猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

モノと暮らしの引き算~『暮らしのなかの工夫と発見ノート 今日もていねいに。』松浦弥太郎

増やしたら、減らす。

ごくシンプルなこのやり方が、ていねいに生きる秘訣。

新しいものをひとつ手に入れたら、部屋のなかにあるおのを1つなくす。

そうすると、いつも余白がある暮らしとなります。

「ものを所有することや趣味を持つことに対しても、恋人に向き合うのと同じ態度が必要」

そんな考え方もあります。

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暮らしの引き算

「新しく好きになった人ができたら、今付き合っている人と別れる」

こんな真摯な気持ちを、日常の随所でもちたいものです。

何人もの人と薄いつきあいをするより、1人の人に、気持をささげたいという願いは、人に対しても、モノや趣味に対しても同じ。

なぜなら、数の限られた選ばれた物だけ持っていれば、1つ1つを宝物のようにいつくしむことができるからです。

 

著者は、ギターの練習を始めたとき、それまでけっこう好きだった自転車を処分しました。

「趣味はたくさんあるほうがいい」というイメージは、よく言われることであても、普遍のルールではないと考えています。

実際に試してみると、いっぱいいっぱいにならず、自分のなかに新しいものを取り入れる余裕ができました。

モノや趣味や言葉を持ちませんが、気持をささげれば、こたえてくれるということかも。

今の状態からどんどん引き算することも、毎日に余白を増やすコツです。

 

たとえば、ドライクリーニング。

あるとき、ふと思いついて、季節ごとに服を買うのをやめて暮らしたことがあるそうです。

1年どとまったく何も買わず、これまで持っていた服だけで過ごしたのですが、なんら不自由はなく、むしろ心地よいものだったそうです。

その後、必要な服だけを買うようになってから、「ドライクリーニングをしなければいけないような服はやめよう」と決めました。

こうすれば日常から「ドライクリーニング」という要素を1つ引き算できます。

 

よく言われますが、テレビなどは引き算にぴったりだと思います。

ニュースは新聞で分かりますし、テレビで得ていた気分転換や楽しみは、自分の力で絶対に見つかると著者は信じています。

 

増やしたら、減らす。

増やさなくても、減らす。

風通しがよい自分でいれば、軽やかに歩いて行けます。

 

「足りない病」を治す

著者には、なにがあっても口にしたくない言葉があります。

それは「お金がない」と「時間がない」。

 

「趣味を持とうにも、お金もないし、忙しくてそんな時間が取れない」

と言う人は、あなたの身近にもいるかもしれません。

食材を買う、勉強する、旅に出るお金がない。

料理をする、ゆったりする、勉強をする時間がない。

 

無造作にこんなことを言ってはばからない人は、自分をすこやかに保つことを、はなからあきらめている気がします。

なぜなら普通に仕事をし、普通に生活しているのに「お金も時間もない」というのは、ある種の病気、いわば「足りない病」だと解釈しているからです。

 

もちろん不慮の事故や病気、身内に何かあったとき、「大金が出てお金がない、看病に忙しくて時間がない」というならわかります。

しかし普通に生活しているのにお金も時間もないというのは、別の話。

 

きちんとした食事、リラックス、学び。

これらを成しえるために、ものすごい大金やありあまる時間は必要ありません。

ちょっと豊かになり、ほんのひと手間かけるためのお金や時間は、いかようにも工面できるのが、すこやかな状態だと思うのです。

 

もし、ちらりとでも思ったら、「足りない病」かもしれません。

風邪を引いたとき生活態度や食習慣を見直すように、「足りない」と思ったら「自分の生活をふりかえるサイン」かもしれません。

 

「足りない」と言うことは、何か原因を人のせいにする怖い行為でもあります。

「足りない」を禁句にすることで、新たな打開策が見えてきます。

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年末だけど、ワタシの片付けが進んでいないのは・・・「時間が足りない」から・・・ではない・・・です・・・。

「ちょっとずつ、日ごろから片づける習慣をつける!」

と1月に目標を立てた気がします。

まだ、間に合うので、とりあえずこの瞬間にちょっとカバンの中から片付けてみようか

な。

 

今日も1日、お疲れさまでした。

ゆっくり休んで、すてきな夢を。

では、また。

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