猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

自分の詰めの甘さを反省する必要はないのです~『寝る前に読むだけで イヤな気持ちが消える心の法則26』

テストでいつも90点台、あと一歩のところでケアレスミスや詰めの甘さに泣いた人、いますよね。

あなたが100点をとれなかったのは、

「物事を最後までやり遂げることが苦手だから」。

この原因は「おっちょこちょい」では、なかったのです。

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「家につくまでが遠足です」の法則

「100点がとれそうで、とれなかった」のは、勉強途中で「ま、こんなもんでいいだろう」と投げ出してしまったせいです。

つまり原因は、「おっちょこちょい」ではなくて、「最後までやり通すという作業が苦手」だから。

 

100m走でタイムを縮めるための一番簡単な方法は、ゴールテープを105mのところに設置することだそうです。

 

人は、どうしてもゴールの手前でどうしても力を抜いてしまうものです。

だから、105mにゴールテープを設置すれば、本当のゴールでは、あなたはまだ全力疾走の真っ最中にいて、タイムを大幅に縮められます。

 

気づきポイント

日々の生活には、ゴールを後ろにずらしたほうが良いことが、たくさんある。

 

たとえば、小学生の遠足で、学校に帰ってきてから先生が

「気をつけて帰りましょう。家につくまでが遠足ですよ」

と言うのは、理に適っているのです。

「学校に戻ったら遠足終了だ!」と思っている小学生は、遠足で完全燃焼しきって、その下校時には抜け殻になってしまいます。

だから、先生が事故に遭わないように、改めて注意するのです。

 

それは、大人になってからも言えることです。

 

「卒業するまでが大学入試です」

→こう思っていれば、五月病はない

「掃除機を片付けるまでが、お掃除です」

→部屋がきれいになっても、掃除機出しっぱなしだと意味がない

「ポストに投函するまでが、礼状書きです」

→せっかく丁寧に書いた礼状も、うっかり投函忘れすると届かない

 

「よーし、これでおわりだ!」と思った瞬間に「家につくまでが遠足です」と思いだして、ゴールをちょっと長く設定してみると、最高のフィニッシュが飾れるかもしれません。

ジャパネットたかたの法則

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「もう、どうして『アイツ』は何度言ってもちゃんとしてくれないんだ~?」

会社や家族、友人、育児、サークルなど、さまざまな状況でそう言いたくなることがあります。

どうしてアイツがちゃんとしてくれないのか?

それは、「あなたがちゃんと言わなかった」からでも、「何度も言わなかった」からでもないのです。

 

アイツが「その気」になっていないから。

 

人は、自分で「その気」にならなければ、何度同じことを言われても動きません。

ところが、言う側が「あること」を変えると、その気になって動き出します。

 

気づきポイント

接続詞を変えること

話をするときの「接続詞」を変えるだけで、人を動かす能力は、格段にアップしてしまいます。

 

たとえば、著者の長男は、国語が苦手で算数が得意。そこで

「おまえは算数の成績は良いんだよね。でも、国語の成績がなぁ、いまいちだね。もうちょっと国語の勉強をがんばろう!」

こう言われると、子どもは「叱られた」「けなされた」と感じます。

「でも」という接続詞を使うと、「でも」より前がほめている言葉もひっくるめて、すべて否定されてしまった、と相手は感じてしまいます。

そして、否定された相手は、動きたくなくなってしまいます。

では接続詞を変えて、こういう言い方ならばどうでしょう?

 

「お前は算数の成績は良いんだよね。だから、さらに国語の成績もよくなると、すごいことになるよ。だから、国語もがんばってみよう」

こんなふうに言われたら、やる気が出ますよね。

接続詞を

「でも」→「だから」「さらに」

に変えるのです。

 

「お前は、営業成績は良いいのに、遅刻が多いからダメなんだよ」

→「お前の営業の成績は良いんだよ。

だから、遅刻を失くすだけで、さらに評価は上がるよ。

そうなると、さらにボーナスまであがっちゃうんじゃないの?」

 

前文を否定する接続詞の「でも」「けれど」、接続助詞の「のに」を

前文を肯定する接続詞の「だから」「さらに」「しかも」「そのうえ」

に変えていくことです。

 

この法則を日本で最も使いこなしているのが、ジャパネット。

高田社長は、「のに」「でも」「けれど」を使いません。

 

「今日ご紹介する商品は、こ~んなに素敵な商品です。

だから、皆さんにご紹介したいのです。

しかも、こ~んなに安い価格で。さらに、これもおつけします。

そのうえ金利手数料サービス!」

 

あのフレーズは、本当に電話したくなっちゃいますね。

相手の良いところを見つけて、それを伝えること。

そして、接続詞は「だから」「さらに」「しかも」「そのうえ」を使う。

こうしたことが、相手のやる気を引き出すのです。

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今日もお疲れさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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