猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

寝る前に、反省なんかしちゃいけない~『寝る前に読むだけでイヤな気持ちが消える心の法則26』中村将

数多くのセミナー参加者のサポートをしてきた著者は、気づいたことがあります。

それは、悩み多き人はイヤなことを鮮明に覚えている。

そして、成功者はソレを覚えていないということです。

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寝る前に、反省はいらない!

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著者のセミナーの人たちと話していてわかったことは、悩み多き人は、

「親にこんな風に育てられた」

「学生時代、友人にこんな陰口をたたかれた」

「上司がこんな仕打ちをした」

と、いつまでも過去のイヤなことを引きずっていました。

一方、いわゆる成功者と称される人たちは、

「ご苦労もあったんですよね?」

と尋ねられても、

「え?いや、好きなことをしているうちに、ココまで来ましたよ」

などと、過去のイヤなことを感じさせない答えが返ってきました。

 

なぜこんな違いが出るのでしょう。

その答えは「脳の仕組み」。

人間が、もしもすべての出来事を記憶してしまうと、脳はパンクしてしまいます。

だから、「海馬」が眠っている間に、「残しておく記憶」と「消す記憶」に整理しています。

 

だとしたら、寝る前に毎晩、1日のイヤな経験を振り返ったり、悪かったところを反省してはいけません。

海馬がその情報を鮮明に自覚してしまうからです。

 

笑い飛ばして寝てしまえば、イヤなことが長期にわたって記憶される心配がありません。

本著には、たくさんの「イヤなことを笑い飛ばす技術」が書かれています。

ちょっと参考にして、上手な脳の使い方をしてみませんか。

決勝戦の法則

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大勢の人の前に出て話すのは、誰にとっても緊張することです。

ここぞ!というときに緊張して実力が発揮できず、トラウマになってしまうのもわかります。

「緊張→悪(ワルモノ!)」と思うからです。

でも、「緊張すること」って、本当に悪いことなんでしょうか?

「緊張しなくなること」って、本当に良いことなんでしょうか?

 

ここで著者は4つの質問を出しています。

Q1あなたは高校生で、甲子園を目指している野球部の選手である。

①練習でバッターボックスに立つ

②試合でバッターボックスに立つ

どちらが「緊張する」だろうか?

Q2試合では

①練習試合

②公式試合

どちらが「緊張する」だろうか?

Q3公式戦では、

①1回戦

②決勝戦

どちらが「緊張する」だろうか?

Q4決勝戦では

①地区大会の決勝戦

②甲子園の決勝戦

どちらが「緊張する」だろうか?

 

では、今の質問の「緊張する」の部分を全て「面白い」(または「楽しい」)に置き換えて、質問しなおしてください。

気づきポイント

「緊張すること」のほうが、ず~っと面白くて楽しそう!

 

つまり

「緊張することがたくさんある」というのは、

「楽しいことがたくさんある」ということ。

だったら、目指すのは

「緊張しなくなること」ではなくて、

「緊張を心から楽しめるようになること」。

 

「緊張は楽しい」

「もっと緊張すること、ないかな?」

こんなふうに思えるようになったら、緊張する場面でも、

「緊張してきた、くぅ~、楽しい。今が見せ場だ。ワクワク」と思えるはず。

そして、脳も自然にリラックスするから、頭の中が真っ白になることもなくなります。

 

決勝戦に出られない人生よりも、決勝戦の緊張を楽しめる人生のほうが、わくわくいっぱいの人生であることは間違いありませんよね。

すぐ緊張しちゃう人の人生は、毎日が決勝戦!イコール楽しみがいっぱいなのです!

「筋書きのあるドラマです!」の法則

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プロ野球の試合のテレビ中継で、9回裏、ツーアウト満塁。

アナウンサは絶叫します。

「こうなることを誰が予想できたでしょうか?

野球は筋書きのないドラマです!」

こういわれると、とても盛り上がりますが、これはウソ。

視聴者にとってはドラマティックな展開ですが、これはどちらかのチーム監督が書いた筋書きのひとつにすぎません。

 

たとえば、「9回裏満塁のツーアウト。点差は1点」という場面で、いくら筋書きが無くても、石川遼君がバッターボックスに立って、ドライバーを振り回すことはありません。

たとえば攻撃側の監督ならば、考える筋書きは次のようなものです。

①代打で一打逆転を狙う

②次の打者が、三振で倒れて、試合終了

③ファウルで粘ったら、相手ピッチャーが乱れて、なんとフォアボールが2人続いて、押し出しで逆転サヨナラ。

 

ワクワクするドラマティックな展開も、野球ファンがしびれるような試合運びも、がっかりするエラーによる決着も、すべてはそれぞれの監督が描いた筋書きの1つでしかありませんね。

そして、野球だけでなく、日常生活も、人生も、そう。

気づきポイント

まったくの「筋書きのないドラマ」はこの世に存在しない

 

政権与党の国会議員でもないあなたが、

明日からいきなり総理大臣に任命されることはない。

 

残業中でボロボロのあなたを迎えに、

白馬に乗った王子様が、職場にやってくることはない。

 

帰宅部の32歳のあなたのもとに、

プロ野球のスカウトがやってきて、契約金1億円をくれることもない。

 

助けたカメが自宅にやってきて、

竜宮城に連れて行ってくれることは、もちろんない!

 

あなたの人生は「筋書きのあるドラマ!」です。

将来を不安に感じてクヨクヨしている時間があるならば、あなた自身が、自分の人生の筋書きを作ってしまえばいいのです。

脚本家は、あなた自身です。

そして、うれしいことに、間違って書いてしまった筋書きも、書き直しは可能です。

人生はやり直しも可能ですからね。

有効期限は「諦めるまで」。

 

あなたの人生も、わたしの人生も、あの人の人生も・・・。

み~んな「筋書きのあるドラマです!」。

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今日もお疲れさまでした。

眠る前には、楽しいことをいっぱい思い描いて、最高の夢を!

では、また。

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