新年度の抱負を考えるとき、ちょっと邪魔になる微妙な焦燥感・・「本当にコレ叶うかな?」なんて思い・・を減らす方法があります。
新年の目標を設定したり、去りゆく前年を祝う準備をするとき、著者が好んでやっている、いくつかの”儀式”。
実際、こうした儀式は、意義があり、すぐに実行可能で、希望にあふれたより良い目標設定をする助けになります。
目標を立てる前にする「5つのこと」
①思い通りにいかなかった難しい出来事も含めて、「前の年に起きた一番好きなも思い出や功績」をリストアップ
研究によると、「自分の強みを思い起こすことで、将来の忍耐力と意志の力が強められ、過去を振り返ることで将来の幸せが増す」ことがわかっています。
将来の目標について考えるとき、私たちは「過去の自分にどれだけ至らなかったか」という点にフォーカスしてしまいがちです。
自分に自信を持ちましょう。
自分い対して寛容の精神をもって、ミスからの人生を素直に見つめると、自分がどれだけたくさんのことをやり遂げたか、わかるはずです。
自分の進歩を確認すると、信念に向かってやる気も沸いてきます。
著者の今年の目標の一つは、次の著書を書き終えることったのですが、今すでに完成しています。
1年前、この目標を前に自分がどれだけおびえていたかを思い出すだけで、自分(来年)に取り組むべきことについて、楽観的になれるのです。
②「人生で感謝していることのリスト」を作る
新年は確かに、「人生で変えたいこと」について考える絶好の機会です。
しかし、目標を考えるための”よりよいマインドセット”であるためには、まずあなたが感謝していることのすべてについて、よく考えてみてください。
実際、「感謝していることリスト」をまず作ってみると、それが新年の願い事リストになっていることに驚くことでしょう。
自分にとって一番大事なことが明確になり、将来どうありたいのかが、はっきり見えてきます。
③今年のハイライト(重要な出来事)を想像する
今年の「楽しみにしていること」を5つ、リストアップしてみてください。
リストには、夢に近いけれど実現させたいと思っていることはもちろん、日々の楽しみや予想できる行事と言った「小さなこと」も含めるとよいでしょう。
「精神的な健康を最もよく予見するものの1つは、未来の楽しみを期待し、味わい楽しむ能力である」ということが、研究で明らかになっています。
著者自身はというと、ビジネススクールでコミュニケーションの新しいクラスで教壇に立つこと。
これは、創造的で楽しいチャレンジです。
同じように友人のためのベビーシャワー(出産のお祝い)を計画するのを手伝うことも楽しみにしています。
そして、来年また日本を訪れたいとも考えています。
④再来年(次の新年)の新年の日付で、「未来の自分」から「今の自分」あてに手紙を書く
「来年(新年)の『一番大事な目標』を達成した」という立場から、その年を振り返っているところを想像してください。手紙の中で、目標を達成するにあたり必要なことをすべて行った「その時の自分」に対して、具体的な感謝を述べてください。
あるいは、もっと賢くなった「再来年の自分」から「その時の自分」へ、思いやり溢れるアドバイスをしてあげてください。
ある研究によると、こうした形で「将来の自分」とつながることは、困難な変化を可能にし、目標達成を成功させる助けになることがわかっています。
⑤新年の目標に、他の人へのコミットメント(関わり)を含める
新年の抱負は、自分についてのことでなければならない、と誰が決めたのでしょう。
コミュニティー活動をはじめたとしたさまざまな活動、大切に思っている事柄・・・そういったものにコミットして(関わって)、自分よりも大きなもののために何らかの責任を果たすことを受け入れてください。
それは、応援したいと考えているグループへの、金銭的支援かもしれません。
あるいは、重要な人間関係のためにもっと時間を割こうと誓ったり、「自分より大きな何かの一部である」と感じられる活動に参加することかもしれません。
著者の今年の目標の1つは、ボランティアをしたり、別の形で動物救護団体の活動をサポートすることで、かかわっていきたいと思っています。
目標を立てた時、そこはかとなく不安になったりすることがあります。
でも、1年たってみれば結構できていたりするんですよね。
それでも完成するまでは焦燥感を感じて、達成するまでの過程を楽しめていない。
これはもったいないかもしれません。
周りに感謝したり、「未来の自分からの手紙」を書いてみて、余計な肩の力を抜いて、楽しく目標に向かっていけたらいいな、と思っています。
今日も1日お疲れさまでした!
やっと週も半分まで来ましたね。
ゆっくり休んでよい夢を。
では、また。