猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

「プラス思考に考える自分を選ぶ」松岡修造~『挫折を愛する』

松岡修造さんがいる場所は気温が高いという都市伝説がありますね。

応援に行った国が異常に暑くなるとか(笑)

とりあえず先日はマラソン大会の日に海外に行かないでくれたので、非常に助かりました。

 

こんばんは、ラブです。

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自分を信じることに集中することの大切さを、繰り返し訴える松岡修造さん。

高校で限界を感じてテニスをあきらめようとしたり、度重なる怪我に泣かされた時代がありました。

あの性格も持って生まれたものもあるでしょうけれど、テニスに取り組んで多くのピンチを経験し、その中のメンタルトレーニングで得てきたものではないかと、著書を読むたびに思います。

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自分を過小評価すると恐怖心が生まれる

18歳で単身アメリカにわたり、世界的名コーチ、ボブ・ブレッドのもとで学んでいたときのこと。

まだプロテニスプレイヤーになるつもりなどなかった著者に、コーチが

「腕試しにプロの大会にでてみよう」

と勧めます。

尻ごみする著者に、

「つまらない恐怖心を持つな。人間には思いもよらない力があるんだ」

と言います。

その言葉を信じ、「たとえ負けても土産話になる」と挑戦した試合。

以前なら勝てないと思える相手にも、不思議と戦える気になって、次々勝ち進み、その中で気持ちが強くなっていきます。

そこから著者はプロを目指していきます。

 

恐怖心に打ち勝つトレーニング

しかし、大事な局面で恐怖心は大きくなってしまうもの。

海外の転戦では、スタンドを埋めた大勢の観客の中に日本人が一人もいない状態で強豪と戦うことも。

恐怖と緊張のあまり頭が真っ白になり、何もできないうちに試合が終わってしまことが何度もあったそうです。

そういう苦労を若い選手たちにはしてほしくないので、ジュニアの指導では、恐怖心に打ち克つためのトレーニングをするそうです。

たとえば、子供たちを一人ずつ会議室に呼び、いきなり躍らせるトレーニング。

ホワイトボードには「感じたまま踊れ」とだけ書いてある。

じっと見つめるだけの数人の大人の前で踊らされ、泣いてしまう子もいるそうです。

わけのわからない踊りになるそうですが、それでOK。

この状況は、大観衆の前で強い選手と試合をするときの雰囲気と似ているそうです。

恐怖心を乗り越えること。

消極的な自分を捨て、

「どんな強い相手でも、俺は大丈夫だ」

と思い込み、プレーをすること。

 

企業の中にも新入社員研修の一環としてヒッチハイクさせたり、人通りの多い街中に立たせて大声で自己紹介させたりするところがあります。

尻込みする気持ちに折り合いをつけて自分をどう表現するか、自分に合ったやり方で、恐怖心を少しずつ克服することができると著者は書いています。

好きだから、続ける

小さい時からテニスを続けていた著者ですが、デビスカップにも出たことのある元テニスプレイヤーの父からも「お前は才能がない」、の一点張りだったそうです。

でも、とにかく好きだった。

だから続けてきた。繰り返し人一倍練習してきたそうです。

だから、昔から著者を知るテニス記者たちも

「修造さんが大事な試合に負けても、あれだけ努力したんだから、もう仕方ないと思えた」

と今でも言うそうです。

あきらめずに努力を続けること。必ず見ていてくれる人はいるものです。

自分を信じてゾーンに入る

プロになってから、世界トップレベルの選手まであと一歩、というところもできて星を落とすことを繰り返してきた著者。

マッチポイントを何回もつかみながら、そのたびに逆転され、

「やっぱりダメか」

と思って負けてしまっていたそうです。今の著者の姿とは違いますね。

そしてその試合のあと、ひたすら自分を責めていたそうです。

その時にコーチは

「お前には世界でトップに入れる実力がある。自分で自分を信じるんだ!」

と言ってくれます。

そうした試合を繰り返すうちに、世界ランキング2位のステファン・エドバーグとの試合。

第1セットを落として、第2セットも崖っぷちになりながら、「超ゾーン」の瞬間がやってきます。

「ここに打てば、こう返ってくる」

ということがすべて予想でき、

「僕の方が強い、勝てる!」

と確信できたのです。

第3セットも絶体絶命のマッチポイントの連続でしたが、ついに逆転勝利したのです。

「できる・できない」を決めるのは自分の心

人の心は「消極的な自分」を選択しやすい。

そんな自分を「倒そう、倒そう」と意識することが大事だと著者は言います。

アスリートがよく言う「自分との戦いです」という言葉もそこに集約されます。

 

この試合で著者は「自分を信じれば勝てる!」と実感。

そして、

「あの勝利は、エドバーグの不調で転がり込んだラッキーじゃない。

エドバーグが何度も優勝したコートで、6回もマッチポイントを取られながら凌げたということは、俺の実力で勝ったんだ!」

意識していい方向にとらえることで大きな自信を得たのです。

ラッキーな勝ちだと思ったら、自信になりっこありません。

いい意味の勘違いをすれば、人は大きく変わります

その勘違いを人に言う必要はありません。

言えば誤解を招くこともあるので、心の中だけで「自分の実力だ」とひそかに思っていればいいのです。

 

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ちょっとずつ「度胸をつけるトレーニング」、してみようかな?

いや、街中で急に踊りだしたり自己紹介とかしませんけどね。

カフェの店員さんと話す、とか。他のトレーニングでもありましたから、ね。

 

 

努力するだけしたら、あとは「自分を信じる!」

シンプルだけど、うまくいくような気がしてしまいます。

 

 

今日も一日、お疲れさまでした。

明日はもっとすてきな一日になりますように!!

 

では、また。