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猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

欲望がなくなったら、人間はどうなるの?~『スタンフォードの自分を変える教室』

ご存知の通り、ドーパミンによって生まれた欲求により、私たちは期待とともにそれを手に入れなければならないとばかりにストレスも感じます。

しかし、欲求が無くなってしまうと、そんな人生は生きるに値しないものになってしまいます。

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欲望が無くなった人間はどうなるか?

アダムは自制心が弱い33歳。

1日約10杯の酒を飲み、クラック・コカインを吸い、ときにはエクスタシーまでやっています。

9歳から酒、13歳からコカイン、大人になったころにはマリファナやアヘンやエクスタシーが病みつきになっていました。

あるひ、パーティをやっている部屋から緊急治療室へ担ぎ込まれました。

違法薬物所持で捕まるのを恐れたアダムは、持っていた薬物をいっぺんに全部飲んでしまいました。

それでも何とかアダムは息を吹き返し、やがては集中治療室から出られましたが、一時的にせよ酸素欠乏が起きたせいで深刻な影響が出ていることがわかりました。

もはやアダムはドラッグやアルコールに対する欲望をすっかり失っていました。

以前は毎日薬物を使用していた彼が、いまや完全な禁断状態にあることが、6か月にわたる薬物検査で確認されました。

この奇跡的な変貌ぶりは、神のお告げのせいでもなければ、死にかけたせいで目が覚めたせいでもありません。

アダムに言わせれば、ただすべてがほしくなくなったというのです。

 

そう聞くと、物事がなんだかよい方向へ変わったように思えますが、欲望を失ったのはコカインやアルコールだけではすみませんでした。

アダムは欲望そのものを完全になくしてしまったのです。

何をしても、楽しい気分にはなれそうもありませんでした。

みんなから離れて、一人で過ごすようになりました。

楽しいことを期待する能力をなくしたアダムは、希望を失い、深刻なうつ状態に陥ってしまいました。

いったいなぜ欲望がなくなったのでしょうか?

アダムの治療にあたっていたコロンビア大学精神科医たちは、彼の脳をスキャンした結果、薬物の過剰摂取による酸素欠乏のせいで、脳の報酬システムに障害が残っていたことを見つけました。

 

欲望を失ったせいで楽しいことを期待できなくなった人の例は、ほかにもたくさんあります。

心理学者はこれを「無快感症」と呼びます。

文字通り、”快感がない”のです。

この人たちは、毎日の暮らしに満足を求めることはいっさいなく、ただ習慣をこなすだけです。

食べたり、買い物をしたり、人に会ったり、セックスをしたりしても、そこから喜びを得ることは期待していません。

喜びを感じなくなれbあ、気力もなくなります。

何をしても谷しい気分になれないと思ったら、ベッドから起きだすのさえつらくなります。

このように欲望を全く感じなくなると、希望が持てなくなり、やがては多くの場合、生きる意欲をなくしてしまいます。

ほんとうの報酬とまやかしの報酬を見分ける 

報酬を期待したところで喜びを得られるとは限らず、かといって報酬を全く期待しなくなれば、喜びも感じなくなります。

報酬への期待が高すぎれば、誘惑に負けますが、報酬を期待する気持ちがなければ、やる気も起きません。

 

このジレンマには、かんたんな答えはありません。

人生に興味を持って取り組んでいくには、報酬への期待が欠かせないのです。

 

私たちの暮らしはテクノロジーに囲まれ、刻々であふれ、24時間絶えず何かを求め続けながら、満たされることない日々を送っています。

 

もし、いくらかでも自制心を手にしたいと思うなら、人生に意義を与えてくれるようなほんとうの報酬と、分別をなくして依存症になってしまうようなまやかしの報酬とを、きちんと区別しなければなりません。

そのような区別をできるようになることが、私たちにできる最善のことなのです。

これは必ずしも簡単なことではありません。

しかし、脳の中で起きていることを理解すれば、少しは容易になるでしょう。

オールズとミルナーのラットが動けなくなるほど刺激を得られる網に執着した姿を思い描くことができれば、たとえ誘惑に駆られても、脳がつく大きなウソに騙されない分別を持てるのではないでしょうか。

 

欲望は、脅威かエネルギーか

欲望は、行動を起こすための脳が仕掛ける戦略です。

自己コントロールに対する脅威にもなれば、意志力の源にもなります。

ドーパミンが私たちを誘惑へ駆り立てるとき、私たちは欲望と幸せを区別しなければなりません。

しかし、いっぽうで私たちは、ドーパミンや報酬への期待を利用して、自分やほかの人たちのやる気を引き出すこともできます。

つまるところ、欲望自体は、良くも悪くもありません。

大切なのは、欲望によって自分がどこへ向かおうとしているのか、そしてどういう場合あら欲望に従ってもよいかを見極められるかどうかなのです。

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5章での、マイクロスコープや意志力の実験は・・・・

ドーパミンが出る、あなたがどうしても手に入れたくなるものが何なのか探すこと。

②あなたの心を動かすものの正体・・・それが小売店やマーケティングによって騙されているものではないか・・・を暴くこと。

③何かをほしいと思う気持ちのせいで、かえってストレスや焦りを感じていないか、気が付くこと。

④先延ばしにしていることを、ドーパミンが活性化させるものと結び付けてやる気を起こすこと。

⑤快楽の誘惑にわざと負けてみて、あなたの心が期待した通りに楽しいと思ったかどうか確かめてみること。

でした。

脳のウソに気づいて、「衝動に負けているあなた」ではなく、「高みに上りたいと思っている本当のあなた」が求めているものを意識することが大切なのかもしれません。

 

明日のあなたが、もっと素敵になりますように!

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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