曇り空や街の喧騒に、なんだかちょっぴり気持ちがざわつきやすい時期です。
ざわつきの元である心配や不安そのものは、悪いものではなく、いわば人間の防衛本能です。
しかし、過度の心配や不安は、怖がりすぎて何もできなくなったり、体調を崩すことになりかねません。
もっと不安をなくして、人生をキラキラしたものにしたいですね。
あなたが思考を現実化していないのなら、潜在意識のざわつきが現実化を邪魔をしている可能性があります。
何か計画を立てたり、やりたいことがあっても、「どうせ無理にきまっている」という否定的なイメージが潜在意識の中にあったり。
そうしたことが、あなたの思考にストップをかけたり、悪い影響を与えたりすることがあるのです。
不安を取り除くには、その感情と仲良くなることがポイントです。
夢を実現化していく人は、「潜在意識」を上手に活用している人
夢を次々と実現させていく人は、この「思考の現実化」の使い方がとてもうまいといえます。
逆に、「願ってもかなわない」とか、「いくら思っても実現しない」という人は、「思考の現実化」の使い方がまだまだこれからなのです。
つまり、「良い方の思考」よりも「悪い方の思考」に傾くから、そちらが現実化してしまい、結果的に自分の思い通りにいかなくなるのです。
その使い方のカギを握るのが、潜在意識からくる情報をどう扱うかにかかっているのです。
「不安」が消えないときは「大丈夫」「すべてはうまくいっている」とつぶやく
顕在意識は自分でコントロールすることができます。
具体的には、以前にも紹介した通り、使う言葉を変え、さらにイメージを広げることで、顕在意識を自分の望む方向へ誘導してあげるのです。
これに対して、潜在意識は自分でコントロールすることができません。
思考とは、顕在意識と潜在意識が合わさったものであり、お互いに影響し合ってひとつの思考を生みます。
だから、いくら言葉やイメージで顕在意識をコントロールしても、潜在意識からくる情報をそのまま受けていると、その情報に左右されて、結果的に顕在意識もコントロールできなくなります。
では、どうすればよいのでしょうか?
潜在意識から上がってきた情報を、上手に扱えばいいのです。
「不安」「心配」が消えないときは、心に安心のバリアを張ろう
では、その良い扱い方です。
まず、潜在意識から来た情報が「良い情報」なら、それを”つかみとって”ください。
”つかみとる”とは、そこにエネルギーを注ぐこと。
具体的にいうと、そのことに情熱を注いだり、具体的な行動にうつす、ということです。
「良い情報」かどうかの判断は、そのことを知ってワクワクするか、楽しいか、うれしいかといった基準で判断します。
逆に、そのことで暗い気持ちになったり、不安や心配になったりするなら、それは「悪い情報」です。
そんなときはまず、そのことが実際に起こるかどうかを考えます。
そして、その不安や心配に対処できることがあれば実行します。
それでも、その不安や心配が消えないのであれば、そこに「安心のエネルギー」を注いでください。
具体的には、「そんなことはない」「大丈夫」「すべてはうまくいっている」という言葉をつぶやくのです。
そうすることで、心に安心のバリアが張られて、不必要な不安や恐れを寄せ付けなくなります。
絶対にやってはいけないのは、その不安や心配や恐れにつながる情報を”つかみとってしまう”ことです。
思いにエネルギーを注いでしまう、いつまでもそのことに考えを注目させてしまうと、現実化します。
それでも「不安」「心配」「恐れ」を感じたら、「このドキドキがいいんだ」
ヒトも生き物なので、不安や心配、恐れといったネガティブ感情を完全に消すことはできません。
人間の防衛本能ですし、そのネガティブ感情が起きるために人は備えたり、そうならないように努力をすることができます。
大切なのは、そういった気持とうまくつきあい、自分の気持ちや思考に悪影響を与えないことです。
だからまず、不安や心配、恐れといった思いが浮かんできても、それを”つかみとらない”。
でもなかには、「気にしてはいけないと思うと、余計気にしてしまう」とか、「また不安な気持ちになった。自分はダメだ」と落ち込んでしまう人がいます。
そういう人はまず、「そのままでいいんだよ」とつぶやいて、不安や恐れを感じている自分をそのまま受け入れてください。
そして、不安や恐れを感じたら、「この気持ちがいいんだ」とあなたに言ってあげるののです。
まずは、認めてみましょう。
不安や恐れのもとは、潜在意識にある過去の記憶です。
これが顕在意識に上がってきて、不安や恐れを感じるのです。
だから、そうした気持ちが上がってきたら、「このドキドキがいいんだ」「このハラハラする感じがいいんだよね」とプラスの気持ちをくっつけて、潜在意識に下ろします。
そうすると、次に上がってくるときには不安や恐れが弱まったり、次第に上がってこなくなります。
100度のお湯も一度下がれば沸騰しない
心配することは悪いことではありませんが、心配しすぎるのはよくありません。
心配しすぎは、精神的にも身体的にも悪影響を及ぼします。
だから、過剰な心配が始まったら、それをほんの少しだけ下げてあげればいいのです。
水も100度になると沸騰しますが、それが1度でも下がれば沸騰しません。
それと同じで、ちょっとでもその気持ちを和らげることができれば、病気にもならないし、あとは対処や行動につなげることで、その心配はやがて消えます。
不安や心配は、それ自体を否定するのではなく、うまくつきあうことで、すべてがうまくいくようになっているのです。
潜在意識から、「良い情報」だけ受け取る、とっておきの方法
潜在意識からくる情報が、自分にとって良い情報なのか、悪い情報なのか、一見するとわかりにくいものです。
しかしもっと簡単に、良い情報だけを受け取れるようにすることができます。
それは、あなたの思考を上機嫌(斎藤一人さんは「上気元」と表記します)にすること。
機嫌がよく、しあわせや喜びを感じ、感謝のきもちでいっぱいの状態でいることです。
不機嫌だと、無意識は悪いものとつながり、悪いものを引き寄せます。
中機嫌(中くらいのご機嫌)だと、良いことがあると機嫌がよくなり、悪いことがあると機嫌が悪くなります。
いつも上機嫌でいる、と決める
上機嫌でい続けるために必要なことは、まずあなたの機嫌を”意識する”ことです。
あなたは今、上機嫌でしょうか?
不機嫌でしょうか?
中機嫌でしょうか?
自分の機嫌と状態を認識しておくことはとても大切です。
意識することで気づき、そこから具体的に対処したり、変えたりすることができます。
それと、「自分はどうありたいか」を”明確”にすることも大事です。
たった1度の人生を周りの人や偶然の出来事に振り回されてしまうのは、悲しいですね。
上機嫌でいると、アイディアも出ますし、環境もどんどん味方になっていきます。
その「上機嫌の人」になるためには、自分はどうありたいかを常にイメージすることが大切です。
自分の”気の持ち方”を意識すること。
そして、『自分は上機嫌でいるんだ』と決めて実践することが大事です。
自分の限界を決めない
土地は人の手を入れずに放置すると、雑草が生えて荒れてきます。
人の思考もこれと非常によく似ています。
なにも考えていないと、人の心は不安を感じるようになっています。
さらにその不安を放っておくと、不安が心の中にどんどん広がります。
だから、私たちはその不安をまず取り除き、思考の土壌を耕して、成功や幸せの種をまいて、その実を収穫するのです。
思考の土壌を耕すとは、考え方を柔軟にすること、そして素直になることです。
だから、素直な気持ちで人の話を聞き、良いことを聞いたらすぐに実行にうつす。
うまくいかないときは、ほかのやり方を試したり、改良して、また実行する。
それを繰り返しながら思考をどんどん広げていくと、あなたのできることも次第に増えていくのです。
思考の大きさが、人間としての器を決める
土地が狭いとそれに応じた収穫しかできないのと同じで、思考が狭いとそれに応じたことしか考えつきません。
思考の大きさとは、器の大きさです。
つまり、思考の大きさが、人間としての器量も決めるのです。
人は勝手に、自分で限界を決めてしまいます。
実は著者も、最近自分で勝手に限界を決めていることに気づかされたことがありました。
それは高額のペントハウスを購入した直後でした。
著者は、
「これだけ大きな買い物をしたあとだから、当分は節約したり、ほしいものを我慢しないといけない」
と考えていました。
すると、その考えを見透かしたように、師匠の斎藤一人さんが著者に言いました。
「恵美子、おまえは何十億というお金を毎年稼いでいるし、独身だから、彼氏もたくさんつくっていいんだよ。
おまえは豊かなんだから、もっと自分のキャパシティを広げることを考えな。
お前の器は、今の自分が思っているよりもっと大きんだよ。
それを、観念で器を狭めていると苦しくなるし、そのことがストレスの原因にもなるんだよ。
もちろん、無駄遣いはいけないし、贅沢しろって言っているんじゃないの。
そうじゃなくて、おまえはもっと豊かになることができるんだよっていうことを言いたいんだよ」
それを聞いて、著者は心がすごく軽くなりました。
そこで、大阪のペントハウスと別に、東京にペントハウスを借りることにしました。
その物件も、借りたいと思っていたところが、偶然にも1室だけ空いていて、借りることができました。
それが2度目のテレビ出演につながり、さらには自分の夢の実現にもつながったのです。
観念の縛りを外して自分の思考を広げると、引き寄せる力もこれほど早く、強くなるんだということを実感する出来事でした。
思考を耕していくことって、うっかりすると忘れてしまいます。
寒空と曇天に囲まれているうちに、自然と不安や心配、恐れという”雑草”で心が荒れてしまうことがとても多いです。
ワタシは根っからの超ネガティブ人間ですから・・・。
このブログを始める前までは、ちょっとしたことでしょっちゅう落ち込んでいました。
一度落ち込みだすと、歩いていてもド真下を向いてしまう癖がありました。
足元に地獄に通じるマンホールが開いた錯覚がありました。
このブログを覗いてくださるあなたがいるから、1年も続くことができ、”足元に地獄のマンホール”は、見えなくなりました。
いっしょに勉強してくださったことに、感謝です。
年末の支出は何かと多いから、自分のやりたいことがあっても、”節約”しがち。
ですが、もし時間と金銭的な余裕が許す範囲なら、1度しかない人生を「上機嫌」にするためにも、チャレンジする道を選べたら、素敵ですね。
そんな年末にできたら。
今年も残りわずかになりました。
チャレンジしたくても、ちょっとしていなかったものにも、今のうちに「手」だけつけておくのも、いいかもしれないですね。
今日もお疲れさまでした。
あなたがたくさん、素敵な夢が見られますように。
では、また。