本著は「14歳の世渡り術」として書かれています。
だからこそ松岡修造の遠慮のない「人生の基本姿勢」がありました。
オトナ用の松岡修造の著書には無い、本音の言葉。
ちょっと10代になった気持ちで、少し甘酸っぱい感じの松岡修造の言葉を読んでみませんか?
こんばんは、ラブです。
「なぜ、できないんだ!?」の答えは”強い自分”へのパスポート
あなたは、自分のイヤなところがありますか?
大丈夫です!それって直せます!
どうすれば直せるかというと、「それはなぜ?」と考え続けることです。
たとえば、「気が弱くて、意見が言えない」ならば、「なぜ言えないのか?」と考えてみる。
「緊張するのは、なぜ?」
反対意見が出るかもしれないと思うから。
「では、なぜ反対するかもしれないと思うの?」
間違った意見かもしれないから。
それならば、その意見を親しい人に聞いてもらえばいいのです。
自分のイヤなところに対して、「だったらこうすればいい」という答えを自分で見つける努力をしてみること。
そして、自分に問いかける時「ビミョー」とか言ってごまかさないこと。
性格はその人がそもそも持っているモノだから、それは変えられません。
でも、心は自分で変えられます。
だから著者はいつも、性格を変えようとは考えずに、心を変えようと考えているそうです。
「心」=「気持ち」です。
気持ちを変えれば、行動や発言も変わってきます。
そうすれば自分のイヤなところもきっと直せます。
ただ、知っておくべきなのは、自分では「ここが悪い」と思っている所が、人もそう思っているとは限らないこと。
『修造学園』という番組で、脳科学者の茂木健一郎さんが試したことがあります。
まず参加した人に「自分は人からどう思われているか」を書いてもらいました。
次に、ほかの人たちに「その人のことをどう思っているか」を聞いてみました。
すると、本人が書いたことと全然違っていたのです。
つまり、「自分は人からこう思われている」というのは、自分だけの思い込み。
自分のイヤなところについて、仲の良い人に聞いてみると、案外あっさり解決するのかもしれません。
でも、自分で「もっとこうなりたい」と思うならば、「なぜ、そうできないのか」を具体的な答えが見つかるまで自分に問いかけて考えることが大事です。
具体的な答えが見つかったとき、あなたが出会うのは、自分の中にある”強い自分”です。
1回でいいから、強いあなたに出会ってみませんか。
そうすれば苦しいことや辛いことがあったとき、「自分はこれがあるから、きっと乗り越えられる!」という自信が生まれます。
自分の心がわからない?大丈夫、僕もわからない!
著者がイチロー選手と話をしたときに聞いた言葉です。
「人の言うことほど曖昧なものはない」。
人が言うことは、とても気になるもの。
でも、人は実に勝手なことを言うものです。
「人の言う勝手なことに左右されたり振り回されたりしてどうするんだ!」
と著者は言います。
もちろん、何かの決断の時に意見を求めることは良いことです。
でも、自分がベストだと思ったことに対して「こうした方がいいと思うよ」「そんなことをしてもムダじゃないかな」という、横からの意見にはふらふらと左右されないこと。
本当にこれがやりたいのか。
本当にこれが欲しいのか。
本当にそういう人間になりたいのか。
自分の心に効いて、自分のためにやる。
そうすれば頑張れるし、その頑張りはホンモノ。
ポジティブ勘違い、バンザイ!
世の中から「元気な人」「ポジティブ」ととられている著者。
実はネガティブなところもあるけれど、その世の中の評価に感謝しています。
「自分はポジティブなんだ!」と「勘違い」できるからです。
水泳の北島康介選手と取材で何度も会っているという著者です。
彼は現役時代、よく風邪をひくし、大切な試合の前になるとけがをしてしまっていたそうです。
そんなコンディションじゃ勝てないだろうと思いますが、そんな状態でもメダルを獲っていたのです。
なぜかというと、彼はメンタル面がむちゃくちゃ強いから。
勘違いでもいいから「自分は強い!」「自分は出来る!」と思う。
その気持ちが北島康介の強さであったと著者は言います。
しかし、ここで勘違いしてはいけないのは、ポジティブな勘違いをしていいのは、努力を積み上げたことが前提であることだと言います。
北島康介は、本当に地道にコツコツコツコツと基本的なトレーニングをやっていたそうです。
そこまでやりますか、というくらい。
だから本当に強い。
だからケガをしても、ポジティブな勘違いで、メンタルで勝てるのです。
強くなりたいのなら、まずは基本をコツコツやること。
そして、たとえ無理でも「できる!」「勝てる!」と勘違いすること。
そうすれば、絶対に今よりも強くなれるはず!
明日からの1週間が、すてきな毎日になりますように。
では、また。