないからです。

だから、心の奥深くにいだいたもくひょや願望が知らぬ間に作動しないとも限らないのです。

変わりたいという意識や意図も、自動的・効率的につい起こしてしまう行動の前では、あまりにも無力です。

 

そこで、新しい習慣を身につけていくには論理的で現実的なスキルや手段を必要とするのです。

 

本著では、このあとはそれぞれの習慣についての分析が中心なので、習慣を手に入れるスキルについては別著を読んでいきたいと思います。

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なかなか新しい習慣が入らない分野があります。

「ほどほどに食べる」が入らないのです!

本著によると、食生活の習慣を変えていくことは、かなりハードルが高いものであるとのこと。

そうですよね~。

おいしそうなものを見ると、「もう少し家事をがんばるために、一口だけ・・・」「午後の仕事を効率よく終わらせるために、おやつを1つだけ・・・」とやってしまう!

今週はマラソン大会があるのに、目標体重にプラス2キロです。

 

もうちょっと軽くしてその次の大会に臨みたいので、行動系の習慣についての心理学について勉強しなおしたいと思います。

 

今日もお疲れ様でした。

ゆっくり休んで素敵な夢を。

では、また。

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来年の目標を立てるために習慣づけ!~『良い習慣 悪い習慣~世界No.1の心理ブロガーが明かすあなたの行動を変えるための方法』ジェレミー・ディーン

1つの習慣を身につけるのに21日かかる、という説が多く流布しています。

手足をなくした人が整形手術を受けた時に、その手足が「ある」という感覚を感じ続けるのが21日間であるとしたことから、そうした説が流布したとされています。

 

しかし、どんなことをどんな状況で続けるのか、についてはあまり触れられていません。

運動、禁煙、日記、側転・・・・。

しかし実験では、実際に「夕食後13分走る」「昼食時に果物を1つ摂る」などの習慣をつけるために何日間かかるか測定したところ、84日間の調査のなかで、平均で66日かかったのです!

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習慣は、いかに生まれるか

十分なデータをとれた被験者のなかで、平均66日で習慣が身についたのですが、その中で意外だったのは、1日や2日サボっても、習慣形成にあまり影響が出なかったことです。

そして結果として分かったことのもう1つに、どんな習慣を目指すかによって、所要時間は大きな差があるということでした。

 

朝食後に1杯の水を飲む、という習慣は20日程度で獲得することができました。

しかし、昼食時に果物を1つ摂ることを目指した人たちは、その習慣の獲得に少なくとも倍以上の時間を必要としました。

さらに運動習慣は1番むずかしく、ある参加者は「朝食後に腹筋運動50回」を84日たっても習慣化できませんでした。

ところが、「朝食後に10分歩く」を50日で習慣化した人がいます。

 

実は、習慣の繰り返しと自動性の間には関係性があるのです。

つまり、最初のうちは習慣化へ向けての進歩が大きいのですが、時間とともに進歩の度合いが小さくなります。

頂点に近づくにつれてなかなか高度が稼げなくなります。

 

ただし、ごく一部の参加者は新しい習慣を自然にものにすることはできませんでした。

 

全体としては習慣を築くのにはずいぶん時間がかかる印象があり、調査にかかわった研究者たちを驚かせました。

調査期間は84日だけでしたが、その後の動きを予想すると、なかには習慣化するのに254日かかりかねないものもあったといいます。

習慣はストレスを抑える?

私たちの忙しい1日は、どれくらい習慣化されているのでしょう。

行動の固まっていない若者を対象にしてみても、1日のうちの行動の50%くらいが

習慣化されたものであることがわかっています。

そして、習慣的な行動をしているときに心の中ではどんな動きをしているかというと、「ぼんやりした感覚」だとあなたも気づくと思います。

歯を磨いているとき、テレビを見ているとき、そうした行動を意識しているのは、実際に行動している時間の40%にすぎませんでした。

 

これは習慣の大きな利点です。

つまり、雑念を排除して、ほかのことを考えられます。

週末の力についてでも何でもいいのです。

習慣のおかげで、意味のない繰り返し作業を無意識に片付けながら、意識のっ分を自由に働かせることができるのです。

決断疲れという、意思決定を下すだけでも精神的に消耗するという事実があります。

何も考えずに自然にできる習慣行動は、ほかの思考の処理能力を広げてくれるわけです。

 

もう1つの特徴として、習慣は無感情のうちに行われる、ということがあります。

人は慣れてくると感情反応が失われていきます。

ビール、音楽、性的なものなど、最初は興奮とか快楽を与えてくれるのに、やがてマンネリ化しますよね。

 

そして、一人暮らしの人のほうが、1日の動きが習慣化した行動がより多くの時間を持つことになります。

引っ越しなどをすれば、朝つかう調理器具の位置を探すことでいつもより時間をとられたりします。

 習慣を身につけることは、余計なストレスから解放され、豊かな発想力をあなたに与えてくれるのです。

 

習慣は意図したとおりに起こすことができるのか?

私たちは、強く意図を持つことで、なんでも習慣化することができるのでしょうか?

たとえば、池の周りをぐるっと散歩する習慣がついた人がいます。

しかし実は、我々には無意識のうちに主観から糸を推測するということがあります。

池の散歩はまったくの偶然から始まったのかもしれない。

それでも人間は、習慣が出来上がると理由を探したくなるのです。

この人はアヒルが頭に思い浮かんだので、「アヒルが餌を食べている姿を見るのがかわいらしいから、」と答えるかもしれないのです。

 

私たち人間は、思考と行動を常に一致させたいと望むものです。

私たちはみんな正しくありたいのです。

そして何よりも正しくあらねばならないのは、我とわが身に関してです。

習慣化したものと後からの理由付けという逆方向の思考がさそこで生まれるのです。

意図通りの行動は、結局のところ難しい?

このように、ある目的として習慣を作ることができますが逆に、行動から意図を推測している場合もあります。

現実には、この2つのプロセスは同時に進行しています。

それが習慣なのです。

 

健康な食生活をしよう、新しい仕事に就こう、と思ったら、ジャンクフードと今までの職場に通うという習慣をやめられるのでしょうか?

この疑問についてはたくさんのことが分かっています。

心理学者が人の行動を(できるだけよい行動へ)変えたがっているからです。

献血、運動、リサイクル、投票など、人の習慣を変えられるかどうかに関する研究は数多くあります。

ある研究では、どれくらいファストフードを食べるか、きちんとニュースを見るか、健康のためにバスを止めて歩くか、などを被験者自身が予測できるかを実験しました。

 

まず各人に今後1週間でどれくらい実行するかを尋ね、それまでどの程度実行できていたかを尋ねます。

それから1週間、それらをしたかどうか書き留めてもらいます。

 

結果、習慣の頻度が弱い時は、ある特長がありました。

たとえばテレビのニュースを見ない人は、そのあとの

習慣が、意図通りになりました。

自己制御ができるという意味では好ましい結果です。

 

ところが、習慣の度合いが強まるにつれて、意図が行動を予測できなくなりました。

例えばファストフード店へ通う習慣のある人は、その頻度を減らそうと考えまいと考えようと、習慣はとにかく変わりませんでした。

 

でも、それだけではないのです。

今後一週間の行動予測にどれくらい自身があるかも尋ねていました。

すると、ちょっとおかしな結果が出ました。

最も強い習慣を持っている人(つまり、そのあと一週間の行動予測が一番外れた人)が、予測に最も自信を持っていたのです。

 

この事実は、負の側面を示唆するだけにショックです。

どうやら自信があることと、習慣の定着は通りいっぺんの関係ではないようです。

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明日は、「どうやったら習慣化しやすいのか」について読んでいきます。

 

今日もお疲れさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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あなたを一番癒す方法は?~『潜在意識をとことん使いこなす』C・ジェームス・ジェンセン

病気についてあれこれ人に話をしていると、何だかますます悪化していったり、一向に治らなかったりすることがありませんか?

調子の悪いことを自分自身でそれを口に出し続ける

→そのことによって、それを余計に自分に信じ込ませる

→そしてそれはアファーメーション(自己暗示)となって、現実になる。

 

恐るべきことですよね~!でも、ワタシもよくやってしまいます

 

しかし、その強烈なアファーメーションのパワー。

これを逆手にとってあなたのヒーリングパワーを全開に覚醒していくこともできるのです!!

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あなたを癒すのは医師ではない!

本当にあなた自身を癒すものは、医者でも薬でもありません。

例えば風邪薬は、今困っている痛みを和らげてくれます。

が、病気そのものを治すために一番頼りになっているものは、結局体力そのものを取り戻すことで治す、自然治癒力と呼ばれるものですよね。

自分自身を癒す力というのは、生命に備わっている原理なのです。

あやしげな心霊療法でもときに治ってしまう人がいるように、「気持ちの持ちよう」つまり潜在意識の力は、絶大です。

風邪をひいていても、気持ちの持ちようが変わった瞬間に、何だか体調が上向きになったりすることもありますもんね。

明確なイメージ化で自分を癒す!

では、自然治癒力をアゲる方法です。

 

あなたが「癒されたい」「健康になりたい」と考えるなら、まず自分の望む結果をリアルに想像すること。

それが、現実であるかのように、まざまざと感じながら想像します。

ここでのポイントは、信じること。

強く強く信じます。

 

つまりは、アファーメーション(自己暗示)です。

このアファーメーションをする際には、まず自分が現実に体験したいものについての考えやイメージ、あるいは計画を意識的に選択します。

そして、その考えやイメージを現実に起きていることのように感じることができれば、それらを潜在意識に届けることができる、と信じること

 

癒しは必ず得られると考えて、そして感謝すること。

さらには、つねに困難について考えないようにしていること。

 

するとやがて、何かに導かれるように、あなたはまたアファーメーションを行うようになります。

アファーメーションをしているとき、あなたは好ましくない状況に力を与えることを断固拒否しましょう。

これを繰り返していると、「癒しが訪れないかもしれない」と疑うことがなくなります。

このような心構えが意識と潜在意識の協調的な協働をもたらします。

それによって、さらにまたヒーリングパワーは発揮されるのです。

 

ただもう一方で、その不調が何かのサインである可能性もあるので注意しましょう。

今、心身医療の医師たちの間では、あらゆる病気の陰に、適切に対処されてこなかった、あるいは「抑圧されてきた」感情が存在する、と考えられています。

では、この適切に対処されてこなかった感情(たいていは怒りやストレスなど)にはどんな意味があるのでしょう。

身体の症状は、心と身体が発する「あなたの生活のどこかを変える必要がある」という合図です。

あなたの身体はまずささやきます。

次に声を上げます。

それでも聞き入れられなければ叫ぶのです。

まだ聞いてもらえない時、「もう遅い!」と悲鳴をあげるのです。

 

 

 

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寒い日が続いています。

寒暖差に疲れたら、がんばったあなたを癒してあげてくださいね。

 

ゆっくり休んで素敵な夢を。

では、また。

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