ご一緒にココロ旅行をして、疲れたコリをほぐしてみませんか?
ココロの旅行ですので、好きなお相手を選想定してもよし、気ままに一人旅もよいですね。
ちなみに私は絶賛一人旅です。
こんばんは。ラブです。お疲れさまでした。やっと週末ですね。
ここまで、オレンジ色の小湊鉄道に乗って、代替輸送のバスを途中下車、養老渓谷駅の回りを探検、足湯を堪能しました。
養老渓谷駅からオレンジ色の小湊鉄道バスに乗り直し、山道をがたがた揺れて上総中野駅に到着です。
静かな木造の小さい駅舎。
小湊鉄道といすみ鉄道が接続する場所なのに、無人駅です。
木のにおいのする駅舎で早速、時刻表を確認です。
おっと?
いすみ鉄道が到着するのは、あと1時間30分も後のようです。
一緒に降りたおばちゃんたちが
「わー、ずいぶん待つね!すごいねー。」と元気いっぱいに笑っています。
駅前にあるのは、竹をデザインした大きなトイレと観光地図。のみ。
大きな周辺の観光地図を前に、8人ほどのバスから降りたお客が失笑の表情を固まらせています。
そこへ颯爽と恰幅の良いタクシーの運転手さん、登場。
「乗っていくかい?」
大多喜に宿泊を予定している、というおばちゃんたちが、タクシーを検討し始めました。
バスを降りたお兄さんたち二人は、駅舎を撮影し、駅のホームを撮影。
いまどきの撮り鉄さんらしく、とてもオシャレな人たちもいます。
カメラは皆さんごついですけどね。
湿り気を帯びた上総中野駅はの横には、駐車場兼空き地。
凛と花が咲いています。
誰のためでもなく、自分のために咲いている花々。
タクシー運転手さんに、
「すみません。この辺で何か観られるもの、ありますか?」
と質問したところ、
「大塚山かな。まぁ、(私のスニーカーを見て)あんたなら、片道40分くらいで行って帰ってこれるよ。」
との言葉をもらいました。
片道60分、と地図やネットには書いてありますが・・・。
運転手さんに、こっそりショートカットする近道も教わりました♡
おばちゃんグループも撮り鉄さんたちも駅で待つようなので、
一人で大塚山まで行ってみることに。
舗装されていない左手の駐車場をザクザクと通り、
民家と畑の間の50センチくらいの道を抜けます。
すると県道177号線にあっという間に出てしまいます。
県道沿いには、大きなススキや野の花が揺れていました。
くるまの通りも少ない、歩く人もいない県道を、摘んだススキの穂を揺らしながら、道なりに歌いながら歩いていきます🎶
先ほどの運転手さんが、お客さんを乗せ、
こっちを見て、にやっと笑って追い越していきました。
大塚山に向かい、駅からの道は緩やかな山になっています。
なだらかな登り坂に、ちょっぴり登山の気分になりつつ、歩いていきます。
左には3メートルほど下に川の流れが見えていて、
きれいな山の水がさわさわと聞こえます。
調べてみると、大塚山の山頂は眺めがよくて有名だとか。
ワクワクしてきたので、足を速めてぐいぐい坂を登っていきます。
県道を道なりに行くと、「万葉ロード」の表示がありました。
運転手さんに教えてもらった通りです。それを左折します。
自然に囲まれた砂利道を、気持ち良い音をじゃりじゃりと立てて歩いていると、
すっかり山登りに来た気分です。
今度のハイキングは、木々の葉が風に揺れる、山の音が迎えてくれます。
ごく軽い登り坂を過ぎてきたら、「万葉ロード」の表示がありました。
小さな立て札があちこちにあり、万葉歌人たちの詩がちりばめられています。
かわいい!!
それにしても、またしても誰にも会いません。
風が出てきて、汗を乾かしてくれます。
ずいぶん登ってきたようです。
少し開けた場所に出て、道は二股に。
山頂まで階段か、ゆるやかな坂を選ぶことができるようです。
養老渓谷の足湯がよほど聞いているみたいです。足が軽い🎶
早く頂上が見たくて、階段を上がっていきます。
山頂を囲んでぐるりと回る階段を上っていきます。
風がいっそう強く心地よくなってきたとき、山頂が見えてきました。
緑の山の向こうに、秋の広い青空がめいっぱい広がっています。
高い雲。
秋のにおいの風が吹いてきます。
その下には農村の景色が見えています。
足元には小さな秋の野草が色とりどりにかわいい花を咲かせていました。
絶景です。
なぜ、こんな素晴らしい景色なのに、誰も来ないのかしら?
時計を見ると、ここまで、40分!
やったー!!
うっかり大きな声を出してしまいましたが、とにかく誰もいませんから。
きれいに雑草を刈り取られた山頂には、ベンチがありました。
持ってきた熱い珈琲を飲みながら、眺めを堪能です。
眺めに満足したので、ススキを振りながらウキウキと下山。
下山は早いもので、30分。
なだらかな下り道にすっかり楽しい気分になりました。
県道からまたしてもショートカットして、駅へ。
楽しかった~!!
駅では一足早く、撮り鉄の人たちが盛り上がっていました。
ウィキペディアでは、
「相互の鉄道の乗り入れには、双方の鉄道会社が消極的」
なんて書かれていましたが、
当たり前でしょう。
それぞれに乗るから楽しいんでしょう?
都内の地下鉄じゃないんだから(笑)
乗り入れて、何があるんだ。
いや、地域の人の便を考えたら、そうなのかな?
いすみ鉄道は、レトロな外装ですが、内装はごく近代的。
でも、窓にはこんなかわいいムーミンの仲間がいーっぱいいるんです。
各窓ごとに、様々なキャラクターが♡
車内のステッカーも実にかわいらしい!
これは、車両の後ろにあるステッカーでした。
s
うっとりしているうちに、ベルが鳴りました。
先ほど小湊鉄道の車内で一緒だったカップルも合流しています。
20人くらいの乗客を乗せた列車。
おばちゃんたちもしっかり乗っていました。
上総中野駅をいよいよ出発です。
いすみ鉄道の駅舎は、また違う趣。
可愛い駅舎が続いていきます。
いすみ鉄道は、乗る人も降りる人もパラパラいました。
途中アナウンスが入りました。
「左手をご覧になってください。」
とのこと。
みんなでわいわい左手に寄っていきます。
大多喜城です。
山の上に白壁の小さいお城が見えました。
もう少し進むと、またアナウンスが入りました。
「右手に見えてきます。」
・・・・何が?
車内で、何だ?何だ?と小学生の遠足のバスの中のように右をみんなで探します。
「・・・・赤い鉄橋の真ん中あたりにご注目ください・・・・。」
控えめなアナウンス。
おばちゃんたちと、「何?何?」とカメラを構えます。
いました!
あの人が!!釣りをしております!!!
おばちゃんたちと
「なんじゃこりゃー!!!」と爆笑。
オシャレな撮り鉄さんたちも笑いをこらえながら車内を走り回って撮っています。
すみません。以前お見せしたい写真がある、とブログに書いていたのは、こちらです。
緩さがたまらない、いすみ鉄道でした。
途中には、ムーミンのグッズ販売で有名な
駅もあります。
いすみ鉄道は、こんもり茂る森の中を抜け、進みます。
途中、何度も鉄橋を渡りながら、広がる田んぼを横切っていきます。
鉄橋を超えていく田園風景。
国吉駅では、おみやげショップがあります。
ムーミングッズやいすみ鉄道オリジナルグッズを販売しているそうです。
ムーミングッズは、雑貨屋さんでもいっぱいあるから、
いいかな~、とここはスルー。
しかし、後で調べたら、いすみ鉄道オリジナルムーミングッズもあったそうです。
しまった!!
さらに広がる田んぼを眺めながら、
大塚山で頑張りすぎちゃった疲れが、少し出てきます。
ムーミン谷をごとごと、ごとごと、
気持ち良いくらいに、ずっと見渡す限り自然だけがいっぱいです。
終点、大原に到着です。
運転手さんの横のステッカーは、後部のものよりもキャラクターが多いのです。
全員降りてから撮らせてもらいました。
大原駅にもムーミングッズがありました。
大原からは、外房線です。
地元の高校生に元気いっぱいに囲まれて、現実世界へ。
ここまで、一緒に旅してくださって、ありがとうございました!
あまりの のどやかさに、写真を撮り忘れること多数・・・。
途中何度も何度も何度も眠くなるんです。
恐るべし、小湊鉄道&ムーミン谷。
本日のお土産
次は、渡り鳥が来はじめたようなので、眺めに行ってみたいな~
なんて思っています。
では、また・・・。