今日は、あなたの人生を主体性をもって生きていくテクニックについて勉強します。
あなたが服を買いにショップへ出かけたとします。
そのとき店員が、こう言ったとします。
「このシーズン、とても流行っている商品なんですよ」。
そういわれても、それにのってはいけません。
他人の言葉に惑わされないで、色、生地、スタイルなどが本当にあなたに合っていると思うべきものを選んでみましょう。
ここが「あなたの人生を生きる」スタート地点となります。
自分の人生を生きる方法
あなたの人生を生きるため、生活の中でもできるトレーニングを著者はここで3つ提案しています。
ショップでの服のセレクトをする際、もしもあなたがそういう服装などにちょっと疎いなら?
店員に
「いかにも流行モノって苦手だから、みんなとかぶらないものがいいんですよね~」
とあえて言ったらよいのです。
そういって売り場の店員が嫌な顔をしたら、何も買わずに店を出ましょう。
とにかく自分の納得のいく、好きなものだけを買う!ここがポイントです。
2つ目は、レストランなどに出かけたとき。
ファミレスなどでもウエイターは、店主からある品目を勧められるように言われていることがよくあります。
それは、その品が高い利益を上げるからとか、材料が余り過ぎているからかもしれません。
むろん、それが本当におすすめの品かもしれませんが。
いずれにしても、ウエイターがしつこく勧めるようならば、はっきり断り自分の食べたいものだけを注文するのです。
ファーストフードで、「一緒にポテトはいかがですか?」と勧められた場合も、欲しくないなら、断るのも大事なトレーニングになります。
最後に、あなたがある人が見せる特別な技術や才能にひどく感心したとき。
そのとき、「あんな風になりたい」と考えるかもしれません。
しかし、あなたが相当の時間と労力を費やしてまねたところで、「なりきる」ことなどできません。
人のパーソナリティとは、それほど微妙なものです。
自分のパーソナリティを完全に破壊してまで他人になり切ってみたところで、失うものの方が多いはずです。
参考にはしても、「なりきる」域までがんばってはいけません。
ただ、成功者の行動や態度、意志決定の仕方を真似する場合、「自分が真似ているということを自覚していれば」効果はあります。
自覚があれば、自分自身を見失わずに済むからです。
でも漠然と余計なことまで真似して、相手のパーソナリティそのものになろうとすることは間違っているのです。
あなたは、あなたであることをまず一番に大切にしなければなりません。
著者自身もうまいジャーナリストの文体を真似しようと試みたことがありました。
そのジャーナリストは多才で、しかも有能な書き手だったため、非常にたくさんの読者を獲得していました。
実際彼のスタイルを真似てみると、良いものが書けた気がしました。
しかし、著者の友人はそれを見て、あまりいい顔をしませんでした。
「彼の真似をしたら、自分のスタイルを作れなくなるぞ」と忠告してくれたのです。
おかげで著者は後に、自分のスタイルを作ることができました。
著者が書き手として成功したのも、そのジャーナリストのコピーとしてではなく、ナポレオン・ヒルであり続けようとしたからです。
物事の基礎を学ぶ上で、他人の真似をすることは、むしろ好ましいことであると著者は付け加えています。
問題は、単なるモノマネなのか、真似を通じて自分のスタイルを作っていくかです。
単なるモノマネは、進歩の放棄でしかないと著者は述べています。
きびし~い。
誰かの真似は、パッと見た感じがそれなりになるので、ワタシもついやってしまいます。
基本を学ぶ上で、真似するのは効率的だからよいことだとしても、そのあとで自分のオリジナルを作り上げていくことが重要なんですよねー。
そのために真似をしていくのだ、と意識してやることが大切なのですね。
春は、新しい環境が待っている季節。
あなた自身のありようをしっかり持って、次のステップを上がっていきませんか。
一緒に頑張りましょう!
お疲れさまでした。
明日も、あなたに素敵な1日があなたに訪れますように。
では、また。