『エンディングノート』を書くと自分の葬儀が視覚化されます!!
年配者だけに書かせるのはもったいない!?
終りをクリアに意識して、毎日の充実度を変えませんか?
こんばんは、ラブです。
本屋さんでも多く見かける『エンディングノート』。
手相の生命線がやたらと短い自分なので、前々から気になっていました。
実際書いてみると、「自分の葬式」が現実のモノとしてリアルに見えてきました。
「自分の終りを考えよう」なんて生ぬるく書いている自己啓発本には無い破壊力で、本当の「自分の葬式」が見えてきます。
気になることをいくつか大学ノートにでも書くだけで、十分残した人たちに役立つエンディングノートとして有効だと思います。
実父が事故にあったとき、どこに何があるか母でもわからず、とても混乱した経験があります。
義父が倒れた時には、お金のありかがわからず、保険外の医療を受ける際に「お金が見つからない!!」ということが判断基準の一つになってしまったこともありました。
恐ろしい!(子供のころからの預貯金を崩して事なきを得ましたが)
残された人間の立場からも、「これは書いてあると助かる」ものをピックアップしてみました。
自分について
自分について
- かかりつけの医者・歯医者
- これまでにかかった病気、けが、持病
家族、友人、知人の情報
・名前、連絡先、もしものときに連絡が必要か
(危篤時・通夜葬式時・死亡通知のみ・連絡不要)
資産
- 生命保険会社、保険証の場所
- 火災保険、保険証の場所
- 自動車保険
- ローン
- 不動産、貴金属、美術品などについて
伝えておきたいこと
みんなへのメッセージ
・家族、友達、恋人などへ
もしものときのこと
看護・介護について
・寝たきりになったとき、どうしてほしいか
病名の告知と終末医療
- 病名告知(教えないでほしい、病名だけ教えてほしい、病名は教えてほしいが病状は教えないで)
- 余命数か月と言われたときの要望
- 延命治療の有無
臓器・献体について
- 臓器提供の意思の有無、臓器提供カード、アイバンク登録の有無
- もしくは、家族の了承で臓器提供などを行う旨
葬儀について
・どこに埋葬してほしいか、または家族の判断に任せるか
・散骨などの希望があるか
「とりあえず」の気分でトライ
葬儀に関わった経験から
今年出席した30代の方の葬儀(事故による急死)などでは、本人の好きだった曲が流れ、趣味を楽しむ写真や遺品が展示されていました。
悲しくはあるけれどそうしたものの展示によって、会葬者が深く故人を偲ぶことができ、より一緒に送り出す気持ちになれました。
ああいう葬式を自分で出したい、と思いました。葬儀を出す人へ迷惑をかけない程度に。
また、葬儀の際に連絡する相手を書いておくと、より確実に来てほしい人に知らせることができます。
会葬の際に少しでもたくさん人が来ることで、実父の葬儀を出した際に、自分たち家族の気持ちの支えになることもありました。
実父の時は、年賀状と手書きの交友録・住所録で連絡しました。でも今どきそんなもの、難しいですよね。
それでも連絡漏れがあり、死後も父のもとに毎年バレンタインチョコレートが送られてきて、「この人にどう伝えるべきか?」と母が例年悩んでいます。全く困った爺さんです!
書いてみて思ったこと
終末医療のやり方も、「家族にお任せ」でよいのか、考えました。
ワタシの場合は「人工呼吸器は使わないでほしいけれど、家族が使いたいなら、任せる」と記載。
そうしたのには理由は、実父です。
常々「人工呼吸器は使うな」と言っていたけれど、家族が父に生きていてほしくて使っ使いました。でも、それによって残された時間は、家族にとってとても気持ちを整える貴重な時間になりました。
そんなことを考えていると、実際にベッドに横たわっている自分が見えてきます!
「どう終わるのか」を本気で考えた時、何度もクリアに心をよぎるのは
「その時自分は何を思い、何を後悔するだろうか」
ということです。
今死んだら、自分が後悔しそうなこと
- 思い切り子育てに力を入れなかったこと
- 子どもたちとの時間をけちったこと
- 仕事にばかり時間を使ってきたこと
- 自分の楽しみを追いかけなかったこと
- ダイビングをもう一度やりたかったこと
- バリに行かなかったこと
- 遠くにある大好きなカフェにもう一度行かなかったこと
- 仕事にもっと愛情をもって取り組まなかったこと
- 陶芸に挑戦しなかったこと
- 親と兄弟に「色々あったけれど、大好きだ」と伝えなかったこと
- ありのままの自分にOKが出せなかったこと
・・・・・
自分の葬式が見えると、今までよりもはっきりと「死ぬまでにやりたいことリスト」が見えてきました。
どう死ぬか、どう生きるか
やりたいことリストは、思ったよりもすぐにできることばかり。
それなのに何故か億劫になってやっていないことなんですよね~。
人生はいつ終わるかわかりませんから、明日終わっても悔いのない時間を生きたいと思います。今日からトライです♪
参考にしたのは、こちらです。
今年もあとわずかですね。
こんな時期には、いろんなことが頭をよぎります。
今日はとりあえず、少し掃除して子どもたちと過ごしたいと思っています。
よい年末をお過ごしください。
では、また。