あなたは、日常の中で、「これは偶然だ”!」と言いながら、そこに何か意味があるような経験をしたことがありませんか?
例えば、「しばらくあの人と会っていないな」と思っていたら、突然その人から電話がかかってきたり。
ユング心理学をベースとした「プロセス指向心理学」では、それを「共時性(シンクロニシティ)」といいます。
平たく言うと、「意味のある一致」「必然的な偶然」のことです。
ユングの考える共時性の考え方
人生で起きる出来事のすべてには「単なる偶然などない。何かしらの意味があって起きているのだ」、とプロセス指向心理学では考えています。
この考え方は、東洋的に言えば「ご縁」の発想です。
私たちの人生には見えないところで、必然的な力が絶えず働いていて、出会うはずのなかった人と引きあわせ、起こるはずのなかった出来事を起こしているという考え方です。
そして、こういった「必然の偶然のような出来事」こそが、実は私たちの人生に非常に大きな転機をもたらしてくれるのです。
では、「必然の偶然」「意味のある偶然の出会い」を味方につけるためには、何が必要になってくるのでしょう。
運命の声をキャッチする方法①「チラチラと気になるものに注意を向ける」
プロセス指向心理学では、「フラート」するものにていねいに意識を向けることが重要だと考えます。
「フラート」とは、日常の繰り返しの中で、あるものが何だか妙にチラチラと気になって、私たちの「心に誘いかけてくる」ような事態を示しています。
「偶然の必然」が起きる時には、「何かがチラチラと気になる」「自分にはまったく関係がないはずなのに、妙に気になる」「何か胸騒ぎがする」などということが、しばしば生じます。
こういった感じが怒るときには、その感覚に従っていく必要があるのです。
そこから得られる気づきが、私たちの人生を豊かにしてくれるのです。
たとえば、旅行への誘いが友達からきたとします。
いつもは旅行になど何の関心も起きないのですが、何だか今回は妙に気になりました。
「何かが起こりそうな予感」がしたのです。
にもかかわらず、「自分には関心がない場所だから」「用意が面倒」「たいして面白くもないだろう」と断っているようなことの繰り返しだと、人生は狭まり、つまらないものに変質してしまいます。
出かけてみたらあまり面白くなかった、というケースも少なくないかもしれませんが、その後の人生を大きく変えるような出来事への可能性も潜んでいるかもしれないのです。
なぜだか、チラチラと気になるものがあったら、フットワークを軽くして、それにかかわってみることが、人生を豊かなものにするためには意外と重要なのです。
運命の声をキャッチする方法②「人づきあい」
運命を味方につけるには、人生には予期しない出来事があるものだと理解し杖で、”予期しない出来事”が生じやすい行動を自分の人生に組み込んでおくことが必要です。
その行動の代表格が「人との関係=ご縁を大切にすること」です。
人生に幸福をもたらす”予想外の出来事”を手にする基本は、人とのつながり、ネットワークを大切にしていくことです。
そうしていると、周囲が思わぬチャンスを運んできたリ、情報をもたらしてくれたり、危機を抜け出す手がかりをくれたりするかもしれません。
嫌いな人と無理して付き合う必要はありませんが、せめて「今日は気分のいい日だ」「活力がある」と感じた時には、それほど親しくない人とでも、積極的に食事や飲み会に行くようにしてみてはいかがでしょうか。
一般的に日本人は人見知りしがちで、人間関係が狭くなりやすいもの。
良いことが起こりそうな予感がするときには、相手との間柄に縛られず、積極的に行動を共にしてみることが大切です。
そう思うと、飲み会代も、貴重な先行投資として、多少の出費は惜しむべきではないかもしれませんね。
運命の声をキャッチする方法④「ネットの力を最大限に活用する」
現代社会で忘れてはならないのが、人生を切り拓いていくためにインターネットを活用すること。
ネットの世界には、あなたの人生を思いがけない方向にてんかいしていく”偶然の出来事”の入り口になる情報が満載です。
また、ねっとを通じての出会いは、すべて出会い系サイトのように”危険なもの”と思っている人もいるかもしれません。
しかし、実際はそうではありません。
興味のある分野でのメーリングリストやブログは、すでに人と人とをつなぐコミュニケーションツールですよね。
ネットサーフィンも、自分の好奇心のままに世界を広げていき、自分が知らなかった情報をキャッチできます。
ちょうどそのときに必要だった「出会うべくして出会った情報」をキャッチする場合もあります。
運命の声をキャッチする方法④「デジタル機器を活かして、情報をストックする」
デジタル機器の利用も、現代ならば幸運を引き寄せるツールです。
「番組欄で少しでも気になったテレビ番組は、観なくてもいいから予約録画しておく」
「気になる街角の風景は、携帯カメラで撮影しておく」
「懐疑や講演会は、ICレコーダーで録音しておく」
「面白いと感じたホームページはブックマークする」
などして、”ちょっと気になる情報”にアクセスできる仕掛けをしておくこと。
そうすることで、人生を豊かにしてくれるラッキーな情報と出会う可能性が高まります。
というのも、「ちょっと気になったからストックしておいた情報」は、未来のあなたに有益なヒントや情報を与えてくれる確率が高いからです。
今すぐ活用できなくても、ストックされた情報を自分に見せておくことで、のちに新しいアイデアが生まれるかもしてません。
ストックしたら、時間を作り、自分に還元する時間をとってみましょう。
運命の声をキャッチする方法⑤「大きな書店を目的なしに歩く」
フラートの感覚を生かし、人生を豊かに展開していくきっかけとなるラッキーな情報との”出会い”のチャンスを得るために、書店に出向くのも効果があります。
書店を目的なしでふらふらと歩いていると、「なぜか妙に気になる」本や雑誌の記事にふと出会うことがあります。
時間つぶしのために、気の向くままに書店をぶらぶらしているうちに、ふだんは無意識に心の奥底へ追いやっていた自分の願望や、興味・関心に気づかせてくれるような本や雑誌と”出会う”ことがあります。
最近では座れるスペースのある書店も増えてきました。
「これは私の世界ではないから」と決めつけず、幅広いジャンルの者にランダムに手を触れ、自由にページをめくってみるのです。
そこで、ピンときたら、買えばいいのです。
書店を気ままに歩くだけでも、自分の人生を豊かに買えるきっかけをつかむことができるのです。
運命の声をキャッチする方法⑥「占いを楽しむ」
あなたは占いが好きですか?
「そんなものは信じない」と拒否する人もいるかもしれません。
占いばかり気にして、「今日はどうせダメな日だ」と朝からしょげているのは、論外です。
スピチュアルアイテムとじょうずに付き合うには、「文字通り”信じる”」のは、いただけません。
あくまで自分の人生へのメッセージとして受け取るような姿勢が大切です。
「気づき」の一つとして、活用するアイテムに占いを入れてみるのも、面白いかもしれませんね。
チラチラと気になるもの、というのは、潜在意識が「これ、いいじゃん」と誘っているものかもしれませんね。
そんな「サイン」かもしれないちょっとした「気になるもの」に、フットワークを軽くして、ちょっとトライしてみること。
そこに待っているかもしれない「ラッキーな出来事や出会い」にワクワクしてみるのも、とても素敵な生き方だと思いました。
今日は、ゆっくりできましたか?
明日からの1週間が、最高の毎日になりますように!
では、また。