デザイナーはどこで服を見切るのか?
流行りやベーシック、服との付き合い方を辛口コメントで紹介!
こんばんは、ラブです。
クローゼットはもっとスッキリできるはず!
減らしてもっとオシャレになりたい・・・。
かなり減ってはきたのですが、自分のセンスが疑わしくて、基準に自信がないんです。
ファッション専門家から見て、必要な服って何でしょうね?
著者は、「着やせ服」が得意なファッションアドバイザー、横森美奈子さんです。
いつになってもあか抜けやしないワタシが、自戒の念をもってご紹介します!
書いた項目はおしなべてワタシが読んで「ヒー!反省しなくちゃ!!」なポイントです。
なぜ服はたまるのでしょう?
残念ながら、服の量とおしゃれは、比例しません!
日本人のモノを大事にする素晴らしいDNA、”もったいない精神”がありますが、おしゃれに関しては、服の整理の邪魔になります。
服は「着る」ためのもの。
「着ない」「着られない」服を死蔵しているスペースも「もったいない」。
古くて素敵ではない服を着てしまっては、それこそあなたが「もったいない」!
誰でも死蔵しがちなのは、こんな服だそうです。
捨てられない服1 サイズが合わない服
「やせたら着る」
若いころのメリハリのある体型に戻るわけではありません。
捨てられない服2 長く着ている服
散々着てなじんで、着心地が良い服は、劣化があります。
若いうちは色あせたものやしわも、無造作で格好良かったけれど、大人にとっては”寂しげ”で”みすぼらしく”見えます。
捨てられない服3 また流行るかもしれない服
「流行は繰り返すでしょう?」
ところが、”同じ人の中”では繰り返さないと著者は言います!
他人からは、昔の格好をそのままし続けているように見えてしまうだけです。
それが”今どきの流行”風に見えることはまずありません。
捨てられない服4 自分にとって必要な(と思い込んでいる)服
「ジャケットは必需品」などと仕事を持っている人は思いがちだったり。
でも、今どきのドレスコードは違います。
捨てられない服5 自分にとって定番の(と思い込んでいる)服
いくらいっぱい持っていても、傍からはいつも代わり映えしないワンパターンな人に見えています。
捨てられない服6 好きな色や柄の服
実は「色」はデザインよりも何よりも一番印象が強いもの。
違う服を着ていても、「いつも同じような色(=服装)の人」のイメージでとらえられてしまうだけです。
捨てられない服7 「好きなアイテム」という服
ジーンズが好きだから何本も持っていたり。
でも、一口にジーンズと言っても、時代や流行によってシルエットや素材感が全く違うのが、おしゃれとしての常識。
「今見て、自分にも会って、かっこいいかどうか」をちゃんと吟味する必要があります。
大人になった自分を認識する!
大事なことは”思い込みバリア”をなくすことです。
必要なのは、”価値観の時差の修正”なのです。
古びた価値観を持ち続けて、服や自分への見方がずっと変わらなければ、「いる・いらない」の判断も変わりません。
変わらなければ、自分の人生が終わるまで増え続ける「着ない服」と「捨てられない服」の山に・・・!
いざ、始めましょう!
スタート!
おしゃれな人は鏡と仲良し
「見たくない」気持ちはありますが、欠点も嫌いなところも、知れば対処ができます。
家には目に入るところ数か所に鏡を置いて、服だけでなく立ち振る舞いまでさりげなくチェックしたいもの。
外でも駅の鏡やお店のショーウインドーで、いくらでも映る姿が確認できますよね。
鏡を見るのも”慣れ”ですから、習慣化することで、おしゃれに一歩近づきます。
準備1 全身の映る鏡で
セーター1枚、Tシャツ1枚でも、実際に着て、”全身を見る”こと。
鏡と自分の距離は1.5ⅿくらいになるように。
そうすると鏡に映る姿は3m離れた時の見え方になります。
これが、自分を”客観視”できる最低の距離だと思ってください。
準備2 ヘアメークや下着もきちんと
メークは服の色の顔映りに影響があるので、外出時くらいにしておかないと判断できません。
準備3 靴も履きます
準備4 アクセサリー・小物も
準備5 仕分けられるような入れ物を用意
「いる(着る)」「いらない(着ない)」「わからない(悩み中)」を入れるビニール袋や段ボールを用意。
慣れたら、「フリマ」「あげる」「捨てる」など、行き先がわかる仕分けができると効率的。
結構大変です。買い物するときの試着と同じだからです。
つまり、基準は「買う」「買わない」と同じ見方で「いる」「いらない」を決めましょう!ということです。厳しめの基準です。
常に「服」でなく「自分」を見る
現実の直視
今のあなたを直視する!
現実はつらい厳しいものです。
人は好みの服に巡り合うと、「自分の身体がどう見えているか?」をあまり見ないで購入してしまうもの。
持っている服を惰性で着て、着こなしも工夫しなかったりします。
「この服だと自分は他人の目からどう見えるのだろう?」と想像力を働かせる訓練が必要なのです。
はっきり言って、おしゃれは自己満足では成立しないのです。
核心の「片付けマジック」
チェックポイント
店で服を買う時のシビアな目で「試着」しましょう。
「それを持っているべきか」「持っていなくても済むのではないか」まで問い直していきます。
そして「いる」「いらない」「わからない」に分けます。
チェックポイントは、
1 サイズ感
2 劣化度
3 着映え・顔映り
4 活用度
見方が変われば、さっきまで何気なく来ていた服が、「いらない」になる可能性だって大いにあります。
手持ちの服にちゃんと向き合い、新しい目で見なおし、把握することによって、「これからは、いらない・捨てられない服を、買わない・増やさない」ための参考データとなります。
1 サイズ感
「なんとなく、今っぽくない」服は、体に対してのフィット感やゆとり分、丈やバランスの違和感です。
この間までかっこよかったのに、体のサイズも変わっていないのに、なんだかかっこよくないのは、「サイズに対する感覚が徐々に変わってきている」から。
シンプルな服程サイズ感に左右されます。
だから、「シンプルな服は流行に左右されないから着やすい」というのは大嘘です。
2 劣化度
慣れ親しんだ服には愛着があったりするので、劣化度を見極めて判断するのは
決心がいるものです。
しかし、大人が気を付けなくてはいけないのが、”あなた自身の経年劣化”。
服とあなたを一緒に見比べる必要があります。
若ければ、よれよれの服もかっこよく見せますが、大人はそうはいきません。
(1)生地の色あせ、変質
(2)縫製部分の形状変化
特に色あせは、悪くすると生気なく、清潔感もなく、みすぼらしく見えます。
縫製が変化したものは、貧乏臭く見えます。
3 着映え・顔映り
自分を引き立てる色を味方につけるとオシャレ度は80%クリアできたようなもの。
でも、天候や髪の色、体調でその日により違います。
一番難しいポイントです。
なぜなら、自分の長年の”思い込み”と真っ向から向き合わなくてはならないからです。
嫌いな色から似合う色を見つけることも多いものです。
片づけができたら、インナーやアクセントカラーを探してみるのも手です。
4 活用度
必要性、機能性、実用性から考えます。
機能性を重視しすぎて、スポーツウェアばかり着ると、着心地の良さにはまってしまうことも。
”ラクできちんと見える服”は増えているので、状況に合わせて偏らないように。
洗いにくい素材のもので、着る回数が減っているものは「いらない」候補。
パジャマなど、”持っているべきもの”と言われるものも、再検討して良いですね。
アイテム別!決断ポイント
コート
抵抗はありますが、大きい分だけ片づくとスッキリと快感になります。
ポイントは、”肩パッド”の今どき感、くたびれ、古ぼけ、着て太って見えないか、毎冬着ているか。
高級なものである場合もありますが、「腐っても鯛」などと呼んでいる場合では、ありません。
「腐っている鯛」なのです。
スーツ
”きちんと感”がある服は、サイズ感に要注意。
横じわ、お腹回り、ヒップ回りに線が出たら、いらない!
スカート丈は流行のバランス。大人の品格には膝が隠れる丈。
昔っぽかったり、堅すぎてお通夜に見えるもの、くたびれてるものはいらない!
シャツ・ブラウス
サイズ、バランスがあわないものはいらない!
白や薄い色が本当に顔映り良いとは限りません。よく見ましょう。
襟のデザイン、黄ばみ、くすみに注意。
ニット
薄手のニットは、気になる部分を強調することも。
そうした身体の線を拾いすぎるものは、いらない!
伸びてしまったものを「大は小を兼ねる」などと言っていては、だらしないかんじになります。
毛玉、へたりをチェック。
毛玉取り器なども有効ですね。カシミヤだろうとちゃんと取ったほうがすてき。
バリエーションが広い素材だからと言って、中途半端なものやありすぎて偏ったものは、いらない!
ジーンズ・チノパンツ
「ジーンズ=若々しい、かっこいい」の図式は、もう無いものです。
見慣れてありふれた普通のモノこそ”かっこいいか””そうでないか”の差が大きいもの。
チノパンは着古すと情けない作業着になるから注意。
ピタピタは厳禁。お尻や股下の食い込んだ履き方は、大人の品格がありません。
スキニーも大人には、線を表しすぎ。いらない!
浅い股上は大人体型には実は有利。深い股上でぽっこりしなくて済みます。
パンツ類は必ず後ろ姿でチェックします。
シルエットがいまいちなジーンズは、裾をロールアップで復活できます。
服はしまい込まない
ファッションのプロである著者ですが、TVで収納のプロが
「これで靴を200足も収納できるんですよ!」
と言っていると、
「200足も必要!?」
と思うそうです。
大事にしまい込みすぎると、見えなくなり、忘れます。
それを探す時間のロスや、いざ着ようとしたらイメージが記憶と違うことも。
そこで、「見渡せる収納」を紹介しています。
1 クリーニング屋さんに預けない
2 なるべくハンガーにかける
3 引き出しよりも棚に
4 すぐ着る服はディスプレー
とりあえず実践!!
クローゼットを片付けました!
・コート1着・シャツ5枚・スーツ1着・ニット3枚
・スカート10枚
以上が片づきました。12月に断捨離したはずなんですけど、まだありました。
いやはや、すっきり。
特にシャツは、「いつか使う」と思いながらも、「流行じゃないよな~」と思って袖を通していなかったもの。6シーズンお休み中でしたよ。
コート類は度胸が必要でしたが、リサイクルショップに今の時期にGO。
今の時期に出した方が、誰かの役に立つかも?
まだまだよれた服、疲れたジーンズ、くたびれたチノパンがいっぱい・・・。
明日も少し(15分くらい)がんばりま~す♪
大人は”くたびれた感じ”が出てしまうという事実を「見ないふり」していました~。
買うか迷っていたスキニージーンズも、「大人が買うモノではない!」と断念!
いつものことですが、スッキリすると買い物はかえって減るのがいつも不思議です。
それは財布をスッキリさせて以来、実感しています。
財布を新調して整理したら、生活費の無駄が全くストレスなしで減りましたから・・・(笑)。
やっぱり昔の流行服の復活はイタいだけであったか・・・と反省(笑)。
鏡をよく見ることもしていないので、そこからスタートです。
クローゼットが少しすっきりしたら、春色の服が目に入るようになりました。
お気に入りの服に合う春の差し色を探してみようかと思います。
すこしは休めましたか?
あなたの明日がもっとイイ1日になりますように!
では、また。