怒りや不安や悲しみは、心をダークサイドに誘います。
そのダークサイドから救ってくれる無敵の戦士が「笑う力」です。
しかし、悲しくてどん底な気分のときや、苦しくてむかつく気分のときに人は笑えるのでしょうか?
難しいことではありますが、できます。
笑う力の鍛え方
笑うことはタダです。
ですから「無理やりにでも笑ってみる」ことをおすすめします。
もう十分に悲しみ、苦しんだのではないでしょうか?
もう十分に痛みを心に練り込んできたのではないでしょうか?
あなたのかわいい心を休ませてあげるためにも、強引にでも笑ってみてください。
口角を上げることで、固まっていた心が、ふんわりと柔らかくなっていくことが実感できるはずです。
にっこりと笑みをつくるところから、だんだんと笑いを大きくしていくと、不思議と悩んでいたことさえ思あ白くなってきます。
スマイルあるのみ。意識的に笑う力を鍛えていきましょう。
赤ちゃんに、「いない、いない、ばぁ」をすると笑うのは、赤ちゃんを笑わせようとお母さんが楽しんでやっている、その雰囲気を察して赤ちゃんが笑うそうです。
著者のペットの犬なども、ご主人がイライラしていると吠えるし、楽しそうにしているとしっぽをふるそうです。
笑顔は笑顔を呼び、その場の空気がハッピーに生まれ変わるのです。
辛い時こそ、最大の武器になる戦士「笑う力」に助けを求めましょう。
不安のマッチ1本で炎上へ!
「元気ですか?元気があれば何でもできる!」
著者は落ち込んでいるときに、いつもご主人がイノキ節で励ましてくれるそうです。
ははは、羨ましいことだ。
笑いがこみ上げてくるフレーズですが、意外と勇気が湧いてくるから不思議な言葉です。
それはこのフレーズが、魂レベルで本当のことだから。
逆に、「元気がなければ、何もできない!」というのも事実です。
ここで元気について少し考えてみましょう。
「元気」は、文字通り「気」の「元」。
気持ちの元。つまり、「心の芯」です。
言い繕ったり、粉飾を施すことはできません。
ごまかしがきかない丸裸な心なのです。
そして、丸裸な心は、とても繊細で反応しやすいものです。
その心の芯に、不安や恐れなどのマイナスの火が点火されるとどうなるでしょうか?
一瞬にして私たちの心は黒々と燃えてしまい、ひどいときにはすっかりと燃え尽きて灰となってしまうことでしょう。
気に障ることがあると、カッとなったり、悲しみの淵へノックアウトされたり・・・。
自信を喪失し、長い間鬱状態が続くことにもなりかねません。
つまり、不安や恐れ、悲しみや怒りといったマイナスの気は、私たちの心を覆いやすく、油断すると思考はよどみ、頭も心も破裂してしまうことになるのです。
現在は、”魔の気”のような情報が蔓延している時代です。
マイナスの念をまとった情報や怒りを焚きつけてくる不届き者もいますから、気づかないうちに心にマイナスの火を放火されてしまうことも少なくありません。
そのため、常々万全の態勢で「気の元用心」を心がけなければいけないのです。
マイナスの念に乱されずに、自分自身をプラスのエネルギーで奮い立たせておくことが必要です。
マイナスの火種より、もっと強い前向きの姿勢、喜びや悲しみの状態で「気の元」をキープすること。
それが不安の炎の消し水となり、気の元用心に繋がるのです。
「目の前に可愛い花が咲いているのに、辛い出来事ばかりに目を向けていてはダメ」
と、著者はいつも考えているそうです。
これは何も世の中の辛い現実から目をそらすということではありません。
不幸なマイナスの念に感化されずに、目の前にある希望にもっと気づこうという前向きな発想です。
閉塞感が漂う今だからこそ、私たちは立ち上がり、希望の火をともしていきましょう。
笑顔って、心がけていないとすぐになくなってしまいます。
辛い時こそ「無敵の戦士」を思い出して、トライしてみたいと思いました。
今の時代の閉塞感に負けないプラスエネルギーを持つって、なかなか大変ですが、もしもそれを手に入れられたら、最強だと思いませんか?
きっと周りの人のことも、幸せにしてあげられるだろうと思うんです。
とても尊敬する上司に強いプラスエネルギーを持っている人がいました。
その人のそばにいると元気になれるし、ハッピーになれるから、人がどんどん寄ってくるんです。
のびのびと自分を生きて、他の人のためを思って働く人で大好きでした。
そういう人に限って、早く亡くなってしまう。
「先輩を超えることが、一番の恩返しだよ」と教えてもらったのですが、とにかくワタシはまだまだです。
みかんの美味しい季節ですね!
ビタミンをしっかり摂って、冬を楽しみましょう。
では、また。