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猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

「失敗」「挫折」のとらえ方を変える方法~『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』ケリー・マクゴニガル

失敗や逆境はやはり避けたいもの。

そう考えている人こそ、「失敗についての考え方」を変えるべきです。

世の中の多くの人は、「失敗は何が何でも、避けるべきだ」と思っています。

自分の能力を超えた目標に挑んだり、新しいことに挑戦するために努力を始めたばかりのこの4月と言う時期には、ついそうした考え方になりがちです。

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「自信を無くしては、すぐに諦める」という悪循環

人間は何かで挫折するとすぐに、「やっぱり無理なんだ」と思うものです。

上手くいかなかったのは、自分の能力が足りないか、目標設定が間違っていたのか、と考えます。

そうやって「自信を無くしてはすぐに諦める」という悪循環に陥ってしまいます。

 

そんなときに役立つのが「成長思考」です。

成長志向では、「挫折は避けられないもの」と考え、障害にぶつかったときには、「持てる力を最大限に発揮すべき時が来た」と考えます。

逆境はレジリエンス(精神的回復力)を強化してくれます。過去のつらい経験が役立つのです。

そう考えれば、ストレスを感じても頑張り抜くことができるようになります。

挫折や逆境から力を得る「具体的な方法」~「書くこと」で回復する

挫折や逆境から力を得るために効果がある方法の一つが、自分の人生の物語をつづることです。

著者は「レジリエンスの物語」と呼んでいます。

 

例えば、あなたのキャリア、人間関係、社内のプロジェクトについてでも構いません。

それを書いて、読んでみるのです。

あなたの人生に何が起きたのか。

そこからどんな意味を見出せるのか。

自分の長所は何か。

何を学んだのか。

そのことを自分で書いて読むことによって、逆境を通して力を得ることができます。

将来に対する楽観的な見方も、そこから生まれてきます。

 

著者は最近、全米の著名なエグゼクティブを集めてトレーニングを行いました。

そこでは「成長思考」の観点から、自分のキャリアについて話してもらいました。

皆の前で、自分が失職したときのことや、うまくいかなかったプロジェクトについて、話してもらったのです。

その経験からどんな強さを見つけ出すことができたのか。

どんなことを学ぶことができたのかを、改めて考えてもらったのです。

 

この方法は、1人でやっても効果のあるエクササイズですが、著者はこれをグループで話すよう仕向けました。

各人がそれぞれの「成長思考」に触れることで、さらなる良い効果が生まれるからです。

こうして自分の物語を綴ったり、人前で話したりすることは、成長思考を生み出す力になります。

「ストレスが強すぎる」場合

本当のトラウマ(心的外傷)を経験されている人、例えば、犯罪の被害者であったり、愛する人を亡くしたりして、大きなストレスを経験する人はいます。

彼らが本当に前に向かっていくためには、「自分の経験を考えないようにすること」は、何の助けにもならないことが、様々な研究で明らかになっています。

そのことについて考えないようにし、逃避していると、「自滅行動」につながってしまうことが多いのです。

 

心理学の世界には、「侵入型反芻」と「意図的反芻」という考え方があります。

「侵入型反芻」とは、「自分い起きたことをどうしても思い出さずにはいられない、でも思い出したくない」というものです。

「あの時に別の道を進んでいれば被害者にならなかった」

「こうしていれば、人を傷つけずに済んだ」

という、”二者択一な思考”を頭の中で思い描くのですが、これはPTSD心的外傷後ストレス障害)と深くかかわりがある状況です

もう1つの「意図的反芻」は、「意図的に思い出す」ことです。

自分自身が選んで、思い出す。

つまり「自分で何があったのか思い出していい」とい許可を意図的に自分に与える、ということです。

「こうすればよかった」というのは後ろ向きな考え方ですが、前ニッ住むための力と言うのは、この「意図的反芻」から生まれます。

 

大事なのは何かが起きた時に、「なぜ私にこんなことが起きたのか」と考えるのではなく、「何のために起きたのか」と考えるのです。

「なぜ」ではなく「何のために」と考える。

それこそが「成長思考」です。

 

逆境は起きてほしくないと思っても、実際は起きていますから、それをいったん受け入れる。

そしてその経験から、自分自身がより良い状態になるためにどうしていくのか。

あるいは、その経験が他人を助けるためにどう役立つか。

そうやって考えていく方法です。

 

そのためには「書く」ことが大事です。

自分の経験を書く行為は、ヒーリング効果が最も高いやり方なのです。

感じていること、起きたことを「言葉にする」ことは、癒しの効果があると、研究で分かっています。

 

そこで大事なのは「感じていることをただ綴る」ことです。

この時に注意が必要なことは、「あの時は大変だった、でもよかったんだ」というところからスタートしないことです。

「自分にどんな辛いことが起きたのか」ということを受け入れながら、「ありのままに自分が感じたこと」を書くことが大切です。

何度も書いていく中で、自然発生的に”前向きなエネルギー”が生まれてくるのです。

 

スタンフォードの自分を変える教室』でも触れていますが、受容の姿勢を持つことで、自分の中にある素晴らしい洞察力にアクセスできます。

そこでも、いかにストレスを包容して、力に変えていくか紹介しました。

これは革新的なマインドセットではありますが、本当に苦しかったこと、辛かったことと直面せず、「自覚しない」やりかたでは、本当の意味でストレスを包容することにならないのです。

 

understandlove.hatenablog.com

 

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自分の失敗を「意図的に」思い出し、無心で感じたことを書き出してみること。

最近手帳に日記じみたことを書くだけでもすっきりするので、「過去の大失敗」とか「いまだにちょっと引きずっている挫折」についても、書いてみようかと思います。

 

今日も、あなたは頑張っていることでしょう。

その努力がきっと報われますように!

あたたかくして、ゆっくり夜は休んでくださいね。

では、また。

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