「引き寄せ」を成功させ、人生を楽しく充実させるためには、実は「自分の頭で徹底的に考える」という作業が必要です。
実は人というのはいろいろ考えているようで、それ以上クヨクヨしても仕方のない「結果」についてグルグルと悩み続けていることが多くて、ちゃんと「今」に向き合い、「徹底的に考える」ということは、あまりできていないことが多いのです。
その結果、人生のあらゆる面において
「どうでもいい」
「なんでもいい」
「適当でいい」
というチョイスをしがちです。
量や形にこだわるのではなく、質にこだわる
現代の人たちは一昔前に比べて、もっとものを考え、はっきり意思表示をしていますし、当然知人との食事のメニューを選ぶときなどでもいわゆる「あなたと同じでいい」なんてことは、減ってきたように思います。
それでも、不景気なこともあるのでしょうか、多くの人は単に量や形といった「見た目」を重視して、「質」にこだわり、「質」を徹底的に大事にする人は、まだ少数派ではないでしょうか。
たとえば、韓国旅行をしていても、友人が
「この化粧品、すっごくいいのよ!今なら半額よ!」
なんて聞いてしまうと、その化粧品を使ったこともないのに
「えっ?半額?じゃあ、3つ買う!」。
旅行も買い物も楽しいもので、素敵な気分転換です。
しかし著者が言いたいのは、多くの人が、目の前にある突然やってくるお誘いなどに対して、
「自分は本当にそれをやりたいのか?」
「本当にそれが好きなのか?」
を考えていないということ。
目の前のちょっと楽しげなことに反射的に飛びつき、自分の人生の退屈を解消したいがために、表面的な楽しみばかりを追い求める刹那的な生き方に、知らず知らずのうちに陥ってしまっているということです。
「質を求める」ということでは、買い物以上に気になるのが人間関係でしょう。
著者は今まで多くの友人や知人と話をする中で、「こんな話、今まで誰ともしたことがない」という内容をたびたび聞かされてきました。
「心の底からの思いを素直に語れ、そして互いに協力し合える」という関係を作っていくのは「引き寄せ」を得意としている著者のスタンスです。
友人が数多くいても、天気や仕事や化粧品や遊びの話ばかりでは、もったいないことです。
深入りすることによる危険性を感じて、私たちはついつい浅くて広い関係を作りがちです。
でも著者に言わせれば、人間関係以上に私たちの人生に大きな喜びをもたらすものはありません。
幸せに生きる人は、この深い人間関係を上手に築き上げているものです。
表面的な関係をいくら寄せ集めたって、つまり、いくら友達が1000人いたところで、自分のありのままの姿をさらけ出せる人がいなかったとしたら?
いつまでも心は乾いてしまいますもんね・・・。
あなたの人生は「あなたの決めたこと」の積み重ね
また、人間関係を含め「質を求める」ということでさらに気になるのが、「自分の人生そのものの質」についてです。
多くの人は、
「いまさら何をやっても、無駄。自分の人生なんて所詮こんなもの」
とばかりに、人生を早々にあきらめてしまい、昨日も今日もほとんど変わらない退屈な人生を送ってしまっています。
だからこそ、「目先のことだけ」の楽しみを見出そうとしてしまうのです。
また、「安定」が「安心」をもたらすものだと信じ込んでいるので、どんなに今の人生が詰まらなくても、どんなに今の仕事がいやでも、「変化を起こすよりはまし!」とばかりに現状維持にしがみついたり。
そして、さらに悪いことには、自分の人生もつまらないのに、自分の子供たちにも同じようなことを押し付けたり・・・。
これからは、もっと自分の頭で真剣にいろいろなことを考え、「自分の人生の質」を本当に大切にし、もっともっと積極的にこだわっていくことが大切です。
人生は毎日毎日あなたがくだす大なり小なりの「決断」の積み重ねです。
何事に対しても「なんでもいい」「適当でいい」「どこでもいい」なんて言ってすまさず、心の底からあなたが「これをやったら本当に幸せだ!」と思えることを選択していきませんか?
他のことをぼんやり考えながら生きてしまうワタシは、つい「ま、いっか」という選択ばかりを繰り返していました。
残りの人生の質を上げるためにも、「本当にやりたいこと」を選ぶようにしてみました。
特に買い物は選択の連続ですよね。
すべて「一番好き!」をチョイスすることは金銭的にも難しいですが(笑)。
とりあえず昨日は本当にほしかった靴を選んだのですが、不思議なことにそのあとに行ったスーパーマーケットで、いつもなら手が伸びがちなスナック菓子や総菜を自然と手にしなくなっていました。
つまらない代償行為で、食品を無駄にしてきたのだと反省です・・・。
今日は、少しは休めましたか?
まだご自分を緩めていないなら、ぜひご自分を癒す時間をとってくださいね。
すてきな夢が見られますように。
では、また。