『スラムダンク勝利学』を書いたスポーツドクターによるライフスキルの具体的なトレーニング方法です。
この方法で、早朝の朝ご飯づくりがとりあえず憂鬱ではなくなりました。
脳が勝手に「意味づけ」していることに気づくと、大概の「嫌なこと」が「そうでもないこと」になるようです。
こんばんは、ラブです。
前回は「ごきげん」な精神状態を脳に習得させるプロセスなどについて勉強しました。
エネルギーの源泉は自分の中にある
「心のための脳」を磨くのが「ごきげん道」ですが、「ごきげんは1日にしてならず」です。
普通に生活していれば私たちは、不きげんになりやすく、パフォーマンスが落ちやすい脳の使い方に慣れてしまているからです。
一方、ごきげんになるための脳は、現代社会で劣化の危機にさらされています。
ですから、根気よく、時間をかけて磨いていくことが必要なのです。
これにはエネルギーがいります。
自分にとって新しいことを身につけるには、何でもそうですが、絶えず湧き出すエネルギーの源泉がいるのです。
それは、端的に言うと「~たい」という思いです。
そして、「~たい」は3つの種類に分かれます。
①「結果」の”~たい”
「獲得したい」「解決したい」「給料を上げたい」「有名になりたい」など
②「行動」の”~たい”
「歌いたい」「話したい」「走りたい」など 行動の欲求
③「あり方」の”~たい”
「穏やかでありたい」「自由でありたい」
自分の心底から湧きあがるエネルギーです。
中心に自分の心があります。
「ごきげん道」は、③の「あり方」の”~たい”をエネルギーの源泉としています。
なぜなら、①「結果」や②「行動」の”~たい”も外側の状況にとても左右されるからです。
給料を上げるためには、上司の評価が必要です。
有名になるには、それこそもっと多くの人の評価が必要です。
「話したい」と思っても、、図書館など、話してはいけない場所があります。
つまり、「結果」「行動」の”~たい”には、外界の制限を受けます。
この点において、「あり方」の”~たい”は、「自分がどうありたいか」だけでいいのです。
なぜ穏やかでありたいのか、自由でありたいのか、そんな理由は必要ありません。
ただ、自分がそうありたいから、でいいのです。
あなたの”~たい”は、何ですか?
「あり方」を手放さない
著者のワークショップでは、「自分はこうありたい」という「あり方」を探すそうです。
そして、参加者に発表させ、みんなで口々に「本当ですか?」と聞き返してもらう。
発表した人は、「本当です」と答えます。
みんなは「本当にそうありたいですか?」と聞き返す。
ときには、「誰かから嫌なことを言われたとしても、そのあり方を貫きたいですか?」という意地悪な質問もするそうです。
それでも「本当です」と答えられたらホンモノ。
反対に、もし自分の中に違和感を感じたら、もう一度「あり方」を考えなおすそうです。
ありかたの”~たい”をエネルギーにすることは、「生きる中心」にいつも「自分」があるということです。
もちろん、「給料を上げたい」「有名になりたい」「結婚したい」などのほかの”~たい”も大事です。
けれども、それはとても揺らぎやすいものです。
だから、「結果」や「行動」の”~たい”だけでは、エネルギーが足りなくなってしまうのです。
仕事も趣味も「結果」を追いかけてばかりいては、やがて息切れしてしまいますよね。
それよりも「楽しい自分でありたい」など自分の「あり方」にフォーカスして取り組むことです。
あなたにとって唯一無二にエネルギーの源泉、「あり方」の”~たい”を見つけたら、それだけは決して何があっても手放してほしくない、と著者は言います。
ライフスキルを少しずつ日々磨いていくことで、「ごきげん」な自分を手に入れることができます。
するとさらに「ごきげん」であることによってパフォーマンスが上がります。
そして、ますます「ごきげん」な人生になっていく・・・というスパイラルを手に入れることができるのです。
アドラー心理学で勉強したことの実践編みたいだと思いました。
実際に心の習慣として定着するには、ライフスキルのノウハウが有効でした。
冷蔵庫の中で芽を出しちゃったグリンピースも、窓際ガーデニングで花が咲きました!
暖かい春ももうすぐですね。
明日もあなたにすてきな1日になりますように。
では、また。