うまく割り切って考えるのが苦手だったり、
相手の立場や心情を考えすぎてしまったり、
遠い昔の記憶についてくよくよしすぎてしまたり、
落ち込んだり怒ったりしやすい自分を持て余したり、
人に説明するときに気持ちが先だって上手に言えない
そんな性質をお持ちの方と、ご一緒に考えていけたら、と思っています。
こんばんは。ラブです。
今日も寒かったですね。風邪などひいていませんか?
ゆったり過ごして、ココロを緩めてあげてくださいね。
メンタルトレーニング、なんて超偉そうな名前を付けてかなり後悔しております。
こちらを書かせてもらっているいきさつは、友達が心のバランスを崩したことにありました。
でも、なかなか診察やカウンセリングまではたどり着くのに勇気がいります。
そんなこともあって、自分が巷にある自己啓発の本やトレーニング、カウンセリング、心療内科などで勉強したり聞いたりしてきて、効果があったかな~と思うことを、独断と偏見にてご紹介しております。
何かのヒントになればうれしいです。
結構クリニックによって、考え方が違いましたので、ほかにも良いやり方があれば、教えていただけると助かるな、と思っています。
自己啓発の本を紹介している先輩ブロガーさんも多いですね。素晴らしいですよ。
わたしのは、ゆるいばっかりですので、そちらもぜひ参考にしてください。
本日、考えてみたいのは、「感情の波から自分を助け出す」方法です。
どなたでも、焦って頭が真っ白になった経験はあるかもしれません。
その傾向が強くて、私自身も苦労しました。
気持ちが先だって、言うべきことがうまく伝わらない。
仕事上でも本当に困るので、トレーニング方法を探していました。
なんで感情をうまくコントロールできず流されやすくなるのでしょうか?
1 なぜ友達の相談で自分が落ち込んじゃうのか
客観的に見てみましょう。友達に、そんな人がいたら、どう思いますか。
自分の相談をしたら、本気で考えてくれる人。
一生懸命話を聞いてくれて、ひょっとしたら一緒に泣いてくれるかもしれません。
嬉しいですね。相談したいですね。
愛くるしい奴だ!と抱きしめたくなりますね。
でも、少し一生懸命すぎて、相談しているこっちが心配になるかもしれません。
それにその人、疲れそうですね。簡単に相談しちゃいけなかったかな?なんて。
いつも猫みたいに表情が変わって、友達としてめちゃくちゃ面白いと思いますけど、本人は何かと疲れそうです。
考え方が一直線すぎて、生きていくのに何かと大変かもしれません。
でも、気持ちが大きく育って一直線に進んじゃうんですよね。
「なんてかわいそうな友達なんだー!!」という感情がすぐ育って、
「まあまあ、待て待て。友達の問題なんだから。」という合理性がふっとんでしまう。
「感情の流れ」も人間としてとても魅力的だけど、うまくコントロールして振り回されないほうが、もっと楽に生きられると思いませんか?
2 多角的に考えるスキルをニュースでトレーニング!
合理的にものを考えるスキルを身に着けるために、ニュースを見て、意見を持つことをトレーニングで勧められました。
今は、池上彰さんの本など、実に読みやすくて面白い社会情勢の解説本がありますね。立ち読みでもいいから、ちょっと覗いてみると、新聞やテレビで言っている解釈と違っていて、驚きます。
コメンテーターが偉そうにいっているのに、ほかの番組や解説では全然違うってこと、あるんですね~。
シリア問題などは、新聞・ニュース・池上さんと読んでいくと、一つのニュースさえ、幾通りも考え方が違います。
それだけで、考え方って本当に違うんだな!!と心底感動できました。
どうしても人は自分の考えに固まりがちですが、見方によって180度解釈が変わっていくんですね。
テレビのコメントに、「どうも違うような気がする・・・」という視点まで来ると、かなり「多角的に見る」のスキルが上がってきています。
こちら、わかりやすく、面白い池上彰さんの傑作。
読み物としても十分面白いです。
3 困ったときほど 合理的にものを言ってみる
もしもあなたが、たまに感情が先立ってうまく話ができないことがあるならば、読んでください。
5W1Hで話してみる、というトレーニングです。
仕事や家庭で、失敗の報告ほど嫌なものはありませんね。
ミスをリカバーしていくうえでも、とくに丁寧に報告できたいものですが、認めたくない気持ちが先立つことが多くありますね。私なんか、まさにそうです!!そして支離滅裂な報告をしてしまったり(恥)
でも、失敗した時をトレーニングのチャンスにとらえることもできます。
トレーニングは、「5W1Hで報告する」こと。
「いつ」「どこで」「なぜ」「どのように」「どうした」で、報告します。
家庭でも、職場でも。家庭の方がハードル高かったりしますよ(笑)
新入社員研修で言われたことではありましたが、経験を積んだ今でこそその有効性を再確認しました。
やってみると、話し方のマニュアルに報告内容をのせるだけなので、自分が冷静になれる、というメリットがありました。
あなどりがたし、5W1H。
4 「過去の自分」を許す。そして「現在」に集中する。
学生時代の失敗、10年以上前の仕事での失敗・・・。
ふとした瞬間にフラッシュバックされる記憶は、自分のブレーキになりますよね。
私は一日に何度もこのフラッシュバックに苦しめられてきました。
「こんな過去がある自分がうまくいくわけがない」
そんな考えにとらわれていたら、本当にエネルギーのむだです。
それに、自分を信じられないし、自分を信じられないから他人を信じられない。
そんな「だれも信じられない」状態だから、「感情」という大きなエネルギーに流されてしまうんだそうです。
アドラーは言っています。
「人は過去に縛られているわけではない。あなたの描く未来があなたを規定しているのだ。過去の原因は「解説」にはなっても 「解決」にはならないであろう。」
(『人生に革命が起きる100の言葉 アルフレッド・アドラー』小倉広)
過去を繰り返し思い出してくよくよしても、何も始まらない。
未来志向で生きるべきだ、ということを教えてくれました。
カウンセリングでも同じことを言われました。
「過去と他人は変えられません。それをいつまでも考え続けるのは意味がないんですよ。」
自分の過去と現在、未来の姿すべてを許して受け止めること。
過去を悔やむことをやめるよう意識したら、ひょっとして少し楽になるかもしれませんね。
そして、他人も変えられないし、変えようと思わなくてよいのだそうです。
アドラーの同著にこんな言葉がありました。
「あなたが悩んでいる問題は、本当に「あなたの問題」だろうか。その問題放置した場合に困るのは誰か、冷静に考えてみることだ。」とあります。
こっそりさぼる同僚、勉強しない子供、困った習慣を持つパートナー、わがままな両親・・・。でも、最後に困るのは、本人。本人の問題なんです。
優しいあなたには酷な話ですが、ほかの人の課題に土足で踏み込んではいけないんですね。
他人の課題として尊重してあげる。理解し合えないことも許す。
そういうことかもしれませんね。
5 終わりに
「友達の相談に本人以上に悩んじゃう人」
それは、それでもいいかな?と思わないではないんです。
でも、少しの合理性を持ったら、絶対もっとほかの人を幸せにしてくれる人だと思うんです。
その人にも幸せになってもらいたいです。
ほんの少しでも気休めになっていたら、うれしいです。
最後まで、読んでくださって本当に感謝しています。
明日、良いことがきっとありますように。
では、また。