猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

ともに生きるということ~『世界で最も貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉』

ホセ・ムヒカは小農家に生まれました。

父親が亡くなり、家計を助けた少年期。

青少年時代には、格差のない社会と自由を夢見て革命運動にのめり込んでいました。

 

こんばんは、ラブです。

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父親を亡くした幼少期

1935年、モンテビデオで生まれたホセ。愛称は「ペペ」。

その子供がホセ・ムヒカです。

家は小農家、父親は交通省に勤めながら農業を営んでいました。

しかし、ペペが小学校に入学して間もなく、家のローンを残して病死します。

父を失ったとき、ペペは家を支える決意をしました。

 

学校の帰り道では喉が締め付けられそうになり、道路を眺めていると、自然に生前父親が仕事をしていた職場にたどり着いたと言います。

 

父親の死後、母親はローン返済のために働き、手作りパンや家の農園でとれた野菜を売って一家を支えました。

ペペもまた、家の裏を流れる小川に割いた野生のカラーの花を摘んで売ったり、週末は近所のパン屋でアルバイトをして生計を助けたそうです。

 

「友人は、地域の中でも貧しい人たちでした」

と自信が語っているように、ムヒカは貧しい人たちを幼いころから身近に感じて育った人です。

彼のホームタウンは、比較的貧しい人々が住んできたエリアのようです。

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食肉処理場の出来事

次のようなエピソードがあります。

彼の家の近くには食肉処理場がありました。

あるとき、そこで働いている一部の人たちが、雇い主の配達トラックを止めました。

そして大胆にも、荷台に積まれていた肉をつかんで近隣の貧しい人たちに配ったというのです。

その様子を見ていたペペは熱狂しました。

彼らの行動に、ペペの内なる何かが刺激されました。

そして青年期、インフレの高進、増える失業者、繰り返されるストライキという社会不安のなか、世界を変えようとするムーブメントに参加していきます。

 

大統領になってからムヒカが、給料の90%を慈善事業などに寄付していますが、さまざまな場所でその話になると、彼はよく言っています。

「私にとって、それは犠牲ではありません。義務なのです」

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余裕のある者が弱者に手を差し伸べること。

その哲学は、育った環境の中で培われたものなのでしょう。

 

「世界がものとお金と資源で溢れている中、人に車を課すことも惜しみ、貧乏人に手を差し伸べず、野良犬にご飯も家もあげないような、こんなにもセコい世界はほかにあるのでしょうか。

神様に謝りたい」

2014年の南米諸国連合会議でのスピーチでの言葉です。

 

「人生はもらうだけでは駄目なのです。

まずは自分の何かをあげること。

どんなにぼろくそな状態でも、必ず自分より悲惨な状態の人に何かをあげられます」

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今できること

熊本に何か送っても、自分の思い込みで送ってしまうと仕分けにお手数をおかけしてしまうので気をつけなきゃいけませんよね。

できることやっていこうと思います。

 

困っている人がいたら、何かお役に立てたら嬉しいですね。

 

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ムヒカ大統領ほど徹底したことはできないけれど、日々の中で必要ない物に消費してしまうことに気を付けることはできそうです。

 

「スーツケースはいつも軽めで必要なものだけ。

物を持つことで人生を複雑にするより、私には、

好きなことができる自由な時間の方が大切です。」

 

このゴールデンウィークで、喧騒の中でつい要らない物をあれこれと手に取りがちですが、身軽に生きて自由な時間を大事にすることも頭に入れておこうと思いました。

 

今日は、ゆっくり休めましたか?

よいお休みになりますように!

では、また。

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