ちょっとしたことで落ち込んだり、さらにそこから這い上がってくる術を何も持たないため、長い間(ときには数か月も)ひたすら落ち込みにはまり続けたり。
うっかりすると、その間ただひたすらネガティブな思いや感情を出し続けてしまいます。
そして、そのネガティブな思考が、さらに好ましくない出来事を引き寄せてしまったり。
「楽観主義になりたいなぁ」なんて、思うのですが、なかなかうまくいきません。
しかし著者いわく、楽観主義な人であっても、まったく落ち込まないわけではないのだとか。
しかし、そういう人が「落ち込むと這い上がるのに時間がかかる人」と違うのは、
「どうしたら、この気分を変えられるのだろう?」
「どうしたら、また明るい未来を描けるようになるだろうか?」
といろいろ「あの手この手」を探したりするところが、違うそうなのです。
自分で自分のチアリーダーになる
昔からかなりのポジティブ思考であった著者でも、落ち込んだことがありました。
とことん落ち込んだ時に、著者にとって最も有効だったのは「本」でした。
成功者の伝記や体験談を読み漁ったり、自分を鼓舞するような自己啓発関連の本を片っ端から読みまくり、
「そうよ!こんな人だって大変な時期もあったのよね?
私もこんなちっぽけなことで落ち込んでいる暇はないわ!」
「こんな頑張っている人が大勢いるんだから、もっとできるはず!」
と、何度も何度も勇気を奮い立たせたそうです。
また、そんな本の中から自分がハッとするような言葉や感動した言葉を見つけては、ノートに書き留めたり。
パソコンの中に保存したりもしました。
そして、また気分が落ち込んだ時に、たとえ本を読む時間がなくても、そんな素敵な言葉たちをパッと見ては、
「そうだ!そうだった!」
と元気をもらっているそうです。
本だけではありません。
音楽だって見事に気分を変えてくれますよね。
あなたも経験があると思いますが、例えば映画『ロッキー』のテーマ曲。
あの曲がどこからか偶然耳に入ってくると、なぜかおなかの底から突然エネルギーがわいてきませんか?
また逆に韓流ドラマの『冬のソナタ』のテーマ曲を耳にすると、切なさやちょっと悲しい気持ちがこみ上げ、昔のちょっと悲しい失恋の記憶などが呼び起されたり。
「ちょっと元気が欲しいなぁ」と言うときには、このように音楽を聴くという手がありますよね。
著者は、「自分がノリノリになれる曲」「心が落ち着く曲」「豊かさを感じられる曲」を把握して、気分に応じて使っています。
曲を聞けない状況が周りにあっても、お気に入りの曲はすでに頭の中にこびりついているハズですから、頭の中で再生すればいのです。
脳内再生でも、十分ノリノリになることはできます!
音楽以外にも、イライラしたり、落ち込んだり、気分転換したいときには、著者の場合はショッピングに出かけるとか、掃除を突然始めるとか、チョコレートやプリンを食べるとか、いろいろ自分を鼓舞する手段を持っています。
だからこそ、さっさとそんな落ち込む状況から抜け出すことができ、またいつものように「気分のいい」状態に戻ることができるのです。
あなたも今度落ち込んだ時には、ただひたすら落ち込むのではなく、こうした機会もよいチャンスとカウントして、
「自分はどうしたらここから出やすくなるんだろう?」
と、思いつくことをいろいろ試してみてください。
そして、自分に合うやり方をできるだけたくさん見つけておきましょう。
ともすれば多くの人は、自分が落ち込んだ時に、それに拍車をかけるように自分を責め立てて、
「どうして、こんなことができないの?」
「どうせ自分は、何をしても無理!」
と、自分自身を最大の敵にしてしまうものです。
しかし、幸せに成功していく人は、敵ではなく「自分にとって最高の応援団・チアリーダー」を心の中に住まわせているようなものなのです。
この応援団・チアリーダーは、自分がどうやったら立ち直れるかも知っており、いつも「わ~!!頑張って!!」と応援してくれています。
著者の場合、著者の心の中のイメージでもう一人の自分が、ポンポンを振り回してキャーキャー応援してくれるところを描きます。
このイメージを描くだけでも面白くて笑っちゃって元気になるから、ぜひ使ってみてることを勧めています。
あなたを鼓舞する手段を1つでも多く持っておきましょう!
「元気になれるモノ」「落ち着けるモノ」など、いろいろ集めて、自分の応援団・チアリーディング部を作りませんか?
いっぱい居るほど嬉しいし、たくさん集められたら素敵ですね。
1年で1番華やかな季節。
環境の変化にちょっぴり緊張しているのですが、それを「出会いって楽しみ!」と言い換えて、笑顔で過ごしたいと思いました。
新しい環境の中で、笑顔で働いている自分を「ビジュアライゼーション」中です。
あなたにとっても、最高の季節になりますように。
今週もお疲れさまでした。
明日は土曜日なのですから、少しはご自分を癒してあげてください。
では、また。