猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

勇気を与える人間関係とは?~『嫌われる勇気』

本当の尊重や感謝をベースにした人間関係は、自信や勇気を伴う、強固な関係ができますよね?

そんな対人関係を作っていく、ちょっとしたポイントをアドラー先生から。

 

 

こんばんは、ラブです。

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その共同体にとって「自分は有用な人間だ!」と思えるシアワセ

昨日勉強したのは、所属感について。

所属感は、自分が集団に自分からできることを見つけてアプローチしていくことで、後天的に獲得していくものだそうです。

 

そして、学校や職場、家庭などの小さな共同体のコモンセンス(共通感覚)の中で上手くいかないことを気にしないことが大事。

もし、教師や上司と意見が合わなくてその共同体にいられなくても、社会という大きな共同体の意思にフォーカスしてみること。

そんな場所にこだわる必要がないことが分かります。

社会全体から見れば、くだらない小さい社会でしか通用しないルールっていっぱいありますよね。

その小さな社会で、他の人の目を気にして生きていては、自分の人生を生きることができませんよね。

ちゃんと社会で生きていけるなら、そんな小さな社会のルールなんて、何ということはないのです。

大きい共同体のコモンセンスを意識することで、他者の人生を生きる生き方にならずに、自由を選ぶことができるのです。

 そんなことを前回↓勉強しました。

understandlove.hatenablog.com

 叱るとか褒めるとか。・・・それは操作?

アドラー心理学では、「叱る」そして「褒める」ことは、好ましくないと述べています!

 

なぜなら、「褒める」という行為には、「能力のある人が、能力のない人に下す評価」という側面が含まれているからだそうです。

 

たとえば、母親がお手伝いをしてくれた子どもに、「えらいわね」とか「よくできたじゃない」と声をかける時。

その目的は「自分よりお能力の劣る相手を操作すること」になるといいます。

うーん・・・。実際問題、難しいのでは?

 

褒めたり叱ったりするのは、「アメを使うのか、ムチを使うのか」の違いでしかありません。

・・・まぁ、確かにそうですね!

 

アドラー心理学が賞罰教育を強く否定するのは、それが子どもを操作するためです。

 

誰かに褒められたいと願うこと。

逆に、他者を褒めてやろうとすること。

そこには、対人関係を「縦の関係」と捉えている考え方があるのです。

アドラー心理学では、あらゆる「縦の関係」を否定し、「横の関係」となることを提唱しています。

 

たとえば、専業主婦の方に「なんの稼ぎもないくせに」とか「誰のおかげで飯が食えているんだ」と怒鳴るモラハラ夫。

情けない話です。

会社員と専業主婦は、働いている場所や役割が違うだけで、まさに「同じでないけれど対等」なのです。

そういうタイプの男性は、女性が賢くなること、女性が自分以上に稼ぐこと、女性に堂々と意見されることが怖いのでしょう。

対人関係全般を「縦の関係」で見ているし、強烈な劣等感を隠し持っています。

 

そうした劣等感とは、縦の関係から生じてくる意識です。

 

あらゆる人に対して「同じではないけれど対等」という横の関係を築くことができれば、劣等コンプレックスが生まれる余地は無くなります。

 

確かに、「手伝ってくれて、本当に助かった!」と言ったら、子どもたちがめちゃめちゃ嬉しそうでした。

褒められるよりも、感謝される方が、絶対に尊重されているし、心に響きます。

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褒められることが目的になった人生は不自由

対人関係を縦でとらえ、相手を自分より低く見ているからこそ、介入してしまうのです。

だから、親子関係では子供の課題に平気で介入しやすいというのです。

 

そして、人が褒められることに慣れて、褒められることが目的になってしまうと、他者の価値観に合わせた生き方を選ぶことになってしまう危険があります。

・・・それは、すごく正解だと思います! 

 

あなたも、これまでの人生の中で、まわりの期待に応えながら生きることにうんざりしたことがあるのではないでしょうか?

こうしたことによる弊害だったのですね。

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評価ではなく感謝を

人は、感謝や尊敬、喜びの言葉を受け取ったときに、大きな勇気を手にします。

人は、自分には価値があると思えた時だけ、勇気が持てるのです。

 

「自分は価値がある存在だ」

と思うことができた時、その人はありのままの自分を受けいれ、人生のタスクに立ち向かう勇気を持ちえるのです。

 

人は「わたしは共同体にとって有益なのだ」と思えた時にこそ、自らの価値を実感できる。

 

他者から「よい」と評価されるのではなく、自らの主観によって「わたしは他者に貢献できている」と思えること。

そこで初めて、我々は自らの価値を実感することができるのです。

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スミマセン、自分の経験の話です

高校の時の社会科の先生が、いつも教室に入るときと出る時に、後ろの入り口から入って一礼をしていました。

生徒に対してその先生は礼をしていたわけではなく、教室という場所に対してしていたようですが、その1時間ごとを大事にしてくれるその姿勢に、自分たちの授業時間を大事にしてくれていると感じました。

その先生の言うことは、みんな絶対にききました。

 

仕事で子どもに関わるときにも、子どもたちに対して尊重するキモチをしっかり持つ余裕があるときは、子どもたちがいつもとても自分たちの行動を自分たちで律してできていて、びっくりしました。

子どもたちだって「自分がやるべきこと」は、一番よくわかっているんですよね。

そのわかっていることに対して、ちょっと頑張るキモチになる後押しになるのは、「上から目線」の指導じゃないです。

大人は、子どもと「同じ人間」。

そして「ちょっとだけ先に生まれている」だけ。

それを自覚して、「横の関係」を作っていくこと。

そういうことを大事にすると、子どもたちはキラッキラの目をしてちゃんと頑張ってくれるんです。

 

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雨が降りましたが、美しい桜のアーチを見ることができました!

今年は長く桜を楽しめて、本当に最高です。

 

寒い日でしたから、ゆっくりお風呂に入るのも楽しい夜ですね。

 

 

明日からのあなたの1週間が、さらに素敵な毎日になりますように・・・。

では、また。

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