どんなアクションも、考え方も、それが本当の効果を生み出すには、継続することです。
これまでたくさんの、良い習慣をつけるということを勉強してきましたが、それを習慣化させることが大変なんですよね。
そのために大切なことを最後に勉強したいと思います。
こんばんは、ラブです。
目標を立ててこなす、というのは高度な能力?
そもそも、目標をたててきちんとそれをこなしていくという能力には、大きな個人差があるそうです。
何も言われなくても自主的にできる人はいます。
イチロー選手などはその典型です。こつこつ積み重ねることに快感を感じるタイプです。
しかし、そのた大勢の人にとってみれば、目標を立ててもなかなか続かない。そういうものです。
そもそも、「目標を立てて努力する」というのは、世の中で言われるあたりまえのことですが、実は大変高度な作業です。
まず人間以外の動物には不可能です。
動物にとっては、食べて、寝て、生殖活動をする、といった本能に基づく行動以外のことで自主的に努力するなんて考えられません。
人間にとって、非常に困難なのは当たり前で、すぐに「三日坊主」になってしまいます。
そうならないための脳科学的なやりかたがあります。
1 小さな成功体験を積み重ねる
脳の学習機能を使います。
たとえば、「イライラしたときに、深呼吸を3回してみて実際怒りが和らいだ」という経験をしてみます。
すると、脳は学習して、どんどん習慣が強化されます。
小さな成功体験の積み重ねは、習慣化には欠かせません。
2 仲間と一緒に動く
例えば「規則正しい生活」を習慣づけるには、かなり強く意識しないと身につきません。
最初は良くても、気を抜くとすぐに戻ってしまいます。
そんな「つい3日坊主」になるときには、「誰かと一緒に」作業するという方法が有効です。
仲間を作っ作業すると、幸福ホルモンであるオレキシンの分泌が高くなることが分かっているのです。
この方法が注目を集めている分野は、禁煙や禁ギャンブルなどへの応用です。
嗜好に耽溺してしまうと、抜け出すことは非常に困難です。
これらのものは、一人で抜けるのは超人的だとさえ言われています。
しかし、これが仲間と一緒だと、抜け出せる確率がかなり高くなっているのです。
SNSなどを使えば、仲間を見つけることもできますね。
試行錯誤が大事
人間は歳をとると変われない、などと言いますが、そんなことはないと著者は言います。
最近は定年後にピアノやチェロのような楽器を始めたり、囲碁、将棋、チェスを始める人も増えてきています。
上達が若い頃よりも緩やかで、時に小学生に負かされたりしますが、大いに楽しむことができます。
外国に移住して、言葉や風習の違いに驚きながらも、楽しそうに定年後の生活を楽しむ方が増えていますね。
つまり、大事なのは新しいことへのチャレンジと試行錯誤なのです。
脳というのは、大きいストレスには弱いのですが、小さなストレスであれば徐々に慣らしていくことができます。
ですから、いきなり別人に変わろうとするのではなく、「今回はダメだったけど、次回はこうしよう」と前向きに、少しずつ変えていくのがコツです。
例えるなら、筋肉トレーニングと同じなのです。
負荷をかけて、筋肉をこわして、休めて、新しい筋肉ができる。
これと同じような考え方で、「ちょっとつらい」くらいの負荷をかけて、慣らして、慣れたらまた「ちょっとつらい」負荷をかけていって・・・。
このように習慣づけていくと、人間は必ず変わることができる。
ちょっとずつ変えていって、どんどん馴染ませることが大切だそうです。
『どうでもいいことで悩まない技術』の復習です
・「割り切れない」人がすべきことは、ミラーニューロンを使うこと。割り切れてる人のマネをする。
・イライラしたら、ちょっと待つ。前頭葉が動き出すから。
・怒りがこみあげたら、まずは深呼吸。または短い深呼吸3回。
・「怒るのは人として未熟だから」と言い聞かせる思考のクセをつける。
・不快な気持ちが続くなら、紙に書いて分析し、客観的にものごとを見つめる練習をする。
・ストレス耐性は鍛えられるので、ちょっと緊張するのはよいこと。
・「めんどうくさい」を克服するには、①先人のマネをする②困難を分割する
そうすることで、達成感の味を覚える。
・不安で仕方ない時は、没頭できる単純作業をして、前頭葉を動かす。
・トラウマを克服するには、嫌な記憶に似た体験をあえてして、成功体験の記憶を上書きする。
・人を羨ましく思うのは、錯覚。自分が置かれている状況に問題があるかも。分析と改善をするチャンス。
・妬む感情が出ているときは、自分の心が傷ついている。
・期待しすぎてしまうのは本能として仕方ないが、期待のし過ぎは「依存」「耽溺」になるので気を付ける。
・思わぬことを言われてパニックになったら、「ちょっと整理させてください」と一呼吸置く。
・幸せを感じる生活習慣をつけるには、セロトニンのために朝型生活にし、朝夕歩き、腹式呼吸。
オキシトシンのために人とふれあい、感情を素直に表し、親切にする。
・執着してしまう性格は、脳のつくりのせい。思い切って片付け、ものごとをあきらめることに耐性をつける。
「ものごとを悲観する気持ち」や「どうしても気になってしまう気持ち」は、少しずつ変えていくことができます。
脳は意識して生活することで、鍛えることができます。
どうでもいいことは、悩まなくてもいいんですね。
今日もお疲れさまでした。ゆっくり休んでくださいね。
では、また。