モヤモヤしても、失敗しても、それはすべてチャンス。
日本一そう断言する著者による、「これからの人」に向けた言葉です。
大きな試合に負けて引退説がささやかれても、見事に復活してきた著者。
その強いメンタルの持ち方を「これからの世代に向けた」言葉で綴っているのが本著です。
幾つになっても、まだまだ「これから」勝負です!
こんばんは、ラブです。
モヤモヤ=チャンス!喜べ!喜ぶんだ!
失敗した時、モヤモヤした気持ちが出てくることがありますね?
そのモヤモヤは「努力不足」の後ろめたさです。
モヤモヤしたら、喜ぼう!
後ろめたさを感じるのは、あきらめちゃった自分が悪いと思っているからです。
それはヒトのせいにしていないということだから、OK!
つまり、モヤモヤするのは、正しいことをわかっているから。
このモヤモヤを抱える中で大事なことは「深刻に考えずに真剣に考えること」。
積極的な言葉や考えが出てくるのが「真剣」だと著者は考えます。
前向きに「では、こうしよう」と、プラス方向にもっていくことができるはず。
でも、「深刻」に考えてしまうと、「もうだめだ」「もう無理」と、消極的な自分を否定する言葉が出てきて、暗い方に行ってしまいます。
だから、モヤモヤしたら「真剣」に考える。
そうはいっても人間だから、消極的な言葉が出てくるかもしれません。
ベストを尽くしたことに失敗は無い!
ベストをつくす!
どんなことにおいても著者が一番大事にしていることです。
試合などにおいても勝つことを目的に臨みますが、結果よりも大事にしてほしいのは「ベストをつくしたかどうか」。
「ベストをつくす」とは、自分ができることすべてを出し尽くすこと。
だからベストを尽くせば、結果がどうであれ、言い訳は出てきません。
その結果が今の自分の実力だとわかるので、反省点がはっきり見えてきます。
すると、その反省点を克服するためには、どうすればいいかが明確にわかる。
つまり、どんどん前に進めるのです。
あらゆることにベストを尽くすこと。
その結果を全て受け入れること。
著者に言わせれば、ベストを尽くした結果は、どんな結果でも失敗ではありません。
優しさは、信じる力
現役時代に何度も大きなけがをしても著者が乗り越えられたのは、それまで蓄積されたものがあったからだと著者は言います。
中学時代も、だれよりも一生懸命練習を積み重ねてきたことによるフィーリングは、絶対に忘れなかったそうです。
だから、病気をして、3か月ずっとベッドで寝ていたときは、筋力ゼロになってしまいましたが、それも乗り越えることができました。
とても辛いことだったと言います。
でも著者の親は「がんばれ」とは一切言いませんでした。
とても嬉しかったそうです。
そんなことを言わなくても
「できる。立ち直る。この病気を乗り越えて、もう一度立ち上がる」
と信じてくれていたからだそうです。
家族に信じてもらえることで、著者は自分自身を信じることができました。
「信じる力」がいかに強く、大きいか。
筋力ゼロから復活できた著者の実績が語っています。
「優しさ」を考えた時、「信じてあげること」だと著者は考えるのです。
何かをしてあげるとか、買ってあげるとか、条件を良くしてあげることは優しさとは考えません。
言葉ではきついことを言っても、何をしても、その人を信じてあげること。
信じているから何も言わなかったり、信じているから厳しいことを言ったり。
優しさの表現は、人によって全然違うもの。
だから、本当にあなたのことを思ってくれている人の優しさを絶対に見失わないことです。
勝ち?負け?そんなの自分で決めてOK!
「勝ち組」という言葉、それって何でしょう?
金持ちになること?有名になること?
そんな表面だけの、人が決めた価値観で幸せになれるのでしょうか?
有名になれば、責任も大きくなるし、ルールも厳しくなります。
なぜなら、みんなの憧れだから。
イライラした気持ちを隠して対応することを大勢の前で求められます。
著者のやりたかっとことは、
「自分が一所懸命に何かをすることで、人に元気や力を与えていきたい」
ということ。
人に力を与えることが多いほど幸せで、それが生き甲斐だと言います。
子こどもころから人から認められるよりも、周りが喜ぶことが好きだっだという著者。
だから、有名人になったから「勝ち組」ではなく、人に元気を与えらえるような仕事をさせてもらっているから「勝ち組」だと思っています。
有名・無名にかかわらず、人に元気を与えている仕事。
例えばモノづくりの技術・開発に関わった人たちは、それを使う多くの人に喜ばれますね。
自分の決めた「勝ち組」を目指すこと。
自分がやり遂げた、自分がやったことに満足すること。
それが本当の「勝ち組」だと著者は断言するのです。
明日のあなたに、もっと素敵なことがありますように!
では、また。