猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

楽しみを増やして記憶力を上げる~『覚えない記憶術』

あなたは昼休みに外食するとき、「いつもの店で、いつもの定食」と「新しい店にとりあえず入る」のどちらを選択しますか?

記憶力を上げていくには、「新しい店」へのチャレンジをしていくことが大切なようです。

 

今回のキーワードは「海馬」。

 

こんばんは、ラブです。

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記憶はマンネリを嫌う~好奇心記憶術

実は「好奇心」は記憶力を向上させます。

一方「マンネリ」は記憶力を低下させます。

記憶力と密接に結びついている感情が「好奇心」だからです。

たとえばランチを食べる時に、新しい店を開拓する。

あるいは、いつもの店で食べたことのないメニューへ挑戦する。

そんな時には、海馬からシータ波という波が出ます。

海馬からシータ波が出ると、記憶が亢進します。

記憶について海馬のベストのパフォーマンスを発揮してくれるのがシータ波です。

普段から好奇心、探求心のある生活をしていると、海馬からシータ波が出やすくなり、記憶力が高まるというわけです。

生物が自分の縄張りから出て初めての場所に行ったり、初めて見る外敵と遭遇した場合、今後同様の危険を避けるために、新しい場所は明瞭に記憶しておかなければなりません。

人間に限らず、生物は全て「新しい場所は普段以上に明確に記憶する」ことをしないと、敵に襲われてしまいます。

だから私たちの脳は、「新しい場面」をより記憶しやすいのです。

 

 

普段から新しいことにチャレンジすること。

自分の好奇心を信じて、好奇心のままに活動してみること。

これが記憶力を高める生活習慣なのです。

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場所を変えると海馬が活性化~カフェ仕事記憶術

著者は普通ならば3時間も集中したら疲れて書けなくなる「執筆」仕事を、場所を変えることで、集中力をリセットしています。

14時にランチに出て、そのまま2時間ほど執筆。

さらに別のカフェに移動して数時間執筆、というスタイルを使っています。

 

カフェでは、学生が教科書や問題集を開いて勉強している姿を見かけますね。

実はカフェで勉強すると、記憶力を上げることができるのです。

それは、場所の移動が海馬を活性化するからです。

海馬とは、脳の中で「記憶」「学習」「情報処理」と深くかかわる部分です。

海馬には「場所細胞」というものもあって、場所を移動するだけで「場所細胞」が刺激され、シータ波を発生させるのです。

シータ波は、さきほどの記憶が亢進する周波数。

つまり、場所の移動は海馬の活性化を促し、記憶力をアップ、学習効果や仕事効率を高めることができるということです。

 

この発見はとても画期的で、「場所細胞」発見したジョン・オキーフ博士とその共同研究者は2014年のノーベル生理学・医学賞を受賞しているそうです。

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缶コーヒーを買いに行くだけでも?

そういってもカフェをはしごすることは、勤め人にはなかなか難しいものです。

そんなときは、自分の机を離れて、休憩室で自動販売機まで行って缶コーヒーを買ってかいるだけでも「場所細胞」が刺激されます。

 

空いている会議室に移動してデスクワークをする。

移動するときに、エレベーターではなく階段を使ってみる。

部屋の中をぐるぐる歩き回るということでも効果があるそうです。

トイレに行く、というのもよいのです。

 

「場所細胞」は、ちょっとした場所の変化でも刺激できますが、入力する情報量が多いほど、より刺激が高まります。

したがって、「室内」よりは「屋外」を歩いた方が良いとされています。

さらに、行ったことがないところ、初めての場所はより効果的です。

 

ですから、新しくオープンしたレストランでランチするのは、「好奇心」という視点と共に「場所細胞」の観点からも、海馬の活性へのとっておきの方法になるのです。

あるいは「旅行」は、かなり強い刺激になります。

 

海馬が嫌いなのは「マンネリ」です。

同じ場所で同じような仕事を長時間淡々と続けることは、記憶効率、学習効率、仕事効率を大きく下げてしまうから、注意が必要なのです。

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「楽しい」気持ちで記憶力を上げる~楽々記憶術

「勉強ができない人」の最大の原因は何でしょう?

「頭が悪い」「記憶力が低い」「暗記が苦手」・・・というのは、まったく違うそうです。

IQは20歳を過ぎても伸ばすことができるそうです!

だから、「生まれつき頭が悪いから、勉強ができない」というのは、言い訳だそうです。

実は、「勉強ができない人」の最大の原因は「勉強が嫌い」なことなのです。

嫌々勉強すると、記憶に残りません。

楽しく勉強すると、それだけで記憶に残るのです。

 

『もの忘れの脳科学 最新の認知心理学が解き明かす記憶の不思議』で、文章を読みながら単語を記憶していく「リーディング スパン テスト」を用いた実験が紹介されています。

「ポジティブな文」と「ネガティブな文」と「どちらでもない文」を読み、その中に含まれる単語を覚えてもらいます。

時間をおいてそれぞれの文に含まれる単語をどれくらい覚えているか調べたところ、「ポジティブな文」に含まれた単語が一番記憶に残っていたのです。

ポジティブな文は「楽しい」気持ちを惹起しています。

この「楽しい」という感情は、記憶力を増強しているのです。

 

「楽しい」と感じると分泌されるドーパミンは、記憶力増強作用があります。

一方で私たちが「苦しい」「辛い」と感じるとストレスホルモンであるコルチゾールが分泌されます。

コルチゾールはごく少量ならば記憶増強作用がありますが、毎日続くと海馬に対して悪影響を発揮し、記憶力を低下させます。

 

記憶にとっては「頭が良い」かどうかよりも、「楽しく」やるかどうかの方が、何倍も重要なのです。

「頭をよくする」ことはできますが、一朝一夕ではできないのです。

しかし、「楽しく」取り組むことは、今日からできるかもしれませんね。

 

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「勉強好き」になる方法

楽しく勉強するには、タイマーを使ったり、成果を対戦成績に見立ててゲーム化するなどの方法があります。

 

 

understandlove.hatenablog.com

 

 

understandlove.hatenablog.com

 勉強があまり好きではない人は、まずは得意なものから始めて楽しんでしまうことがポイントだそうです。

楽しむことでドーパミンを出して、上昇スパイラルに入ることができるのです。

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仕事や勉強で覚えることがあると、つい「がんばる」とか「がまんする」とかの方向で「努力」してしまいがちです。

が、より効率的にするならば「楽しむ」ことですね。

 

「楽しむ」って大事ですね。

習慣づけていきたいものです。


 今日も、おつかれさまでした。

明日は、あなたにとってもっと楽しい1日になりますように。

では、また。

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