猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

自分と人をシアワセにする!~『「あなたと会うと元気になる」と言われる人の共通点』

あなたの周りにも、人をちょっとハッピーにさせる人がいるのではないでしょうか?

それは、ちょっとした気遣いができる人だったり、

言葉がいつも前向きだったり、

楽しんで生きようとする姿勢があったり、

笑顔が素敵だったり、素直な人だったり・・・。

 

人間観察の達人による『まわりをシアワセにする人』の共通点とそのための心得です!

 

こんばんは、ラブです。

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歌人斎藤茂吉の息子で、精神科医をしていた著者・斎藤茂太

2006年に亡くなった方ではありますが、人を見る視点の暖かさがすてきな方で、大好きです。

まわりも自分もシアワセになる生き方について、挙げています。

「小さな気遣い」で元気にさせる人

ある体験者が入院したときの話です。

入院というのは、始めの1週間は、心配や検査でばたばたします。

でも、回復期に入るとやることは点滴をするくらいで退屈で仕方なくなったり。

そんなときに、誰かお見舞いに来てくれればうれしいのですが、やはり本調子ではないから話し込まれると疲れてしまいます。

お土産にしても、お菓子の詰め合わせは大きすぎたり。

気張った果物なども狭い病室に置けなくて、家族に渡してしまうものだそうです。

そんな時に、きれいなお菓子を2個だけ持って「近くに来たものだから」と寄ってくれたFさん。

体験者が大好きな和菓子のちょっと質の良いものを2つだけ持ってきて、さっと食べてあっさり帰る。

その他にも、その人が好きそうな雑誌や本を持ってきてくれたそうです。

あまりそれまで親交がなかったFさんでしたが、退院後体験者はその気遣いが嬉しくて、仲良くなったそうです。

「大きな気づかい」で疲れるもの。

そして、「小さな気づかい」で元気が出る。

そう著者は言います。

愛情はどんどん出す

お年寄りに席を譲ろうか迷ったときに、恥ずかしさで動けなかったりすることがあります。

落ち込んでいる知人を励まそうかと思いつつ、よけいな関わりを避けてしまったり。

特に家庭の中で愛情はついつい出し惜しみされがちなもので、反省です。

しかし、この世は明日どうなるかわからないもの。

心にケチをしていると、「やればよかった」という心の中にスッキリしないものを抱えてしまいまうと著者は言います。

自分が日々「スッキリ」生きるためにも、愛情は出すことは大事。

愛情をたくさん出すことで、また湧いてくるのですから、どんどん出していくことであなたもまわりも、もっとシアワセになるのかもしれません。

言い訳をやめると元気が出る

何かに挑戦する機会があっても「私にはできない」ということを言ってしまう人。

もったいないですよね。

仕事が忙しい、時間がない、家庭が大変、お金がない・・・。

理由はいくらだって見つかるけれど、それがすべてそろったからと言って、その人は動き出すでしょうか?

そんな自分に言い訳ばかりする人は、人のことを「いいなぁ」なんて言っていることが多いそうです。

そんな言葉ばかりでは、まわりも自分も元気がなくなってしまいますよね。

小さいことでも、トライしてみることで自分を元気にできるかもしれませんね。

逃げ場を持っている人になる

著者の知り合いで、倉庫勤務をしている人がいました。スキーと俳句が趣味です。

仕事で失敗がありましたが、「俳句にしてやれ」と考えて1句。

「頭下げ ありの数 かぞえる はげ頭」

 最高ですね!

悔しい思いをしている自分を冷静に見つめることで、自分に逃げ場を作る!

 

職場以外に夢中になれる場所を持つって、大事なんですね。

逃げ場があれば、激しく落ち込むような場面でも、すぐに笑顔でいつもの生活にもどれたり、楽しむ気持ちになれたりするそうです。

職場で失敗しても、こんな感じで切り替えて俳句や笑い話にできたら、絶対に自分もまわりも元気になれそうです!

笑顔!

著者の話では、評判の悪い病院は、看護婦の笑顔がないところが多いそうです。

看護婦さんは重労働。

仕事熱心で夜勤もこなして、疲れ切っているのは仕方ないのですが、それでも笑顔がないと損をするそうです。

一方さわやかな挨拶ができる新人看護婦さんは、仕事ぶりはいまいちであっても、それだけでまわりを元気にしていたりするそうです。

一方でいつもぶっきらぼうで笑顔がない看護婦さんは、ちょっと点滴の針がうまくささらなかったくらいで、「看護婦を変えろ」と言われたりするそうですよ!

笑顔はまわりにも自分にも大事なものなんですね。

「人と比べることをやめる」だけで元気になる

「人と比べる」ことでしか自分を確認できない人が増えている、と著者は言います。

自分が優位に立っていないと安心できない人が多いとか。

それは、考えの基準を外に持っているからだと言います。

「自分の中に基準を持つのだ!」という覚悟を持つことで、心のストレスがぐっと軽くなるそうです。

自分でしっかり基準をもって自分に本当の自信をもって生きることで、周りを明るくするパワーを持つのでしょうね。

ホンモノの「すごい人」は近くにいる

「人を元気にする人」は聞き上手です。

人の話に対して、すぐに「そこは、ああだ、そうだ」と反応する人は、思い込みが激しかったりして、あまりきいていなかったりするもの。

 

あるうつ病患者の女性がいました。いつも、

「元気がいい人のそばにいると、元気が出るからそばによってしまう」

と言ってきました。

そして、いつも「元気で素敵なすごい人」を見つけてくるそうです。

しかし、その「元気の良い、素敵ですごい人」。

カリスマ性があり、人が集まるのですが、しばらく話していると、ウソや見栄、自己主張の強さが必ず見えてくる。

そして、いつもその女性は離れてしまうそうです。

 

カリスマのある元気の良い言葉に、疲れた時は頼りたくなるものです。

しかし、本当に「すごい人」は、そんな子分などは必要としない普通の身近な人。

威勢がいい人とも違う。

人の意見に耳を傾け、自分の足を地につけて生きている人だと著者は言います。

 

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本当に人を元気にする人は、確かにカリスマよりも「聞き上手」に尽きると思います。

 

understandlove.hatenablog.com

 

 

understandlove.hatenablog.com

「笑顔」「自分を整えること」「愛情を持つこと」「聞くこと」をちょっと心がけてみようと思いました。

 

今日も一日、おつかれさまでした。

2月も終わりに近づきましたね!

春はもうすぐです。

暖かくして、よい夢がみられますように。

 

では、また。