「怖いなぁ」と思うばかりで、何の準備もしていないワタシです。
熊本の地震のあとに「防災グッズ」を注文しようとしたら、充実したセットたちは軒並み2か月待ちでした。
「防災の日」になる前に、必要なものを準備しがてら、全くの基礎から勉強しなおしたいと思った次第です。
すみません。本当に基礎中の基礎です。
こんばんは、ラブです。
「南海トラフ」は、太平洋の日本沿岸を関東から九州にかけてつながる長い溝だそうですが、大地震が100~200年ごとに発生しています。
ここで巨大地震が発生したら、最悪の場合、死者は32万人にものぼるとされています。
これは、東日本大震災の16倍です。
その規模になったら、「国とか地方自治体に助けてもらう」というレベルは必ず超えますね。国家規模の大惨事です。
そのとき自分では何ができるのでしょうか。
実は約300年前の宝永地震でも大津波が発生し、2万人の死傷者を出ました。
しかし、その中で死者が一人も出なかった漁村があったそうです。
心の備えがあるということ
死者を出さなかった漁村では、全員が
「大きな地震の後には、津波がくる。すぐに高台の山に逃げること」
そう村人全員が認識し、日頃から備えていたことがわかっています。
東日本大震災でも、そうした言い伝えが活きている地域での生存率の高さに驚かされましたね。
今よりも情報がない時代の人たちにできたのですから、わたしたちも日頃の備えと心の準備で生き残ることができるかもしれません。
誰もが被災する可能性がある時代
「南海トラフ」は、水深400m級の深くて長い溝です。
このトラフで東海、東南海、南海地震が連動して起こることにより、巨体津波を始め、噴火による被害や原子力発電所の爆発といった被害が恐れられています。
実際、南海トラフで発生した宝永地震(1707年)の被害は、中部、近畿、四国、九州の広い地域にまたがりました。
大津波が西日本沿岸を襲い、瀬戸内や八丈島までやってきました。
そして地震発生から49日後に、富士山が噴火したという記録が残っています。
警報、注意報には限界があるということ
津波のシミュレーションをデータ化して蓄積し、地震発生時に予想を立てて発表するのが「津波警報」です。
震源が日本から離れるほど、巨大なほど、予想が難しくなります。
警報には限界があるのです。
子どもやお年寄りとの避難は何倍も時間がかかるので、早め早めの避難が大事ですね。
津波警報の言葉に注意する
「巨大」という言葉を使った警報には、要注意です。
東日本大震災と同じ規模の津波が来ると思って至急避難することが必要です。
また、津波警報のあとの呼び掛けも重要です。
たとえば
「実際の到達は、予想される到達時刻わりも早くなる場合があります」
「高さも数倍から場所によって数十倍に増幅されます」
「岸や川には絶対に近づかず、速やかに高台に避難してください」
これは、津波の特徴を踏まえた上での呼び掛けで、とても重要です。
津波のベストな逃げ場所は
「高いビル」と「高台」どちらが良いか、ワタシならすごく迷います。
ベストは海抜の高い、安全な高台が良いとされていますが、「時間がないときは、最も早く避難できる方へ」と本著にはあります。
非常時には、公共ビル以外にも、避難者を受け入れるビルがたくさんあります。
「倒壊の恐れのない5階以上のビル」に避難することが大切だそうです。
家族と連絡を取る手段
連絡方法は、何種類もありますが、家族の年齢構成に幅があるときには、
「災害時には携帯メールと171を使う」
「電話が繋がらなかったら、実家に連絡する」
など、連絡の優先順位を決めておくことも大切です。
特に離れて暮らす実家を連絡係にするのが有効ですよね。
被災地でない地方だと繋がりやすいからです。
「緊急伝言ダイヤル 171」
+1で録音。
+2で再生。
自分の電話番号を入れて使います。
連絡先の実家や互いの携帯電話の番号、保育園や学童、デイサービス、互いの仕事先などの連絡先をデジタルではなく手帳などのアナログに記録して持ち歩くことも大切です。
徒歩で帰宅するための準備をしておく
勤務先と自宅に距離があるならば、自分仕様の「非常時セット」を勤務先のロッカーに用意しておくと、安心ですよね。
東日本大震災でも、帰宅に本当に苦労しましたから。
備えておくとよい物は、
スニーカー、地図、コンパス、マスク、雨具、携帯の電池式充電器、携帯食料、水
などではないでしょうか。
首都直下型地震が起きた場合、電車の運行は長期間期待できませんからね~。
帰宅するのは、情報収集を十分行った後がベストです。
瓦礫の上を長時間歩くことを考えておくことが必要でしょう。
明日は、家で準備できる防災グッズや非常食などについても勉強したいと思います。
今でも被災地でがんばっている方々がいることを考えると、ぼんやり何も考えずにいるのは違いますからね。
ちゃんと経験から学ばなくちゃ、と思いました。
明日からの1週間がすてきな毎日になりますように。
では、また。