20年以上モデルの第一線で活躍し続けた著者の、生き方に対する考え方です。
若いモデルがどんどん追いかけてくる業界で、子育てをしながらも仕事を続けた著者。
仕事場の考え方にも、世の中の考え方にも流されずにいなければ、とても両立は出来ないと思います。
「しなやかに、強く」とよく言いますが、どのあたりを「しなやか」に考え、そのうえで「強く」意思を通したらよいのか、教えてもらおうと思います。
こんばんは、ラブです。
心地よい関係を築き合える人とだけ、友達でいればいい
30代はそれぞれのライフスタイルが一番変化する時期です。
自分や独身で仕事や婚活に一生懸命、でも友達は結婚して子育てに一生懸命・・。
そうした二人が同じ悩みを共有するのはしょせん難しいのです。
例えば独身の人とその子育て中の友達が、
「毎日仕事と子育てに忙しくて、何の時間もとれないし、同僚との接点も薄くなってきたようだ・・・」
と悶々とした悩みを話したとします。
それを聞いて、独身の友達が
「そんなことないよ。子育ては大事だよ。今の自分よりも世の中に役に立っているよ!」
と少し自虐的に励ますシーンを見聞きすることがあるとおもいます。
でも、そうした慰め方は、独身だからこそ夜遅くまで必死に働く自分自身を否定していることになります。
こうしたストレスは、微妙に溜まっていき、「どうせ私の大変さはわからない!」と対立関係になることもあります。
立場が違う二人ですが、どちらが偉いとか大変ということは、当然ありません。
それぞれのライフスタイルに合わせて、価値観の違いが生じただけです。
そうした状況で「昔からの友達」という関係に固執し、何か違うと思いつつ相手に合わせても、煮詰まってしまいます。
そんな時には、友達関係を「切る」のではなく、「保存する」。
距離を置くのです。
時がたつと、またお互いのライフスタイルは変化しますから、再び密な関係に戻れる可能性が十分にあります。
お互い尊重しあえて居心地よく柔軟な対応、それが大人の友達です。
あなたの知識と経験は、若さより強力な武器になる
若く優秀な人材が職場に年々増えてくる・・・。
そんな状況に焦ったりモヤモヤ感を覚えた経験はありませんか?
著者にもそうした経験があるそうです。
ただモデルの仕事をしていると、それこそ若いかわいい子が続々と出てくるのは当たり前。
そんな状況の中で毎回「ああ、今度こそ私はお役御免かも」とヤキモキしていたら、身も心も持ちません。
さらに、ひがみ、妬みといった醜い気持ちを持ち続けていると、どんどん自分の魅力が削られていくそうです。
若手の男性社員でも女性社員でも、ちやほやした扱いをされる時期は、20代までの限定期間のもの。
「新しい子」が入ってくれば、その人の「新人」の時代が終わることは仕方ないことです。
著者は20代のころからプライベートファッションに力を注ぐことで、「読者と等身大のファッションを切る」という自分のスタイルを創り上げてきました。
そうすると、オファーされる仕事内容も、「若くて服をきれいに見せられるモデル」という次元ではなく「読者目線のファッションやライフスタイルの提案ができるモデル」という、著者だからこその依頼が増えてきました。
それ以来、若いモデルたちが新たに台頭してきても、動揺することは亡くなったのだそうです。
若さは年々失われますが、知識と経験は増えていきます。
最終的にわたしたちの武器になるのは知識と経験ですよね。
これがあれば、人と較べることなく、人は人、自分は自分、と強く生きていけるようになるのです。
素敵な日とのセオリーを盗むと自分の暮らしも向上する
著者は素敵な人に出会うと、その秘密を知りたくてたまらなくなるそうです。
そしてつい「どうしたらそんな風に素敵になれるのですか?」といろいろ質問してしまうそう。
ファッションが素敵な理由、肌がつるつるでキレイな理由、スタイルがいい理由、仕事を成功させあこがれのライフスタイルを送っている理由・・・。
素敵な方には、必ずセオリーがあるそうです。
そして著者なりに調べた結果その人たちには共通のセオリーがありました。
まず、必ず朝型の生活をしていること。
特に「成功者」と言われる人になるほど、朝5時起きで太陽の動きと共に生活する人が多いです。
また、どの人も家をきれいに片付けて、快適な暮らしをしています。
ちなみに、トイレは絶対にピカピカだそうです。
本当にトイレの神様はいるのかもしれません(笑)。
普通のことと思われるかもしれませんが、普通のことに手を抜かず、いつも100%の状態で続けらえる姿勢が、その人たちの生き方にも現れているから、素敵に映るのです。
そうして著者なりに調べた色々な人の「素敵セオリー」を、それぞれ少しずつ取り入れて、自分の生活に反映させ、暮らしの向上を図っているとか。
ただ特定の人のこと「だけ」を真似ることは絶対にしないそうです。
モノマネしたところで、オリジナルを乗り越えることは決してできないからだそうです。
人のために行動を起こせる人が、縁も運も引き寄せる
ここ数年パワースポットめぐりが大流行していますね。
こうした場所で気持ちをリセットしたり、パワーを充填することは、不安が多い世の中だから必要だと思います。
しかし参拝しても、それだけでは縁や運が転がり込んでくるわけではありません。
縁や運は、目の前のすべきことに一生懸命取り組む人が引き寄せるものだと著者は考えます。
そうするためにまず心に刻んでおきたいのは、「運は縁とつながっている」ということ
自分の利益を最優先したり、常に受け身で「誰かにしてもらう」ことしか頭にない人には、誰も手を差し伸べませんよね。
だけど、「誰かのために何かをしよう」と心を尽くして行動を起こせる人の元には、多くの人が集まってきます。
それが「縁」です。
そうした縁が繋がった先に、あなたのために何かをしようとする人が必ずいます。
その人たちに「何かしてもらう」時が思わぬところでやってくることを、人は「運」と呼ぶのです。
たとえば合コンでめぼしい相手がいないからと終始つまらない顔をしたり、その場でメールをポチポチ・・・。
そんな人はいいご縁に恵まれませんよね。
たとえその日はときめく相手がいなくても、笑顔で周りに気を遣えば、よい印象を持った人が、新たな縁を運んでくれる可能性がぐっと高まります。
そうしたアクションのひとつひとつが最終的に「縁」や「運」となって、あなたに戻ってくるのです。
ライフスタイルが変わって、仲の良かった友達と疎遠になってしまったことがずっと気になっていたのですが、それも「保留」と思えば、ラクになりました。
朝型生活も、いろんな成功した人の本にありますけれど、やっぱり効果絶大な様子ですね。
連休は、休めましたか?
明日からのあなたの毎日が、もっとすてきになりますように。
では、また。