猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

アイデンティティを自分で創る方法~『寝る前に読むだけで イヤな気持ちが消える心の法則』

本人は「反省」が大好きで、昔はサルまで反省していましたね。

でも、これは脳科学的にはあまりお勧めできないもの。

脳は「イメージしたことを行動に移したくなる」という特性があるからです。

f:id:understandLove:20161012183356j:plain

うっとりタイムの法則

f:id:understandLove:20161012184752j:plain

たとえば、親が子どもに対して「走ってはダメよ」と言うと、どうなるでしょうか。

子どもは、すごく走りたくてムズムズします。

「イメージしたことは、漏れなく行動に移したくなってしまう」

いう脳特性を踏まえて、「反省」について考えるならば、

 

反省すべき行動をイメージする→再び反省すべき行動をやってしまう

 

となりますね。

さらに、脳にはこんな特性もあります。

気づきポイント

現実に起こったことと、詳細に想像したこととの区別がつかない

 

夢の中で、高いところから落ちた時、実際に身体がびくっとなったことがありませんか?

それは、脳が「落ちた」と認識して、身体を反応させているからです。

現実には、落ちていないのに。

 

反省すると、同じことが起こる可能性があります。

一所懸命反省する

→脳は、あなたが何度も失敗を繰り返していると認識する

→あなたは、失敗の達人になる!

 

あのタモリさんも、『笑っていいとも』が長く続いた理由を「反省しなかったから」と話しています。

そして、反省の代わりにおすすめなのが、「うっとりタイム」を持つこと。

 

「うっとりタイム」では、素晴らしかったことに集中します。

自分の何が素晴らしかったか?

どんな点が良かったのか?

 

こんなことを考えて、ただただ、うっとりする時間を持つのです。

あなたの脳は、自分の素晴らしかった行動を、何度も何度も経験します。

するとあなたは、その良いイメージの行動を進んでするようになってしまうのです。

 

昔のスポーツ選手は、調子が悪い時、ひたすら努力と根性で練習に打ち込みました。

でも今は、「そういう方法は間違いだ」という認識が当たり前。

不調の選手たちは、調子が良かった時のビデオを繰り返し見て、調子が良かった時のイメージを取り戻してから練習に戻っていくのです。

私たちも、日常でこれをやればいいのです。

「お客さんに『ありがとう』と言ってもらえた」

「電車で席を譲ったお年寄りにお礼を言われた」

「先週は一度も遅刻をしなかった」

 

1週間に1回、10分でもOKです。

ただ、あなたの素晴らしかったことを思い出し、そしてできればそれを書きためていきましょう。

シャッチョサンの法則

f:id:understandLove:20161009091057j:plain

自分ってダメだなと感じた日は、アイデンティティを自分で支配してしまいましょう。

 

友人からは「ルーズな甘えん坊」と言われているけれど、わが子の前では頼りがいのあるA子さん。

自他ともに認める「短気」なのに、仕事先のお客様には絶対に怒らず対応するB君。

 

ひとは、そのシチュエーションによって、無理なく普段の自分と違う行動ができるのは、何故でしょう?

 

気づきポイント

「私は〇〇である」と思い込んで行動しているから

 

たとえば、「私は仕事中である」とか「私は学生である」とか「私は母親である」というのも、「私は〇〇である」という思い込みの一種です。

この「私は〇〇である」という思い込みは、別名「アイデンティティ」とも言います。

そして、このアイデンティティは、人の行動を支配してしまいます。

 

たとえばある人が、「私は紳士である」と思い込めば、その人は紳士的な態度をとるようになります。

近所の大人しかった息子さんが、暴走族グループに入ると、乱暴な口をきき、粗暴な態度になるのも、「オレは暴走族だ」というアイデンティティの支配によるものです。

 

それをうまく利用しているのが、飲み屋の外国籍ホステスさん。

「シャッチョサン!シャッチョサン!」

この呼び方をすることでオジサンたちは、その気になってみんな「社長」に大変身!

すると、社長に返信したオジサンたちは、気前よくお金を使いたくなってしまうのです。

だって、社長だから。「カッチョウサン!」ではこうはいきません。

 

こんなふうに、たとえウソだとわかっていても、行動はアイデンティティに支配されます。

だとしたら、あなたも自分の行動を支配してしまいましょう。

落ち込んだ時は、「落ち込まない自分」になればいい。

苦手なことをやるときには、「それが得意な自分」になればいい。

今の自分に都合の良いアイデンティティを持たせてみるのです。

 

営業に行くときは、「いよっ、スーパーセールスマン!」

ブログを書くときには、「へいっ、カリスマブロガー!」

子どもと遊ぶときには、「イエイ、世界一のパパ(ママ)」

力仕事のときには、「いいね、和製シュワルツェネッガー!」

たとえウソでも、ちゃーんとアイデンティティは発動され、あなたの行動は支配されます。

f:id:understandLove:20161012193220j:plain

今日も一日、お疲れさまでした。

これから、うっとりタイムに入りたいと思います。

ゆっくり休んで素敵な夢を見てくださいね。

では、また。

f:id:understandLove:20161011200911j:plain

 

f:id:understandLove:20161010203356j:plain