フランス流のシックな暮らし方をカリフォルニアでアレンジした、今日から真似できそうな夜の習慣です。
こんばんは、ラブです。
シックな暮らしの達人たち。
フランスでの暮らし方を、カリフォルニアの実用的な手法をミックスした『フランス人は10着しか服を持たない2』。
色々ご紹介しました。
最後に、「ごほうびの時間」である夜の過ごし方について。
子育て中で忙しい著者が、時間に追いかけられずに素敵な毎日を送る方法を伝授です。
心から満足する夕食のために
1日のグランドフィナーレである夕食を家族全員でとることは、とても重要。
著者自身も両親と毎晩夕食を囲んだことで、家族のきずなが強まった記憶があります。
思春期に問題を起こさなかったのも、そのときできた絆のおかげだったそうです。
夕食の時間を大事にしよう
マダム・シックの家での夕食は、平日であってもフォーマルでした。
美しいテーブルクロス、中央にはシンプルな花!
堅苦しくはしないけれど、誰もがゆったりと食事を楽しんでいたとか。
だからせめて、テーブルの上は食事以外のモノは一切片づけることを著者は提案しています。
宿題、請求書、iPadも携帯もちょっとよそへ。
何より食事を気分よくいただければ、それでじゅうぶんなのです。
テーブルマナーを守って素敵なディナーにする
テーブルマナーを守ることは、平日の夕食をフォーマルな雰囲気にします。
背筋を伸ばして座り、ゆっくりといただくこと。
家族の目の前に手を伸ばしたりしないで、「お皿をまわしてくれる?」と頼み、とってくれたら「ありがとう」と言うなど。
確かに、ちょっとしたことではありますが。
かけがえのないひと時をじっくりと楽しめそうですね。
「いちばんよい物」をふだんから使う
自分の家に愛着を持って、いつもマインドフルな状態(目の前で起きていることだけに集中すること)でいるように心がけていると、いつの間にか「いま、この瞬間」を大事にするようになるとか。
それが、シックに暮らすということだそうです。
誰にとっても確実に手にしているのは、「いま、この瞬間がすべて」と言う著者。
だからこそ、きれいな器こそふだん使いにしてみましょう。
『フランス人は・・1』でそう書いてあって実践しているのですが、本当に気分が良いです。
いつもの煮物をちょっと素敵な器に盛りつける。
それだけで夕食が、とんでもなくすばらしい雰囲気になります!
シックな生き方
他人を変えようとするのはシックじゃない
生活に変化を起こそうとがんばってみても、家族のみんなも足並みをそろえるとは限りません。
だからといって、家族にイライラしないように気を付けるように、と著者は言います。
著者の夫さえもそうでした。
きちんと夕食をとりたいと準備する著者ですが、夫は違うタイプ。
朝食や昼食を抜くことがあるから、3時や4時にたっぷりおやつを食べてしまうそうです!
そこで著者は夫にメールで夕食メニューを伝えてみるのですが、うまくいったり、いかなかったり・・・。
たくさん意見をぶつけ合ってわかったことは、
「自分のベストなやり方が相手にとってもベストとは限らない」こと。
著者は「家族そろって食べる」をクリアすれば、それでいいと思えるようになったそうです。
「他人を自分の想い通りに変えようとしてはいけない、変えられるのは自分だけ」。
そう自分に言い聞かせることも時に必要ですね。
「15分お片付け」で翌朝が変わる
1日の終りにタイマーをセットして、いっきに片づけをすると、だいたいはどうにかなる、と著者は言います。
疲れている1日の最後であっても、「15分だけがんばればいいんだ」と思うとやる気が出るそうです。
15分あると、かなり多くのものが片付き、時間が余って隣の部屋まで片づくこともあるとか。
ごほうびの時間
用事に追われて忙しい1日だったら、せめて夜くらいは、自分にささやかなごほうびをあげたいもの。
本や雑誌、あたたかいお風呂、お気に入りの飲み物などを楽しむ時間にしたいですね。
著者はひどく疲れてしまったときは、帰宅した夫に子どもの世話をまかせて、寝室にキャンドルをともして、浴槽をバブルバスにするそうです。
フェイスマスクをして、ゆっくり20分間つかり、時にはチョコレートトリュフもいただく。
しばらくキャンドルをながめて。
それから笑顔で家族の元へ戻るそうです。
キリキリ・キーキーする母親がいるよりもずっといいですね。
静かなひとときをもつ
毎晩、静かな時間をもつのはすてきなこと。
著者はベッドに入る前に瞑想をするそうです。
瞑想をしていると、いろいろな雑念が浮かび、心配事が瞑想の邪魔をすることも。
そうでなくても、明日の予定や請求書の支払いを思い出したり。
浮んできてしまうことを認識したうえで、頭から追い出して、静けさを感じながら、意識を呼吸に集中させる。
シックであるということは、どんなことがあっても心の平安を失わないこと。
どんな障害が立ちはだかっても、どんなに疲労困憊しても、自分の目標を見失わずに歩み続けること。
どんな時でも心の平安を失わずに、しっかりと落ち着いて行動することができるということです。
それには、自分の思考パターンの滑稽さや、どうしようもなさを自覚することが大事だと著者は言います。
じっと座って落ち着いていると、広い視野でものごとをとらえ、「ありがたい」という感謝の気持ちを湧き起こるそうです。
どんなに忙しくても、自分を見つめなおす時間を持ったり、すこしの時間で環境を整えること。
生活の中で、家族や自分、家、「いま、この瞬間」を大事にすること。
そうしたことで、落ち着いたいい気分で毎日を過ごす。
それがシックな生き方なのかもしれません。
出来るところから少しずつ、やってみようかと思います!
今週も一週間、お疲れさまでした。
楽しい週末を・・・。
では、また。