猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

あなたの縛りを1つ外す方法~『マイナス思考からすぐに抜け出す9つの習慣』古川武士

あなた自身を縛ってしまうものに”自分ルール”があります。

これは、あなたの自己評価が低い原因かもしれません。

あなた自身に寛容になることは、ストレスから解放されること。

あなたに過剰なルールが働いていなか、見直してみませんか。

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自分ルールを見直す

「自分は〇〇であるべきだ」

「自分は〇〇しなければならない」

これらはあなたが無意識で思い込んでいるものですが、強く思考と行動を左右させています。

幼少期(7歳くらいまで)に親に言われ続けた自分ルールは、一見基準で厳格さがあるのが特徴です。

全くない、というのでは人間としての生活に不自由をきたします。

しかし、過剰であると、自己嫌悪に陥りやすいもの。

ストレスもたまりやすくなります。

自分ルールに合わない限り、NGと判断し、自分を過剰に攻めるからです。

 

「自分はダメだ」

「自分は頑張っていない」

「自分は中途半端だ」

という言葉をよくあなたがあなた自身に投げかけているならば、その傾向があるかもしれません。

自己評価が低い人は、極端な自分ルールを数多く持っています。

しかし、過剰な自分ルールが多すぎると、生活も人生も不自由です。

 

ちなみに、自分ルールが厳しい人は同じルールで人にも厳しいものです。

自分のルールをゆるめることで、自分に寛容になることは、他人に寛容になることと同じです。

 

心理学では、自分を駆り立て、そうせざるをえなくなるものとして、「5つのドライバー」という考え方が知られています。

その5つとは、

①「完全であれ」(私は常に完璧を目指すべきだ)

②「他人を喜ばせろ」(私は相手をがっかりさせてはならない)

③「もっと努力せよ」(私は決して怠けてはいけない)

④「急げ」(私はもっと早くするべきだ)

⑤「強くあれ」(私は強くあるべきだ)

自分ルールを見直す方法

 これらの5つのドライバー。

あなたは何個に対して「強く働いているな」と思いましたか??

ワタシは全部です!

がっつり働いております。

そこで、これらを見直す方法です・・・。

 

自分の中にあるルールを数値化する

①完全であれ②他人を喜ばせろ③もっと努力せよ④急げ⑤強くあれ

この5つのうちのどれが強く働いているか、ちょっと考えてみてください。

仕事でもプライベートでも、自分のなかで働いているルールを5つのドライバーを参考に書き出し、それぞれ10点満点中、何点になるかを数値化してみます。

 

ちなみにワタシは

①完全8点②他人を喜ばせろ7点③もっと努力10点④急げ6点⑤強くあれ8点

といったところでした。

 

重いルールの緩め方

点数が高く、あなたにとってストレスになっているルールを選びましょう。

そしてそれをゆるめるように、「~べきだ」という言葉を「~のほうがいい」という新しい言葉に置き換えます。

 

確かに「強くあるべきだ」を「強い方がいい」に置き換えたら、ずいぶんラクになりました。

ぜひともやってみてください。

自分軸をはっきりさせる方法

あなた自身の成長を確認できること。

それができると、等身大のあなた自身を愛せるようになります。

 

2006年トリノオリンピックで金メダルを獲得した荒川静香さんのような一流トップアスリートでさえ、葛藤しながらネガティブな状態に陥るといいます。

常に自己評価は揺れ動くものなのです。

そんな時荒川さんは、他人ではなく昨日の自分に勝とうと考えて心を立て直したそうです。

「他人ではなく、過去の自分と比較する」を実践していたのです。

 

自己評価が低い人は、他人と比べたくなります。

他人との相対的な比較の中でしか自分の存在を認めにくいからです。

社会の基準や他人の価値観で評価され、自己評価を安定させようとしています。

 

しかし、比較するほど他人がすごく見え、自分がダメに見えて劣等感にさいなまされるのです。

社会の価値観や会社の基準で人と比較されることは避けられませんが、自分が自分を評価するときに他人との比較の中だけしか自己評価できなければ、自分らしく生きることはできません。

では、どうすればいいのか?

 

1つの方法は、自分軸を明確にすることです。

あなたが「どんな人になりたい」のか、「何をしたい」のか、「どんな価値観を持っている」のかをハッキリさせることが自分軸を作ることになります。

 

そして、荒川さんのように、過去の自分と比較して少しでも成長し、ありたい姿に1歩1歩近づくことで、等身大のあなたも同時に愛せるようになるのです。

自分軸をはっきりさせる方法

自分の目標を作る

憧れの人がいるなら、その人の何に憧れているのか具体的にしてみましょう。

目標になりたい姿を描くうえで大切なのは、「できるかどうか」をいったんわきに置いて考えることです。

理想とする人がいる場合は、その人の何に憧れているのかを具体的に考えましょう。

 

仕事ぶりなのか?

周りに気づ変える性格なのか?

端正な顔立ちやファッションなのか?

生き方なのか?

具体的にピックアップしてみると、見えてくるものがあります。

 

自分欲求を明確にする

あなたが何をしているとき、一番ワクワクしているかを、ふりかえってみましょう。

自分欲求とは、「自分が何にワクワクするのか」のツボのことです。

過去に自分がワクワクしたことをリストアップすることで、何が自分をワクワクさせたのかを深く追求することができます。

 

プラスの視点で1日を振り返る

その日1日でうまく行ったことや発見したことを思い出しましょう。

1日を振り返り、できたことや成長したこと、学んだことをノートに書き出してみましょう。

その際はまずは反省するのではなくプラスの視点から振り返る習慣をつけましょう。

 

さらに成長するための行動を考える

課題を振り返るときは、自分と向き合い行動志向の質問をしましょう。

1日を振り返って、反省することを見つけるかもしれません。

その時は、「次はどう工夫する?」など行動志向の質問をすることがポイントです。

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このクッキー、珈琲との相性が神がかっていますよね。

 

マイナス思考になりがちなのは、あなたが子どものころ一生懸命周りの期待に応えようとしてきたからかもしれません。

がんばりすぎてしまったあなたのコリが、1つでも緩んでくれることを祈っています。

 

今日もお疲れさまでした。

ゆっくり休んで素敵な夢を。

では、また。

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『マイナス思考からすぐに抜け出す 9つの習慣』古川武士

逆境を乗り越えてきた芸術家や、歴史的偉人、それから著者がコーチングしているクライアントなどの言葉や電気、実例から書かれた著書です。

著者は習慣づけの著者でよく知られる古川武士さん。

『「続ける」習慣』などの著書でも有名な習慣化コンサルタントです。

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マイナス思考から抜け出す大きな9つの思考習慣

細かい思考習慣はまたあとで読んでいくとして、まずは本著の根幹になる大きな9つの思考習慣です。

逆境や苦難に直面したとき、歴史上の偉人たちがどのように受け止めてきたのかについては、共通点があります。

起きている事実は1つでも、受け止め方や考え方は何通りもあり、選択できます。

偉人たちがすごいのは逆境や苦難を乗り越える考え方の習慣にあるのです。

 

習慣1 等身大の自分を受け入れる

習慣2 相手を変えず見方を変える

習慣3 徹底的に具体化する

習慣4 さまざまな視点から眺める

習慣5 できることに集中する

習慣6 運命を引き受ける

習慣7 完璧主義をやめる

習慣8 プラスの側面を見る

習慣9 「今」に集中して生きる

 

書くことが習慣を作る

考え方の習慣を変えるためには、思考を客観的にチェックすること、「書く」ことが重要です。

頭の中でモヤモヤ考えていると思考をコントロールすることは困難です。

特に、新しい思考習慣を適用するには、ノートに書くことが大前提になります。

習慣化のために、ノートを用意することを著者は勧めています。

また、本著では思考習慣には時間がかかることも書いてあります。

一時的にマイナス思考から抜け出すためだけでなく、長期的な思考習慣を変えていくことを目標としているからです。

そして、読むだけでなく実践し体験することで知恵にしてほしいと著者は書いています。

せっかくなら、読んでみておもしろそうなところから、ワタシと一緒に実践してみませんか。

等身大の自分を受け入れる

「差」ではなく「違い」ととらえる

等身大のあなたを受け入れると、劣等感を抱かず自分自身に期待できるようになります。

マイナス思考から抜け出しやすい人は、等身大を受け入れている人です。

長所も短所もあることを前提としているので、他人と比較しても「差」の観点だけでなく「違い」の観点からとらえることができます。

自分で自分をどう「自己評価」するのか。

これが低いと劣等感や自己権をにさいなまれ、ストレスがたまり、ネガティブに事象をとらえがちになります。

自己評価を高める方法

飲み会などでは場を盛り上げる人ばかりが注目されがちですが、全員が盛り上げ役になる必要はありません。

まわりに気を遣って飲み物を注文して上げられたりする、配慮のできる人も十分素敵な存在です。

短所を拡大評価せず、長所を過小評価せず、客観的にその場をとらえてみましょう。

失敗はあくまでも行動の失敗ととらえる

たとえば仕事やデートでの失敗があったとします。

それならば、「資料やお店選び、話題の振り方がいけなかったのだ」と考えること。

そこで、「なんで自分はダメなのか」という考えに陥らないようにしましょう。

何かに失敗しても、過剰に自分を責めるのではなく、あくまで行動や方法が失敗しただけ。

そこを切り離して考えましょう。

多様なあなたを許す

一見「自分の短所だ」と思っていたことの中にも、あなたらしい持ち味となっていることはたくさんあるのです。

欠点はかくしすぎないほうが人間らしくていいし、他人から共感を得ることもたくさんあります。

あなたも、完璧な人を相手にしていると、気が許せなかったりして疲れることがありませんか?

 

心理学者リンビル氏が構築した「自己複雑性の理論」というものがあります。

簡単に言うと、「自分を多面的にとらえず単純にとらえている人は挫折に弱いが、自分を多面的にとらえている人は挫折に強い」ということです。

 

たとえば、「自分は強い人間だ、泣いちゃいけない」「自分はいつも努力を怠ってはならない」など、単純化している人は、自己否定しがちにあるのです。

なぜなら、泣きたいときだって、怠けたいときだってあるからです。

 

しかし、自分はいい加減な時もあるし、几帳面なところもある。

内面的な面もあるし、外交的な面もある、と多面的にとらえることができる人は、「ああ、またやっちゃったな」と自分を許すことができます。

 

今の自分を受け入れると、欠点も直視できます。

自己評価が低いと直視できません。

高すぎる人は欠点を指摘されると相手を攻撃しがちです。

つまり、等身大の自分を受け入れて初めて、よい変化のスタートラインに立てるのです。

また、あるがままの自分を愛するということは、豊かに生きるために必要なことなのです。

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今週もお疲れさまでした。

ゆっくり休んで素敵な夢を。

では、また。

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話が伝わらなくなる4つの話・頑張ったことは話すな!~『1分で話せ』伊藤羊一

さて、本日は著者が様々な場面で話を聞いて、「これを言っちゃうから長くなるんだよね」ということのまとめです。

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伝わらなくなる理由の大きな4パターンです。

1 プロセスを話す

× 

私は今年と去年の資料を検討したのですが、それだけでは足りないと思い、10年分の資料を前任の山田さんからもらって調査した結果、全体としてはA案を押していくべきではないかと思いました。

A案を押していくべきだと考えます。

 

自分が頑張ったことからは話し始める人がいますが、それは相手が聞きたいことでしょうか?

たとえ内心、「2年分のデータでは正しいかわからないから、言うんだ」と思っていても、いろいろ話すと、かえって伝わりません。

頑張りは認めてもらいたくなるし、特に上司への説明ではよくやっちゃうんですが、だからこそ気を付けたいですね。

 

2 気を遣いすぎる

×

そうですね。

Aさんのプランでもよかったですね。

資料もわかりやすく、説明も丁寧でしたし。

でも、Bさんのプランは良くてですね・・・。

Bさんのプランで行きたいと思います。

Aさんのこの部分はよかったけれど、Bさんのこの部分は優れていました。

 

参加者の一人一人に気を遣いすぎて、発言しても何を言っているのかわからない人もいます。

ビジネスパーソンにとって、ポジションを明確にすることは大事なのです。

 

3 自分の意見とは違うことを言う

×

私はA案を押していますが、実はA案にはこんな欠点もあって、その分はB案も優れていると思います。

その点A案は心配もあるのですが・・・・、それを覆せる強みもあると思うんです。

私はA案に賛成です。

 

人がいいのか、自分の意見のマイナス面を並べてしまう人もいます。

確かに物事にはプラスとマイナスがあり、マイナス面もわかっているうえで進めたいんですと言いたいのでしょうが、実は伝わっていません。

しっかりと主張を述べたうえで、必要に応じて、最後に「懸念点としては・・・」と対応策とともに説明するのが良いでしょう。

 

笑いを入れる

×

この提案ですが、おおむね評判が良くて、うちの大家さんもいいって言ってくれたんですよ。

この提案をお勧めしたい理由は、これとこれとこの部分です。

 

たまに間違った方がいるそうですが、特にプレゼンの場は笑い入りませんよね。

 「結論」「根拠」「たとえば」の3段ピラミッド

 「たとえば」と言うことで、聞き手にイメージを沸かせることは、たとえ1分で話をする場合でも不可欠です。

ですので、「結論」。

そして根拠を3つ。

そして、「たとえば」は、場合によりけりですが、1つか2つでよいとのこと。

あまりあげすぎると、何がなんだかわからなくなるからです。

人前で話すときの4つのポイント

ここで、最後に人前で立って話をするときのポイントです。

実際にはケースバイケースですが、最低限これで印象がかなり変わります。

①視線:しっかりと聞き手を見る

②手振り:多少、動きをつける

 おおげさに動くと、聞いている人はそちらばかり気になり、本末転倒になるので、あくまでさりげなく。

③声:「相手と対話するように」声を届ける

強調するところで大きな声を出し、「ここだけの話」をするなら、こっそりと。

④間合い:話の区切りで、普段より3秒ほど長く、間をとってみる

たとえば、

Aについて話します。

(3秒間)

次にBについて話します。

という風に話すということです。

 

 

大事なのは、これら1つひとつの要素をどうするかではなく、「相手に、自分が伝えたいことがしっかりと伝わり、動いてもらう」ために、必要なことはすべてやるという姿勢です。

目的を見失わず、やるべきことをすべてやって、相手を動かしましょう。

この姿勢があれば、1分どころか、一瞬で相手の印象を変えることができます。

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ベテランは、話が長くなりがちです(反省)。

若者が、黙って話を聞いてくれるからです。

だからこそ、端的に話ができないといけません。

若い人の中には、実に上手に結論から述べて意見を言える人がいます。

話の着地地点を持っている人たちです。

見習わなければ。

 

著者はプレゼン前に時間の許す限り徹底的に練習する、とも書いていました。

 

今週もお疲れさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。

明日は、

マイナス思考から抜け出すための習慣づけ

について読みます。

天気が悪いだけで、ちょっとマイナス思考に陥りやすいってありませんか。

一緒に凹みをさっさと治せる方法を1つでも。

では、また。

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「根拠は3点あります」と言うとメモが始まる~『1分で話せ』伊藤羊一

1分で話せない人、がんばっているのに伝わっていない人は、結論を先に出していません。

「Aさんもいいと言っていました」

「お得意さんも喜んでいました」

「実際に数字も上がっています、以上」

で、終わる。

もったいないことです。

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逆に言えば、

「これが結論です」

「理由はAでBでCだからです」

「わかった、了解」

これだけでいいのです。

伝える骨組み、つまり結論と根拠のセットを構築すると、もっと話は伝わります。

逆に言うなら、根拠となるデータを延々と語っても、相手には伝わりません。

事実やデータは結論ではないからです。

そのデータを加工して結論を構築する必要があるのです。

 

そして、もうひとつ。

考えるつもりで悩んでいることがあります。

人間の頭は実はそう賢くないですから、頭を何となく動かしていると、いつまでたっても結論が出ません。

これは、「悩んでいる状態」です。

ぐるぐる回って、結果無限ループにはまっている状態です。

それを避けるために、機械的に「考える」=結論を出す習慣を作るのです。

そのために、自分に問う。

黄金の質問は、「だから何?」「本当か?」「ファイナルアンサー?」です。

 

企画を出す場合において、「こういう企画です」と「これは売れます」ということと、どっちが結論なんだ?ということがあります。

正解は「これは売れます。だから、やりましょう」が結論です。

 

結論とは、相手に動いてほしい方向です。

根拠は3つ

結論を言うからには、根拠があります。

話が長い人は、根拠をたくさん話します。

でも、根拠が1つしかないと心もとなくなります。

なぜなら、論破されたり、反対されたら終わってしまうからです。

たとえばみんなでランチに行くとき。

「あの店に行こう。美味しいから!」

だけよりも、

「美味しくて、安くて、雰囲気もいいから、あの店に行こうよ」

と言えば、言ってみようと思う可能性が高まるわけです。

 

多くのコンサルタント的な方は「理由は3つあります」と言って話を始めることが多くあります。

3次元に生きる私たちは「縦・横・高さ」の3軸がイメージしやすく、「ホップ・ステップ・ジャンプ」など、覚えやすくリズミカルに受け止めてもらいやすいのです。

 

結論を先出しして、3つの根拠で話をすると、相手も「聞こう」という体勢になります。

例えば、講演なら「理由は3点あります」と指を3本出して伝えた瞬間、聞いている人たちは手元を動かし、ノートにメモを始めるのです。

これはぜひ、ためしてほしいのですが、驚くほど聞き手は「3点あります」に反応します。

著者もびっくりでした。

何回やってもそうなるそうです。

おそらくノートに

「理由1

   2

   3             」

と書き始めるんだと思います。

 

プレゼンは、「相手の自分が伝えたいことの骨組みや中身を『移植していく』作業」だと著者は言います。

だから、「ああ、結論はこうなのだな」「そしてそこに根拠が3点あって、それぞれこういうことなのだな」と自分の頭の中にその骨組みを作り、それを伝えていけばいいのです。

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今日も1日お疲れさまでした。

ゆっくり休んで素敵な夢を。

では、また。

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「理解してもらう」はゴールにならない~『1分間で話せ』伊藤羊一

さて、人にプレゼンするとき、「何のために話をするのか?」を言語化すると、

「(どこで)誰に、何を、どうしてもらいたい」

という構造になっています。

カギは「誰に」です。

相手に賛同してもらうか、動いてもらうかを目指すわけですから、当たり前です。

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相手は誰か?どんなことに興味があるのか?

カギは「誰に」です。

それをイメージしながら、話を組み立てていきます。

まずは、相手が何を考えているかについて考えます。

具体的には

・どのような立場か

・どのようなことに興味があるのか

・どのようなことをこの話に求めているのか

・専門的な要素についてどのくらい理解できるか

・何をどんな風に言うとネガティブな反応をするのか

 

聞き手をイメージできると、その人たちの反応を想像しながら準備することができます。

話す内容、言葉遣い、話し方など、その「聞き手のイメージ」にも続いて伝える内容を創り上げていくわけです。

ゴールは何か 「理解してもらう」はゴールにならない

たとえば、次の2つを比べてみてください。

 

A「営業部と連動して、より欠品に対して迅速に対応できるシステムを開発したいのです」

B「営業部と連動して、より欠品に対して迅速に対応できるシステムを開発したいのです。つきましては、営業部長の〇〇さんに部長からもお話しいただけませんか」

さて、どちらが仕事をスピーディーに進めることができるでしょうか?

 

考えるべきは「ゴールは何か」です。

このプレゼンを通して、「聞き手をどういう状態にもっていくか」「どこをプレゼンのゴールとするのか」を言語化します。

具体的に言えば、

・聞き手が賛成でも反対でも、何らかの意見表明をしてくれればいいのか

・聞き手が賛成してくれたらいいのか

・聞き手に動いてもらう必要があるのか

というように、聞き手が「どこまでやればいいのか」を決めるのです。

 

私たちはつい、このゴールを強く意識することなくプレゼンの準備をします。

すべてのプレゼンはゴールを達成しるためにあります。

聞き手をどういう状態に持っていきたいか、それを実行するためには何をすればいいか、何を伝えればいいかを逆算で考えていくのです。

 

テーマやパワーポイントにこだわった資料作りばかりに邁進すると、当日上司から

「うん、わかった。それで、結局、君はどうしたいの?」

と質問され、

「それについては、また別途ご相談します」

と、話が進まなくなってしまうのです。

聞き手に「理解したうえで、どうしてほしい」のか、君が動くのか私が動くのか、どうすればいいのか、必ず考えなくてはならないのです。

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「相手をどう動かしたいのか」を意識すると、確かに内容が精選されていきますし、付け加えるべきところも見えてきたりしますよね。

明日は「根拠は3つ」など、話し方について一緒に読んでいただければと思っています。

 

今日も1日、お疲れさまでした。

明日からの毎日も、あなたにとって最高の日々になりますように。

では、また。

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相手を動かすために話す!~『1分で話せ』伊藤羊一

次の2つの言葉を比べてみてください。

「これ、以前に⚪⚪さんが担当していた商品と似ているんですが、30代女性をターゲットとした商品です。

⚪⚪さんとの違いですが、一応あれも結構売れたのですが、それと違いを作らないといけないな、と思いまして。

さて、違いですが、ツイッターでも人気の⚪⚪氏というイラストレーターさんのイラストをパッケージに入れたいと思っています。

⚪⚪氏は、以前の商品を昔使っていたようでして、ご自身のインスタグラムでも紹介していました。

だから、8割方はお受けいただけるのではないかと思っています。

もうひとつ、前回から新しさをどう出していくかという点ですが、前回とは違った顧客層をイメージしておりまして。

今回は以前より健康志向の人を取り込みたく、科学的にも実証された成分を入れて、より意識の高いユーザーに手にとってもらえたらと思っております。」 

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では、次の文章を見てください。

「わが社のロングセラー商品をベースに、パッケージデザインを改良し、成分の改善を加えて、30代女性をターゲットにさらなる売上増をねらった商品です」

 

当然、後者ですよね?

 

当たり前!と思われるかもしれませんが、実は著者が見る限り、95%の人は要らない話を省けないばかりに、伝わらない状態だと著者は指摘しています。

(ワタシもまさにそうです!!)

はっきり言って、時間も労力もとてももったいないことです。

でも、私たちの周りの人たちの話や、授業や会議やプレゼンで、ほんとうにそうした「なが~いばっかりの話」ってありますね・・・。

 

もしも私たちが、少し不要な話を無くして短く伝えたら、あの意見や提案は通っていたかもしれない。

短く報告できたら、上司も仕事がやり易くなり、あなたをもっと信頼していたかもしれない。

短く適切に相手の記憶に残せたら、普段会えない経営者に認められ、千載一遇のチャンスを摘めていたかもしれません。

 

著者自身も、以前は人に何か伝えることが本当に苦手でした。

今でこそヤフー アカデミアという企業内大学の学長として、講義をしたり、プレゼンの指導をしています。

 

しかし、新卒で日本興業銀行に入って数年、上司や会議での提案に逃げ出したくなるほど緊張して、うまく行かない。

「君の言っていることは、まったく理解できない」

そう言われたことも、何度もあったそうです。

 

そこで、グロービズの授業と出会いました。

 

そこでわかったこと。

そもそも話が通じない人は、事実と自分の意見をただただ羅列していくだけ、という罠にはまっています。

だから、必然的に話が長くなっています。

話が長いから相手も、何が大事なのかわからなくなるのです。

 

グロービズでは、「ストーリー」の作り方というものがあります。

ストーリーで相手に伝えましょう。

「何が大事なのか」

そして、「どうしたら相手に伝わるのか」。

これらを事前にきちんと考えることが必要になります。

だからこそ、究極には1分でも伝わるような凝縮した言葉になるのです。

うまいプレゼンより、「動いてなんぼ」

まず1つ気づいてほしいのは、そもそも「人は、相手の話を80%は聞いていない」ということです。

会議や朝礼など聞かざるを得ない状況で、いやいやその場にいる・・・ということもありますよね。

最初は聞いていても、ぼんやりしていたり。

著者も「伊藤さんのプレゼンはわかりやすい」「心に響いた」とほめ言葉をもらっても、そもそもの主張のところを理解してもらっていなかったり、「さっき言ったんだけどな」ということを質問されたり、誤解されて伝わっていることは、今でもあるそうです。

 

ですから、相手がどんなに好意的に聞いてくれても、どんな完璧なプレゼンでも、自分が話したことすべてが相手の頭に残るのは不可能だと著者は考えています。

コミュニケーションとはそういうものなのです。

「1分」で話す

しかし、コミュニケーションをあきらめるわ絵にはいかないし、チームの力を最大限に生かすには、自分の主張を相手にしっかり伝え、理解してもらい、動いてもらう力、つまり「プレゼン力」が必要です。

これは、人前で発表するスキルでも、話すスキルでもありません。

人に「動いてもらう」力です。

聞き手はそもそも8割方聞いていないし、理解もしていない。

それを理解したうえで少しでも相手の頭に残し、相手が動くためにはどうしたらいいのか、の勝負になります。

そのために必要なのは、

「1分で話せるように話を組み立て、伝えよう」

ということです。

 

1分でまとまらない話は、結局何時間かけても伝わらない。

逆に言えば、どんな話でも「1分」で伝えることができます。

特に忙しい上司や役員などは、「1分」のほうが聞いてくれる確率は高いでしょう。

「右脳」と「左脳」に働きかける

この「1分で伝える」極意としては、もう1つあります。

ロジック(左脳)と感情(右脳)の両方にうったえることが重要です。

ただ単にロジックで基づいて話すと、

「はいはい理解した、理解した、理解した・・・・。それで?」

ってなりませんか?

情熱だけで人は動きませんが、ロジックだけでも動きません。

マネージャー的な立場で仕事をしている方なら、「正しいことを言って人が動くなら、苦労はしない」と実感する方もいるのではないでしょうか。

 

結局人は、左脳で理解し、右脳で感じて、それでやっと動けるんです。

スキルとしてロジカルに伝えることも大事だし、熱狂するマインドも必要です。

右脳と左脳に働きかけることを意識していきましょう。

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ちょっとしたプレゼンがあったので読みました。

確かに自分が話を聞く立場なら、「1分」で話してくれた方が、強いインパクトで心動かされます。

 

ちなみに、それでもプレゼンは死ぬほど緊張しました!

どもるわ、まとまらないわ・・・。

でも、とりあえず「準備をしっかりする」と本著にもあったので、できるだけ準備しました。

そして、情熱を付け加えました。話を長くしないのって、すごく有効ですね!

いつもよりも上手くいったようです(涙)。

 

今日もお疲れさまでした。

ゆっくり休んで素敵な夢を。

では、また。

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ウイークリー手帳1冊をもって、自分とデート

今週のお題「わたしの手帳術」

手帳と向き合うのは、下手すると1か月に1回です。

でも、悩みがあって煮詰まったりしたときは、手帳をお気に入りバッグに突っ込んで、世の中と人生からエスケープします。

どこまで逃げたいんでしょうね。

もう、人生そのものから逃げ出したい気分になっていたりします。

 

とにかくカフェ系(図書館の閲覧席や、公園のベンチ、人の少ないファミレスもワタシにはこの「カフェ系」にカウントされます)に出かけます。

これにウイークリーでフリースペースのある手帳とお気に入りの本屋さんで見つけたごきげんな本(たいがいこれがブログになります)があれば、最高です。

だから、本の紹介の中でやたらと熱く語っているときは、落ち込みまくってその本に救われているときです。

本に救われるレベルなら良いのですが、そうでない時もあります。

そこで、手帳の出番です。

 

フリースペースの多い手帳は最高です。

これと向き合うと、大概のモヤモヤは整理されます。

今年は新書サイズの手帳2冊にお世話になりました。

1冊では足りません。

手帳は、優しくココロを支えてくれるツールであり、親友です。

 

ここに、おいしい珈琲があれば、確実にハッピーになります(マイボトルも可)。

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手帳は、あなた自身をさまざまな角度から掘り返してくれます。

いってみれば、あなたがあなた自身とデートする遊園地みたいなものです。

その遊び方が手帳術だと思います。

ふんわり&ゆらゆら楽しむ「引き寄せ」

「こうなったらいいな」という願いをウイークリーページでも、マンスリーページでも、好きなところに書き散らします。

願いを書き出してみると、自動的に暗い過去の失敗よりも明るい未来に思考の焦点が合うようになります。

 

ワタシの場合、願いごとリストを空いているスペースに書いていきます。

そして、それが叶っている姿をありありと思い浮かべます。

 

最近の引き寄せが叶った方法は、その願いの叶うシーンを詳細に思い浮かべて手帳に書いておくことでした。

ワタシが思い浮かべたのは、昨年度の年度末を迎えた日の充実感一杯の自分です。

夕日の当たる仕事場で、珈琲を飲みながら満足している自分の姿でした。

その年はけっこうポジション的にキツかったのですが、「満足した自分」の姿を手帳に記し、何度か読み返していたので効果もあって、「満足した年度末」をちゃんと迎えられました。

 

「充実感を感じ、優雅な気分で夕方を迎え、今日も定時に仕事場を上がる・・・」

 

という姿を描きつつも、その日もきっちり残業してましたけどね、ははは。

でも、「充実感をいっぱい感じて年度末を終わる」はデキていたので、充分です。

その年の年度初めは不安でいっぱいだったのが、うそのようでした。

 

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手を付けられないでモヤっとしていたら、王道のPDCA

取り掛かるべき課題に対して、手をこまねいているときもあります。

そんなときは、やっぱり手帳に「PDCA」を書くのが有効。

 

自分を走り出させてくれるのは、やっぱりコレですね。

片づけなければならないことが、巨大なオバケのように感じられ、プレッシャーに押し潰されそうな気分になったりすることがありませんか?

恐怖感に目をそらしていても、他のことで気晴らしをしてみても、結局辛いんですよね~。

しかしオバケはよく目を凝らしてみれば、自分の影だったり。

一歩ずつ歩いていけば、出口はあなたの目の前にやってきます。

 

「じゃあ、何から手を付ければいいのか」と大きな山を「今できること」という具体的な小さなステップに掘り下げるって実は結構大変。

そこをPDCAのフレームがあなたの背中を強く押してくれます。

手帳の空きスペースに、まず、ゴールを書きます。

その下に縦線を3本書けば、スモールステップが必ず見えてきます。

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「悶々とした悩み」が「これからやっていくタスク」へとスムーズに移行します。

 

とりあえず今の落ち込みを何とかしたいなら、「ほめ日記」

これは、ゆるやかに効きます。

メリーゴーランド系とでもいえるでしょうか。

 

もう、めちゃめちゃに凹んでしまっている日は、これ。

あなたにこれ以上タスクを与えたりしてはいけません。

今日できたことをとにかく、1個でも多く見つけて、書く。

顔を洗ったとか、身支度をしたとか、ちゃんと朝ご飯を摂れたとか(ゼリーも可)、そういうところからこそ、自分をほめるのです。

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大人になると、誰もほめてもくれません。

バブリーおじさんなら、飲み屋に行ってお姉ちゃんにちやほやしてもらって凹みを膨らますことができるのかもしれませんけど。

そんなムダ金を遣わなくても、自分でほめればいいんです。

 

これは、ウイークリーページを使うと有効でした。

今週の欄を使い、「月曜日は、これをがんばった」「火曜日はこれもやった」「水曜日は、こんなこともできた」・・・。

1週間分ぐらいだと、かえっていっぱい思い出せて、自分にはさまざまな角度からほめることがたくさんあったことに気づけます。

実は、あなたは今週もたくさん頑張っているのです。

「自分は怠け者だ」と思ったりするときは、特に試してください。

自己評価が低い時は、ココロがエネルギー不足であることが多いです。

あなたの努力をあなたが認めることで、胸の奥がぼわっと熱くなる感覚が得られます。

 

認知のゆがみを、自己修正する「不安を書き出す」

これもお化け屋敷系。

「不安を片っ端から書き出す」というものです。

 

慢性的に不安がいつも胸をよぎっているときは、とても有効です。

疲れすぎたり、頑張りすぎていて(しかも小さいころから慢性的に)、「認知のゆがみ」が生じていて、新しいことや知らないことに恐怖感を感じてしまう。

そんな自分に気づいたら、そのオバケをお日様の下に連れ出してしまいます。

 

手帳のウイークリーページいっぱいに、「こんなことが起こるかもしれない」を片っ端からなぐり書きます。

「もう、これ以上かけない」というところまで、出し切ります。

 

そして、次の週もまた書きます。

書き終わったら、前の週を読みます。

 

でもあなたは、前の週を読み返さないかもしれません。

なぜなら、ほとんどのことが杞憂に終わったことに「書くこと」によって気づくからです。

このワークをしてしまうと、その手帳にネガティブな感情を持ちそうに思いますが、そうでもありません。

あなたの手帳が「時には不満もグチも聞いてくれる戦友」みたいな感覚になるだけです。

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今週もお疲れさまでした。

 

そろそろ素敵な手帳が欲しくなる時期です。

あなたは、どんな手帳を買いますか?

今夜も素敵な夢が見られますように。

では、また。