著者による引き寄せの考え方からするならば、本来「失敗」などというものはなく、あるのは「結果」だけです。
しかし、多くの人は自分にとって「好ましくない結果」がもたらされると、すぐに「失敗」と決めつけてカウントします。
そして、ただひたすら落ち込んでしまう傾向があるのです。
「ビジュアライゼーション」についても同じことで、望んだものが来なかったり、違う形で現れたりすると、
「やっぱり自分は『引き寄せ』ができないのかも?」
と、すぐに自分を疑ってしまうのです。
それは、とってももったいない考え方です。
「引き寄せ」がぐんぐん上達する人は、たとえ自分にとって「好ましくない結果」が目の前に現れてきても、その経験を無駄にすることなく、常になにかを学ぼうとしています。
それを次の機会に活かすためです。
著者の知り合いの学生は、こんなことがありました。
その学生は煎餅が好きで、ある日突然食べたくなりました。
でも「お金を出して買うのはなぁ・・・?」と思ったので、「引き寄せちゃえ!」とビジュアライゼーションしました。
そのときに「海苔巻き煎餅を食べている自分」をイメージしました。
そして2日後、お菓子などが実家から送られてきて、中を見たら煎餅が入っていました。
しかし、海苔巻きせんべいではなく、普通の煎餅。
よくよく考えてみると、イメージする前に、アニメで普通の煎餅を食べているシーンがあり、それを見て「自分も食べているイメージ」をしたことを思い出しました。
だから、普通の煎餅が来たのだ、と納得。
そのあと、海苔巻き煎餅も無事に届きました。
その学生は、イメージするのが苦手でも、アニメでやっていたシーンを自分に置き換えてやったから、すんなりできた、とのことでした。
また、別の報告も。
数か月前から一人暮らしにあこがれていたのですが、現在は寮にいて、でも一人暮らしがしたくて・・・。
そこで「引き寄せで一人暮らしをしてしまおう!」と思い、早速「引き寄せの法則」を使いました。
結果、親に聞いたら「お金がかかるし、今はダメ!」との返事。
原因を探っていたら、思い当たるフシがありました。
ビジュアライゼーションの最中に、
「でも、一人暮らしするのって、初期費用が結構かかるなぁ。
引っ越し代金に、契約金に、家具、家電と、そのほかいろいろお金がかかるし・・・。
お金がないからダメとか言われたら、どうしよう?」
と思ってしまっていたのです。
原因を見つけた嬉しさもあったけれど、「やってしまった!」という悔しさも。
でも、このままでよいはずはないので、次は今回の失敗を生かしてチャレンジしてみたい、という話でした。
「どうして海苔巻き煎餅じゃなかったのか?」
「どうして親に一人暮らしをしちゃダメだと言われたのか?」
とか、ちゃんと「原因」を探し出し、研究すること。
このようにたとえ自分にとって「望ましくない結果」がきても、そこから学べることはたくさんあるものです。
ただひたすら落ち込んでいるのではなく、こうやって体験も積極的に活かして、再び果敢にチャレンジしていきましょう。
大きな失敗をしたとしても、「そこから学ぶこと」に目を向けられたら、それだけでも再スタートの輝かしい第一歩ですよね。
「自分の人生は、絶対思うとおりにうまくいくんだ!」という確信を「引き寄せ」にアシストしてもらって一緒に創り上げていきましょう。
まずは、小さな「引き寄せ」からスタートするとよいとのことですね。
ワタシは「おいしいコーヒー豆」を引き寄せたいと思います。
先日は、「おいしいチョコレート、しかも絶対1粒だけ」が成功。
「新しい鞄」は、まだビジュアライゼーションがリアルではないので、届いていません。
「仕事をあまり持ち帰らない」生活にシフトしたいこともあり、それに合ったバカでかくない、かつカッコいい鞄をネットで探したいと思います。
あと1日で週末ですね。
がんばったあなたを労わってあげてください。
では、また。