不安になって来たら、「やったぜ!」と思うこと。
緊張したら、思いっきりガッツポーズ。
「崖っぷち人間」をめざすこと。
松岡修造の言葉には、ストレートに元気が出ます。
若い世代に向けた松岡修造の言葉です。
こんばんは、ラブです。
やったぜ!不安になってきた!
わからないことや初めてのことに出会ったとき、「できないかもしれない」と不安になるもの。
そんなときは、「どうしようもないや」ではなく、「やったぜ!」と思うこと。
わからないことがあるのは当たり前だし、失敗することも当然です。
それでOKなのです。
誰でも始めから自転車に乗れませんよね。
そのときあなたは、どうしたでしょうか?
一度転んでいたくても、諦めましたか?
諦めずにまたやったはずです。それはなぜか?
そう。「乗りたい」という気持があったからです。
その気持ちがある時点で、「乗れるようになる」ということは決まっていたのです。
転ぶと痛いから、転ばないように工夫して努力するようになります。
何度も転びながら、転ばないような自分のタイミング、自分のフィーリングを探していく。
それは言い換えれば、工夫しながら努力したということ。
自転車の乗り方にも一応方法はありますが、フィーリング、つまり自分の身体で覚える感覚は絶対人には教えられないし、伝わらない。
だって、フィーリングは自分だけのものだから。
自転車だけでなく、どんなことにもその人なりのフィーリングがあり、それは自分だけにしか見つけられません。
人に言われた形で動いているうちは、自分のフィーリングじゃないから、間違いなく行き詰ってしまいます。
だから、できないことや、わからないことがあって、不安になったときは「やった!」と思ってみること。
そこから、自分のフィーリングを見つけることができるからです。
そして、失敗はあなたが成長するために、絶対に必要な条件。
上手くいかないからと悲観しないこと。
悲観すると考えがストップします。
でも、「わからないから、わかるようにしていこう」と思えば、必ずそこから工夫が出てきます。
自分のアイデアで、自分のフィーリングで、「出来る自分」「わかる自分」をつくりあげていくことは、おもしろいし、楽しい。
それこそが自分なのです。
成功しても、失敗しても、「ナイス・トライ!」
失敗するかもしれないけれど、試しにやってみる。
うまくいくために努力する。
それでも失敗することも、うまくいかないこともあります。
自信を持つためには、何事もまずトライ!
どんなことでも、1度も失敗せずにそこにたどりつくことはまずありません。
それで成功すれば「ナイストライ!」。
では、失敗したら「バッドトライ」?
これから伸びていく人にはたくさんのトライが必要です。
成功も失敗も経験することが大事です。
トライして失敗しても、「やらなきゃよかった」の一言でなくしてはいけません。
はしごを1段ずつ登るように、基礎からしっかり上がるトライが自分をつくります。
そのはしごは、あなたを未来につなげるはしごです。
壁にぶつかれ!乗り越えろ!
一所懸命にやっても、なかなかうまくいかないことがあります。
そういう状態を「壁にぶつかった」と言います。でも大丈夫!
壁は必ず乗り越えられます。
無難に”なんとなく”やっていて得る、”なんとなくの結果”には、嬉しさも悔しさもほとんどありませんよね。
真剣に一所懸命にやって、壁が超えられなくて、眠れなくなるほど悔しい!
だからこそ超えられれば、飛び上がるほど嬉しい!
そんな人生のほうが、おもしろいと思います。
壁にぶつかったとき、諦めたらそこまでです。
真剣に取り組めば、必ず道は開けてくるはず。
自分が今できることから達成していけばいい。大きな目標はそのあとからついてきます。
小さな目標を達成するたびに「もう少しだ!必ず乗り越えられる!」と自分言い聞かせながら、自分にできる次の目標に向かっていくこと。
あわてなくていいから、1歩ずつ。
また、壁にぶつかったときには、思い浮かぶ「プラスの言葉」と「マイナスの言葉」を書き出してみてください。
プラスの言葉は、「できる」「大丈夫」など。
マイナスの言葉は、「もうダメ」「ムリ」など。
壁にぶつかっているときは、マイナスの言葉ばかり使っているものです。
だから、プラスの言葉を使っていくこと!
そうすれば正しい方向でがんばれるはずです。
どんな場所も、最高の環境になる!
著者は高校1年の時、慶應義塾高校から福岡県の柳川高校に転校しました。
柳川高校を選んだのは、知っている限りテニス部が日本一厳しい学校だったからです。
試合でベストを尽くさなかったり、練習に集中できていなかったりすると、先生のこぶしが飛んできました。
その後高校3年の途中から、テニスを学ぶためにアメリカに渡りますが、しばらくすると柳川高校のテニス部が恋しくなりました。
辛くて厳しい練習の毎日だったのに、当時は苦しかったのに、アメリカに行ってから「なんてラクな場所だったのだろう」と思うようになったのです。
アメリカではすべてが用意されていました。
最高の施設、よいコーチ、よい選手。
でも「自分はこうしたい」とはっきり言わなければ、何も動かない場所でした。
辛くても苦しくても、柳川高校では言われたことをやっていればよかったのに、アメリカでは自立して、決断して、自分を主張しなければ、「ただそこにいるだけ」。
最高の施設やコーチがあっても、あくまでそれは「条件」であって、「環境」でありません。
いくら条件を整えてもらっても「ここでやっていくんだ!」という自分の意志が無ければ、よい環境とは言えないし、強くなれない。
つまり勝てないのです。
北京オリンピックの競泳バタフライで銅メダルを獲った松田丈志選手は、屋根が破れたようなビニールハウスで、日が当たるところと当たらない場所では温度が違うような25mプールで練習していました。
しかも周りは子供たちばっかりで。
そんなところで練習して、世界が狙えるのか?
でもそこが松田選手の最高の環境だったのです。
「ここには愛情があるんですよ。
久世コーチは『あなたならできる』と言い続けてくれるし、僕も久世コーチを信頼しているんです」
ピカピカの設備や有名コーチ、周りのおぜん立てしてくれた条件は、自動的に成功を促すわけではないのです。
そこに”自分自身”がなければ意味がないのです。
大事なのは、そこに行って、自分で本気でがんばる環境をつくれるかどうか、ということなのです。
今日も1日おつかれさまでした。
すてきな夢をみて、すてきな明日に。
では、また。