猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

好きな人との話を盛り上げるスキル~『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』

スキャンダルの多いイケメン俳優。

モテる理由はルックスではなくて「徹底的な聞き上手」だったと言います。

タモリさんも、どのタレントが来ても話を盛り上げる名人。

私たちももっと聞き上手になって、好きな人の気持ちをラクにしたり、盛り上げたりできたら楽しいと思いませんか?

 

こんばんは、ラブです。

f:id:understandLove:20160122180605j:plain

好きな人には、たくさんしゃべってもらって、気持ちをすっきりさせてあげたいもの。

話を聞いてもらうことで、肩の力が抜けたり、考えがまとまったり、スッキリしたりしますからね。

ただ、大人しい人や接点が少ない人だと、なかなか引き出せないですよね。

そこで、こんな本を読んでみました。

元コミュ障のニッポン放送アナウンサーによる著書。

ラジオ番組を担当することになり、相手から話を引き出す訓練をしてわかったことを紹介しています。

f:id:understandLove:20160122181906j:plain

 

タモリさんの質問、聞き方

いいとも!でのタモリさんの質問は、秀逸でした。

「髪、切った?」は日本一有名な質問と言えましょう。

その質問には、前回との違いを指摘しながらも、他愛がなく、相手への興味が示されているからでしょう。

そして、ゲストの話を「ひとつも聞き漏らさない」。

タモリさんは自分から話したりしないで、徹底して「聞く」。

そしてその話に便乗してしゃべっています。

人の話を良く聞けていないときは、とくに自分の話がしたいと思っているとき。

この人の話を引き出したいと思っているときには、そこでぐっと我慢して、とにかく耳を傾けることが大事ですね。

「ふーん」「へぇ」

ただ受け止めるだけの「へぇ」「なるほど」「ふ-ん」。

ニュアンスや言い方の問題ですが、繰り返していると話がうまく転がっていきませんよね。

タモリさんなら、「へぇ、そう!」とか、小さな驚きを必ず付加し言い方をします。

具体的に聞く

「最近どう?」の質問は、「自己PRをどうぞ!」くらい、聞かれると困りませんか。

相手の表情を(多少間違うことなんか、それもネタになるんだから構わずに)先入観で解釈してしまうことも大事。

「最近、どう?」を「体調、悪くない?」に翻訳して聞く。

確かにその方が、返事しやすいですね。

そんな風に聞かれれば、「あいかわらず寝不足だけど、そちらは元気でした?」みたいな答えもできますね。

愚者戦略

本著最重要キーワード「愚者戦略」。

コミュニケーションをゲームとして考える著者にとって、欠点から自分のキャラ戦略的に作ることを勧めています。

ちび・デブ・ハゲ、全部ラッキー。それをネタにされてOKの人になる。

自分を低く設定しておくことで、話しかけやすい人になれます。

 

著者はかつでデブでした。

デブの人は「自分がデブだと認めたくない」、つまり「周囲からデブとツッコまれたくないコンプレックス」ですよね。

でも、周囲からすると、それほどのことでもなかったりするんです。

もしかしたら、自分の気にしすぎかもしれない。

コンプレックスを抱え込みすぎて、周囲の目を敵対視している場合がすごく多いんですね。

欠点をツッコんでOKにして、それがキャラクターとして合意されていたら、それは確実に周囲を楽しくさせることができます。

愚者であることを戦略的に自覚していると、ツッコミが入ったらラッキーと思えるようになるそうです。

コミュニケーションの反則行為

①ウソ禁止

②自慢はご法度

③相手の言うことを否定しない

倫理ではなく、あくまでコミュニケーションの技術として、この3つはNGです。

どうしても話が結局詰まってしまうからだそうです。

仮に、ウソをつかなければならないときは、「黙秘権を行使する」。

内内に知っている人事を聞かれて、「知りません」と言えばウソですが、「言えないんですよ」と黙秘権を行使すれば、ウソをつかずに済みます。

③の相手の言うことを否定しない、についても、基本相手の言うことに異議が生じた時は、黙秘する。

勢い黙秘権を行使できなかったら、申し訳なさそうに答える。

「相手の言うことを否定しない」を実践するためのテクニックです。

地雷を踏まないために気を付ける言葉

話をしていて地雷を踏む人は、よく見ていると相手の話を否定したときに地雷が爆発しています。

心当たりがある人はふだんの会話から「嫌い」と「違う」の単語だけ外すように心がけてみてください。

地雷を踏みやすい人は、常に話の本質を突こうとしています。

相手が怒る地雷がどのへんにあるのか、じつはなんとなくわかっている。

でも、本質が見えているから、どうしてもそこを避けられない。

とはいえ相手を怒らせるつもりはない。つまり生理的な問題です。

でも、それは自分が正しいという論争なんです。

断定キーワードを封印すれば、後に続く「それはこういうことだよ」という本論がより相手に伝わりやすくなります。

f:id:understandLove:20160122191210j:plain

 大事な人と、コミュニケーションがとれることは、幸せなこと。

また次の機会があるかと思っていても、二度とやってこないこともありますね。

貴重な時間にたくさん素敵な話ができますように。

 

明日は全国的に寒くなって、雪の降る場所も多いですね。

本を読んだりするにはちょうど良い季節。

素敵な時間がすごせますように。

では、また。