ほとんどの人が、普段自分がどんなことを口にしているかに意識をしていません。
ときどき、こんな人がいませんか?
会社への不平不満がやっと終わったかと思うと、次は家族の愚痴が始まり、挙句の果てに自分の体調の悪さを延々と話しだして・・・・。
聴いている方も悶々としてしまい、たまったものではありません。
そして、そんなネガティブな人の話から、聞いている私たちも過去の嫌な体験を知らないうちに思い出して、自らますます嫌な気持ちになることだってあるのです。
「引き寄せの法則」をよく理解している人は、自分から発信する不平、不満、愚痴などのネガティブな言葉は、当然、自分になんらかのネガティブな現実としてかえってくることをわきまえています。
それ以上に、その時に周りの人に対してもネガティブな影響を与えてしまうだろうことも分け合っていますので、自分の話す言葉や内容に注意を払っているものなのです。
ある有名選手が、私たちにあまりなじみのない珍しい病気になったとの報道が相次ぎました。
その後、著者はふたりのクライアントから、同じようなことを繰り返し聞いたのです。
「報道を見て、わたしももう何年も起きていなかった同じ病気を持っていたことを思い出してしまったら、翌日、それを発症していました」
と・・・。
こうして、何気なく耳から入ってきてしまうような情報に対しても、私たちはいつもなんらかの反応をしているということです。
著者も同じような失敗をしました。
あるとき、友人からの電話で「五十肩になっちゃって」という話を聞きました。
ついそのあと、著者はひとりで「四十肩は聞いたことがあるけど、五十肩ってなに?」とうっかり無意識に考えてしまっていたために、数日後まんまと「五十肩」を引き寄せてしまいました。
他人の言葉でも、ネガティブな言葉は気を付けなければなりません。
潜在意識は「良い」「悪い」の区別がつきません。
なので、あなたがたとえそれが「欲しい」ものでなくても、あなたが「それ」を何度も心に繰り返してしまったりすると、潜在意識は「何度も考えるってことは、あなたは『それ』がとても欲しいんだね」と解釈してしまい、見事に現実化するのです。
たとえば過去に持っていて忘れてしまっていたかのような病気でも、またリアルに実感してしまったりするがゆえに「それ」を引き寄せてしまっているのです。
「引き寄せの法則」をまったく知らないならばともかく、知っている私たちなら、できるだけ自分の口からネガティブな言葉は発しないように日々自分を客観的に観察し、ましてやそれを他人にふりまくことがないようにしたいものですね。
幸せな人生にするためにも、明日からポジティブな言葉を大切にしたいものです。
今日もお疲れさまでした。
ゆっくり休んでくださいね。
では、また。