猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

「自分嫌い」のあなたへ

自分を嫌いな人は、そうせざるを得ない出来事が過去にありませんでしたか?
その出来事は、客観的に考えると理不尽な理由だったりすることがあるんです。

わたし達が自分嫌いになったのは、「わたし達の価値が低いから起きた」のではでは全くないのです。

そして、「自分嫌い」は「謙虚」とは、別次元のこと。25年ほどやってきた「自分嫌い」を卒業して、ちょっとわかりました。 

こんばんは、ラブです。

f:id:understandLove:20160127182039j:plain

ワタシの場合


親の曲がった愛情に日々自尊心を傷つけられていた頃、いつも暗い顔をしていました。

「不細工だな。そんなんじゃあ、嫁にも行けないな!」

と嬉しげな父によく言われていました。
自分が大嫌いでした。
失敗すると、ねちねち親に言われるのが怖くて、外で失敗しても、酷く落ち込む癖が強くついていました。

徹底的な悲観主義者でした。

 

そんな私に転機が訪れたのは、高校の頃。
部活で気の合う友達ができたこと。
そして、好きな人ができたこと。
大好きな人たちが「私自身が大嫌いな私」を大切にしてくれる。

震えるほど嬉しかった。
この人たちのために、とにかく明るく笑顔でいたいと心底思ったんです。

ワタシの持つウジウジ考える癖で、その人たちに嫌な思いをさせたくないから、止めたいって思ったんです。
中学校で遭ったいじめの傷は残っていましたが、じたばたとトライする日々でした。

時代はフロイト全盛期。
後ろ向きな性格の原因が親らしいことはわかったのですが、どうすればよいやら。


暗中模索な中で実践して効果があったことは、こんなことでした。

「自分を(ほんの少しでもいいから)好きになる勇気」をつくる

1 本当に嫌な場所・人を見つける。何とか距離を置く、ちょっと文句も言う


私の場合、親を本当は嫌いであることを認めたくありませんでした。

その事実から一所懸命に目をそらしていました。

愛情がほしくて、仕方なかった。

私が我慢していればきっといつか愛してくれるだろうと、しがみついていたんです。

でも、当時は父を恨んでいるということは認めたくなくて、自分を嫌っていました。

 

高校生になったある休日、用もないけれど散歩がてらに一人電車に乗って出かけました。

その時に、自分は実家が辛いんだ、ということに気づいてしまいました。

自宅から1駅離れるほどに、ふつふつと喜びがほんのり沸き上がるのです。

 

自覚できたことで、気持ちはかなり楽になります。

数年後、わざと実家から遠いところへ就職しました。

 

逃げ出すことは無理でも、クッションになる場所をさがしたり、長期的に計画して距離をを置くことをおすすめします。

 

または、相手なりにちゃんと言う。

それができなくて、自分を嫌っている友達もいます。

 

自分を嫌いにならなくちゃならなかった理由なんだから、かなり強敵なその相手。

モノをいうためには、自分の心にエネルギーを貯めることがものすごく重要です。

ワタシが使ったその方法は、後で述べます。


2 自分が楽しいと思うことを探す


最もボロボロだったころは、自分の好きなものが、おやつくらいしか本当に見つかりませんでした。

空っぽな感覚です。食べても食べても、止まらないんですよね。


そこで、「好きなものを探すんだ!」と銘打って、本屋でいろんな雑誌を立ち読みしたり、街に出たりしてみました。
「妹に比べてあか抜けない」とコンプレックスを持っていましたが、本当はおしゃれもそこそこ好きだとわかりました。
雑貨屋巡り、好きな漫画、好きな歌手と、自分と対話する時間を持つことで、好きなものはちゃんと見つかりました。

小さな「好きなこと」ほど日常に無理なく加えられるから、パワーをくれます。

好きなものが増えると、ひどく落ち込みやすかった気持ちが、軽めの落ち込みで復活するようになりました。


3 人の役に立つ


高校の部活動で仕事を担当したり、バイトしたり、就職して仕事を担当したりすると、「自分が必要とされている」という大きな充実感が気持ちを前向きにしてくれました。子どもができて、我が子を大事にすることでも、かなり癒されました。

この「人の役に立つ」パワーは一番強かったです。

小さなことでも、何か引き受けると得るものが大きいです。

ただ、あまりの嬉しさに仕事にのめり込み、体調まで崩したのは誤算でした。


4 ココロの傷を言える人にカムアウトする


父の死後、母に子どもの頃の両親の対応に傷ついていたことを伝えました。

母に「悪かった」と言ってもらえることで、かなり救われました。

それから、こちらのブログ。

書くことで、「可愛がられなかったのは、私がかわいくなかったから」ではなく、「親の性格上の問題」であった、と頭で整理できました。

自分のコアな部分を人に話すことは勇気が要りますが、酒の席でもいいから少し吐き出してみると、自分に向けられている嫌悪感の正体が見えてくるかもしれません。


5 心のエネルギーを貯める


自分に向き合うにも、何か対象物と向き合うにも、実は膨大なエネルギーが必要であったことに気づいたのは、正直最近です。

自分の心にエネルギーを貯めるためには、毎日「自分のご機嫌をとること」が最も有効でした。
それには、「自分が自分の恋人になること」をお勧めします。


ありがちですが、自分に自信のないころは、恋人に強く依存しがちでした。

そして、「だれかに認められなくちゃ、立っていられない自分が嫌い!!」とも思っていました。

でも、本当に必要なのは、自分が自分を尊重することでした。


疲れたら、帰り道に寄り道して、自分のためにカフェに寄ってあげる。

恋人が疲れて寄りたいと言ったら、きっと寄ってあげますよね。

それなのに、自分にはケチる。その積み重ねは心のパワーを奪ってます。


本屋で好きな本を見つけたら、喜んで自分に買ってあげる。
自分にけちらない!

毎日、自分がやりたいことをしっかりやってあげると勇気が出て、何か本当に言わなくちゃならない相手に、必要な態度がとれたりしましたよ!
言うべきことが言えると、自分をまた一歩好きになれました!

ぜひぜひお試しあれ!

 

なんでこんな話をしているかというと

ワタシが仕事で倒れた時、真っ先に心配してくれた友達たちが、なぜかこのタイプでした。

人のことには、とても献身的。本気で心配してくれました。

自分のことはちっとも大事にしないくせに。

 

徐々に仕事復帰のメドが立ってきたのですが、今一番会いたいのは、この人たちです。

 

彼女たちとまた仕事がしたいという意味もあって始めたマラソンです。

その大会で、偶然にもその友達の一人と会うこともできました。

早くまた会いたいです。恩返しがしたい。

 

あなたが似た思いを持っていたり、近くにそんな「自分嫌い」の人がいるのなら、

どうかその荷物が少しでも軽くなりますように。

f:id:understandLove:20160127185543j:plain

 

強い寒波にご苦労なさっている方も多いと思います。

関東も乾燥が進んで、咳やくしゃみをする人が増えています。

お身体、大切にしてください。

 

では、また。