日々いろいろな人を観察していても、あなたの周りにいる「ラッキーなことがよく起こる人」を思い出してください。
そんな人たちは「ありがとう」などの言葉が多いのではないでしょうか。
そもそも人生がうまくいっていない人は、そのうまくいっていない原因を自分以外のものに押し付けるためか、文句や愚痴はものすご~く多いのですが、そういう人たちに感謝されることって少ないですよね。
この「ありがとう」の気持ちの多いか少ないかは、私たちの「人生の質」を決めている大きな要因です。
毎日の中で感謝するには、基本的に「良いこと」に目が向いていなければ探せません。
つまり、感謝の気持ちを日々たくさん出している人はポジティブなことに目を向け、そして感謝の気持ちを感じているということ。
すると、当然「引き寄せの法則」によって、この「ありがとう」の言葉は、ますます感謝したくなるような素敵なことをあなたに運んでくるのです。
「引き寄せ」る人は、「ありがとう」をいつもたくさん繰り返している
一方、不平不満ばかり口にする人は、この「ありがとう」の気持ちが少ないということ。
そして、これも当然ながら、ますます悪いことを引き寄せる「悪循環」に陥っています。
「引き寄せ」るために大事なプロセスであるビジュアライゼーション(想像する)は、ごく簡単に説明するならば
①望むものがたった今手に入ったところを見る(想像で)
②その時の喜びの感情を味わう
③感謝する
です。
ごく簡単なのですが、人によってはこのビジュアライゼーションのときでさえも「感謝する」を忘れています。
また、こんな人もいます。
実際にビジュアライゼーションが成功し、望んだものがある日突然無事に届きました。
たくさん喜ぶのはいいのですが、でも何かをすっかり忘れているのです。
その望みを届けてくれた宇宙に対しての「ありがとう」の気持ちです。
普段、私たちの生活の中で実際なにかプレゼントしてくれたら、絶対に「ありがとう!」と言いますよね?
もしビジュアライゼーションで、「ありがとう」を忘れるとしたら、あなたのイメージには今一つ「リアル感」が欠けているのかもしれません。
「ありがとう」は、この「リアル感」を生み出し、あなたに確信を生むものなのでとても大切です。
次の「引き寄せ」を迎えるためにも、「ありがとう」と感謝することは、とても重要です。
引き寄せの上手い人は、年がら年中「ありがとう」を日常生活の中で連発しています。
著者は買ってきた花に対しても1日に何度も
「う~ん、きれいね。どうもありがとう!」
と言っているそうです。
あなたの普段の言葉をちょっと変えることが、あなたの感情と認識さえ変える
ハワイ出身の元大関がテレビ番組で、自分の過去について語っていました。
貧しい幼少期を過ごし、10人もの兄弟とともに育った彼。
日本で活躍するようになって、ついにお母さんのためにハワイの豪邸をプレゼントするまでになりました。
すると、その後彼のまったく知らないところで、その豪邸が売りに出されていたのです。
理由は、彼の兄弟姉妹たちが、その豪邸を抵当に借金に借金を重ね、浪費しまくり、その額は1億数千万円。
そしてその後、その1億数千万円の借金を自ら返済しなければならなかったという話でした。
司会者が
「ご兄弟とはいえ、これはさすがに頭にきたでしょう?」
と聞くと、本人曰く
「あんまり気にしない・・・」
もちろん、私たちとは稼ぎ方が異なる人たちではありますが、大関とはいえ1億数千万円は決して小さな額ではなかったはず。
それでもこの「気にしない・・・」の持つ不思議な力は何なのでしょう。
私たちは、日々の生活の中で、ほんの些細なことに腹を立ててしまうことがあります。
「もう頭にきた!」
「むかつく!」
そう心の中で思ったり、言葉にしてしまいますが、そうした言葉を使うがゆえに物事が必要以上に大きく見えてしまうのです。
そして、必要以上にネガティブな「嫌な気分」を感じてしまうものなのです。
この「気にしない」という言葉は、実際に著者も試してみると、実に有効でした。
スーパーで長蛇の列に並ぶことになった著者。
いつもはすぐにイライラしていたところを、心の中で
「あんまり気にしない!あんんまり気にしない!」
とちょっととぼけた言葉を心の中で言っていると、
「レジ係の人も一生懸命やってくれているのよね~」
という余裕を持って眺めることができるようになり、イライラが消えました。
私たちは、「ネガティブなものに目が行ってしまう癖」をすでに持っています。
そのために「嫌な思い」を抱きがちで、嫌な気分に勝手に浸ってしまいます。
ネガティブなことに目が行ってしまった、と気づいたら、このようにまったく違う言葉を遣うようにすると、その後の認識と感情が変わります。
したがって「嫌な思い」も自然とでなくなるのです。
そして、当然ながら、自分の中から「嫌な思い」が出なくなることで、あなたの人生にますます「嫌なこと」は引き寄せられなくなるのです。
遣う言葉は、こんな風に変換することができます。
・むかつく、イライラする→あんまり気にしない
・嫌な人→ちょっと変わった人
・最悪の出来事→ちょっと稀にみる不思議な出来事
・頭にきた→ちょっとびっくり仰天した
・面倒くさいこと→いつもより少~しやりがいのあること
上の写真を「枯れた花」というのか「おしゃれなドライフラワー(?)」というのか、それを決めるのは自分ですもんね。
(疲れていると、この類のものがごみに見えがちなのは、ワタシだけでしょうか・・・)
言葉を変えるだけでも、確かに引き寄せの力が付きそうな気がします。
引き寄せがうまくいく瞬間は、とにかく気持ちが上向いているときだとか。
気持ちをポジティブ方面へ引っ張っていくのに、「言葉」というツールはとても有効ですし、何より身近です。
ワタシが去年引き寄せたのは、「使い勝手の良いグレーのトートバッグ」。
「具体的に」「楽しい気分で」ビジュアライゼーション(想像する)してみたら、うまくいきました。
「いつ」「どこから」やってくるか、については「宇宙」というか「空」みたいなところにお任せしておくのも大事だとこの著者の別の本にあったので、そうしてみました。
で、想像しながら手に入れた瞬間の喜びを「先取りして」楽しんでおくことも大切だ、とこの著者の別の著書にあったので、実践しました。
でも、人は本当に「ネガティブに考える」ように出来ているので、たまに「引き寄せのやり方」をおさらいしないと、きれいさっぱり忘れてしまうのが難点です。
というか、実はこの「ありがとう」をワタシは忘れていたために、「引き寄せ」の「ループ」が作れなかったのです。大反省。
今回、また復習して引き寄せをしてみようと思っているので勉強しますが、一緒にあなたの幸せが引き寄せられたらとてもうれしいです。
週末ですね。
ちょびっとは明日、休めるのでしょうか。
あまり、無理なさらないように。がんばりすぎないでくださいね。
では、また。