継続を阻む数々の要因を挙げながら、それに打ち勝つ対処策について勉強してきました。
しかし、それでも継続が叶わないとしたら、それは「あきらめ」てしまうから。
その最大の敵「あきらめ」に打ち勝つための具体策を勉強します。
こんばんは、ラブです。
あきらめは継続の最大の敵
アメリカで実際にあったお話です。
19世紀、アメリカ西部で金脈が続々と発見されたことから、それを探して一攫千金を狙う採掘者が西部に殺到しました。
ある青年もそのうちの一人。
仲間と共に、鉱脈をドリルで掘り下げることに熱中していました。
しかし、いつまでたっても金が出ないので、諦めて採掘設備を売り払い、故郷に戻りました。
しかし、採掘設備を買い取った人が、念のためにもう1mだけほり進めたところ、金脈にたどり着いたのです。
あきらめは、最大の敵です。
口ぐせで、道を開く!
この青年には後日談があります。
採掘設備を買い取った人が、金を発見して大金持ちになった話を聞いた青年は深く後悔しました。
しかし、悔やみきれるものではありません。
「あのとき、もう1m掘り下げていれば・・・。」
そこで青年はこのときの体験を教訓にし、生命保険のセールスマンに転職します。
転職してからは、お客様に断られても、「他の人を見つけよう」とあきらめたりしないように努めました。
「もう1軒回ろう」を口ぐせに、何軒も何軒も足を運んで回るようにしたのです。
すると、青年は年間数百ドルを越す売り上げを上げるようになり、ついには全米で5本の指に入るトップセールスマンになることに成功したのです。
「もう1回」「もう1度」を口ぐぜにする
「もうだめだ」「これ以上は無理だ」という言葉を口にすると、感情もそれに同化して、ネガティブになります。
しかし、「もう1回」「もう1度」という言葉を口にすれば、感情もそれに同化し、ポジティブになります。
つまり、「使う言葉を変えれば、気分も変わる」という作用をプラスに活用するのです。
したがって、継続を断念したくなったら、
「もう1回トライしてみよう」
「もう1度提出してみよう」
「もう1年続けてみよう」
などの言葉を口にすることで、やる気や意欲が再度湧いてくるようになるのです。
行き詰ったら、一呼吸おく
継続して一生懸命努力していても、なかなか成果が表れないこともあります。
しかし、
「このスランプから脱出しなければ」
「この状況をどうにか打破したい」
と焦る気持ちは、百害あって一利なし。
そういうときに焦ると、物事が余計うまくいかなくなります。
そうなると、余計にまた、焦ります。
そして、ますます上手くいかなくなります。
焦っているうちにマイナススパイラルに入り、断念してしまう可能性が高くなります。
これを防ぐには「焦ると上手くいかなくなる」と自分に言い聞かせることです。
そして、「焦って失敗した過去の出来事」を思い出し、参考にします。
すると、冷静になって「同じ間違いは繰り返すまい」という考えに至ることができます。
一呼吸置くこと。
これで対処策は見えてきます。
夜明け前が一番暗い
一呼吸置いたとしても、継続の成果が現れないこともあります。
そんなときは
「夜明け前が一番暗い」
と自分に言い聞かせることも大切です。
世界初の真珠の養殖に成功した御木本幸吉さんは、真珠のもとになるあこや貝の生育に4年もかかりながら、1000ある貝から1つしか真珠が取れませんでした。
御木本さんは、それを人工的にその量を増やそうと考えました。
しかし、何度試みても失敗の連続。
方法を変えながらあこや貝の生育を試みるのですが、今度は赤潮の発生で、あこや貝の大半が死滅します。
しかし、その数か月後、死滅を免れた一部の回から、とうとう真珠の養殖に成功したのです。
いかなる状況でも、最期まであきらめないことが大切なのです。
どんなに不可能に思えようとも、1%の望みを信じ続ける人に、勝利の女神は微笑みます。
継続の最中にデトックスが起きることもある
人生のデトックス現象は、その人の運命がよい方向へと変わるときに生じやすいものです。
何かを継続しようと決意すると、心の中がプラス感情で満たされます。
心の中に運気のようなものが溜まってくるので、ある時点で、マイナスの想念が心の中から排除される瞬間が来るのです。
それが、人生のデトックス作用。
つまり「継続しても成果が現れない」というのは、運命が良い方向に切り替わりつつある証拠です。
ダメ元で気楽にいく
全米1のトップセールスマンのマイヤーという人がいました。
マイヤーは若いころ、保険のセールスマンになりましたが、営業成績を上げようとするほど、売り上げが低迷してスランプ状態になりました。
そこでどうしたかというと、開き直って「ダメならダメでいい」とお気楽な姿勢でセールス活動を始めました。
マイヤーはある会社の社長を訪問したところ、いつものように断られます。
それでも懲りずに通ったところ、社長から相談を受けます・
「どうやら君はヒマなようだね。
だったら、カロリーの低い食品を調べてくれないか。
医者から太りすぎだから、カロリーの低いものを食べるように言われてね」
そこで、マイヤーは図書館に直行し、一覧表を手書きで作成して社長に手渡しました。
そのときも「これ以上、用事は無いから」と早々に戻りましたが、翌日社長から「保険の契約をしたい」という連絡をもらいます。
何かを継続する場合、必要以上に成果を求めすぎないようにすることも大切になってきます。
やるべきことをやったら、すべては神さまに任せてしまうこと。
そうすれば、焦りや悩みがなくなります。
そうすると、心の状態がマイナスからプラスに切り替わります。
すると、かえって成果が出しやすくなったりするのです。
何かとあきらめたくなってしまうことがありますが、「もう1回」と言ってみようと思います。
今日もおつかれさまでした。
よく休んでくださいね。では、また。