「顔のいい人は得だなぁ」
「スタイルのいい人は、うらやましいな」
「頭の回転が速い人はいいよね」
これは、ワタシの妬みの感情です!
自分でも本当に情けない気分になる感情なので、捨ててしまいたいのに、なかなか消えてくれません。
他人をうらやましいという感情は、実は結構やっかいなものだそうです。
なぜなら、その欲が解決できないとわかると、嫉妬・妬みという手ごわい感情になりがちだからだそうです。
他人と比較して、実現不可能な欲が消え去らない!
より自分を幸せにすることを考えているのがマインドです。
このマインドは常に他と比較しているため、自分より幸せそうな人を見ると
「自分もあのようになりたい」
と思います。
ここまでなら単に思考で手ごわい感情ではありません。
次にマインドは
「あの人のようになるには、自分は相当努力しなければならない」
と改善に向かいます。
しかし、うらやましい対象と自分を比べてあまりにも才能や能力、環境や立場がかけ離れていたりすると、それを得るには並大抵ではできないだろうと察知します。
このあたりから、努力することがとても負担であるとわかってきて、気分は悪い方向に進みます。
つまり、うらやましいという感情は、次の4段階を経て起こるのです。
①うらやましいと思える対象
②自分がそうなりたいと強く思うこと
③現実にはそうならないこと
④不満を相手に持っていくという態度
①②あでは悪い気分になりませんが、次の③にいくと「欲が満たされない」苦しい気分になります。
外にあるその対象が苦しさを起こさせたと誤解して、④の嫉妬や妬みになるわけです。
その状態が続くと、嫉妬する対象が消えれば自分の苦しみがなくなると勘違いして、ときには相手に対して攻撃的になることもあります。
うらやましいと感じる比較の「ものさし」を捨てる
嫉妬や妬みの根本的な解消方法は、その対象について自分が持っている「ものさし」を捨てることです。
特にコンプレックスをもっている対象については自己評価が低く、あらゆるものが自分より上に見えてしまいます。
ものさしを捨てることは簡単ではありません。
しかし、地道に練習すればできるようになり、嫉妬を恒久的に発生させません。
即効性があるのは、嫉妬が起こる4段階の1②の「よい感情」の段階にマインドをとどめる方法です。
①の段階で、うらやましいと思える対象を「恋人ができて良かったね」というように、相手と一緒になって喜んだり、ほめたり、感謝することで、自分がそれを得ようとしない、というもの。
②の段階で、自分が強くそうなりたいと思ったところで、
「私は向上しようと思っている。なんと素晴らしい!」
と自分のマインドを褒めておきます。
褒められたマインドは、
「マズイ、この欲を掲げると、大変な努力をしなきゃいけない」
とはっきりと理解し、努力に向かおうとしません。
すると苦しくなることはありません。
それができなくて、 もし③④まで行って嫉妬が発生してしまったら、
「そんなにうらやましいなら、肉体も家族も友達も仕事も過去も、全部とっかえますか」
とマインドに聞いてみる。
マインドの答えは100%「全とっかえより今の自分のままがいい」と帰ってきます。
なぜなら、マインドは自分自身が一番好きだからです。
あの人の「いい部分だけ」欲しがっていたことがはっきりするので、嫉妬感情が消えていくそうです。
大好きなモデルさんがいます。
ルックスもスタイルもセンスもうらやましいけれど、その人生は波乱万丈すぎてうらやましくないです。
上手に立ち回っている同僚がいます。
力の抜き方もスタイルもうらやましいけれど、そんな調子のいい人生はうらやましくないです。
「全とっかえ」で考えてみると、「やっぱり自分でいいんだな」と思えるから、けっこう楽しいです。
ぜひともおすすめです。
一緒に勉強してくださって、ありがとうございます。
明日からのあなたの毎日が、楽しくて明るいものになりますように!
では、また。