考え事をしているとき、気づくと呼吸を止めていることがあります。
実は、感情を整理するために日常でできるレッスンの第一歩は、「呼吸を止めないこと」です。
呼吸は、絶え間なくしていることで、簡単ではありますが、心配したり怒ったりしているときにも、よく止まっているものです。
日常で簡単にできる「自分の思考」を変更・修正するレッスン
感情には、先行する思考が必ずあります。
その思考を具体的にどうすれば捕まえて変えていくか、というレッスンをしたいと思います。
頭の中の思考を客観的に観察できれば良いのですが、心配事に没頭したり、うつうつと後悔を繰り返しているときは、なかなかそれに気づけません。
しかし、思考が走った後、感情が起きるときに、必ず肉体も同時に多少変化します。
肉体は外部で分かりやすいので、思考を観察したり変更するのを助けるのに使いやすいわけです。
また、マインドがたくさんのプログラムを使って動いているのはなかなか見られませんが、的を絞れば、注意深く特定のプログラムを観察することは簡単です。
するとそのプログラムが無自覚に起動することを防ぐコツもつかめますし、それは他にも応用できます。
呼吸を止めない
私たちは、知らず知らずのうちに、息が止まっているものです。
これは、マインドが今重要だと思う対象に没頭し、呼吸させるのを忘れているため。
息が止まると、当たり前ですが、次第に酸素不足になり苦しくなります。
「気分が悪いな」「何だか苦しいな」と気づいたら、呼吸を意識してちゃんと行いましょう。
そうすることで冷静になり、振り返ってみると、呼吸を止めるほど重大なことでもなかったな」ということも多いはず。
むずかしいことや深刻なことを考えるときも、呼吸をきちんと続けながら考えてみてください。
ゆっくりとした呼吸の中で考えると、頭に酸素がいきわたり、難問であってもちっとも苦しくならないのだとわかります。
1日のうちに「あれ?今呼吸をしていなかった!」と気づいた回数を数えてみると、呼吸を忘れないよい練習になります。
息苦しい人生からいきやすい人生になります。
目線を正しくする
相手を見るときに、目だけを向けずに、顔ごと動かしていくことです。
目は心の窓。
いそがしい時に、隣の後輩に質問されると、顔を動かさず、目だけを向けて応えたり。
いかにもめんどくさそうな様子に、後輩は邪険にあしらわれたと思ってしまいます。
きちんと対応しようとする「誠実さ」を伝えられ、また心もそのように動きます。
目線から自分の心が穏やかにできることを実感できます。
さらに、頭の中に散らかすイライラやクヨクヨも防止ができます。
心が落ち着くので、行動も穏やかさが現れ、対人関係にも余裕が出るようになります。
人の目を見ることで、新しいふれあいや発見もあります。
姿勢を正しく保つ
内臓などが正しい位置にリセットすることで、思考が肯定的になります。
失敗したり、人を怒らせたり、どうしようかと悩んだり落ち込んだりすると、顔が下向きになり、型が下がり、背中まで丸くなります。
つらい、悔しい、不安だといった感情は、表情や姿勢にそのまま表れます。
姿勢は背骨が深く関係しているので、背中が丸くなると、神経に負担がかかり、内臓の働きも鈍くなります。
杯が圧迫されて呼吸が浅くなったり、胃腸が圧迫されて便秘になったり。
体の不調はマインドにさらに負荷を賭けます。
背中が丸くなるのは、マインドが「自分を守ろう」と考えているからです。
背筋をただして内臓を緊張状態から解き放ち、本来の働きに集中させてあげましょう。
同時に自分を過度に守ろうとしている思考や欲も見直しができます。
まずおなかにぐっと力を入れて深呼吸をしてください。
背筋を伸ばし、大きく呼吸すると、元気な気分になってきます。
背中を伸ばすと肯定的な思考と感情が戻ってきます。
人生を堂々と進んでいきましょう。
今日も1日、お疲れさまでした。
ゆっくり休んですてきな夢を!
では、また。