人間の悩みを消し去ることはできませんし、ある程度は仕方にこと。
でも、工夫次第で和らげることができます。
「小さなことで悩む」というのは、多くの場合、「自分自身に自信が持てない」でいたり、「現状に不満があったり」する場合です。
そこで、「満ち足りた気持ちで生きる」「幸福感を感じながら生きる」脳科学的な方法を勉強したいと思います。
こんばんは、ラブです。
幸せホルモン「セロトニン」と「オキシトシン」
そもそもの話として、世の中には幸せを感じやすい人と、そうでない人がいます。
同じような出来事にあったとき、幸せな気分になれる人、それほどの感慨を抱かない人、むしろ悲しい気分すら味わってしまう人がいますよね。
近年の脳科学の研究により、2種類の「幸せホルモン」があることが分かっています。
この2つのホルモンの分泌量で幸福感が左右されます。
東邦大学医学部生理学の有田教授はセロトニン研究科として有名ですが、この教授が勧めている2つのホルモンの効果と幸福になれる方法が紹介されています。
・セロトニン神経を活性化させるために朝日を浴びる(朝型生活にする)
・朝と夕方に30分程度歩く(あるいはジョギング、サイクリング、スイミングなどのリズム運動を30分程度)
・1日の中で何回か5分程度、腹式呼吸をする(ヨガ、気功、座禅などでもよい)
規則正しい生活
つまりは一言で言えば、セロトニンを分泌させるには毎日の規則正しい生活が大事なのです。
人間は日の光と共に行動するとパフォーマンスが最も上がるようにシステム化できています。
特に日光を浴びることはうつ病の治療医も効果が認められています。
日照時間の少ない北欧ではうつ病患者が多いという報告もあるくらいです。
狭くて暗い部屋にこもっているとうつうつとしてくるのは、単なる気分の問題ではなくセロトニンの分泌が少なくなることも一因だと考えられるのです。
最近はブータンが「国民総幸福量」が高いことで有名になっています。
幸福になるにはさまざまな要因がありますが、「自然環境との共存」が大きなキーワードのようです。
人とのふれあいも大切な要因
また、オキシトシン分泌を促し、セロトニン神経も活性化させるには、
①家族団らん
②感情を素直にあらわす
③感情を素直に表す
④親切心を心がける
こういったことが重要であることが分かっています。
人間関係が上手くいき、気分よく生活することでオキシトシンは分泌されるのです。
オキシトシンが十分に分泌されると、脳の疲れが取れるだけでなく、身体も健康にしてくれます。
朝からウォーキング代わりに出勤時にちょっと歩くように心がける
日中、お腹を使って深く深呼吸する
家族と話をする
笑うように心がける
その他にたとえば出来る範囲での生活コントロールとして、
朝日で目が覚めるようにカーテンを開けておく
お昼休みの5分だけ外に出てみる、ベンチでぼーっとしてみる
などでも十分だと本著でもあります。
朝の陽射しを受けることを意識して、人との関りもとるようにしてみること。
そんなことでも脳内の幸福ホルモンが増えて、幸福感が増してくるのかもしれません。
水分を十分にとってくださいね。ゆっくり休んでよい夢を。
では、また。