子どもの時から、暗記することが苦手で、
「せめてノートに書いておかなくちゃ!」
と人より必死にノートに書き込んでいました。
それでも、忘れてしまうことばかりで、テストの点にがっかりしたり・・・。
しかし、うっかりさんには朗報です!!
学生時代のノートと社会人のノートは違いがあるそうです。
学生時代のノート・・・覚えるために書く
社会人のノート・・・忘れるために書く
社会人はノートに書いたことは暗記する必要はありません。
情報量が学生時代よりも膨大だし、見直せばわかるから、いっそのこと忘れてしまっていい!やったー!!!
忘れることで、次の仕事に100%向き合うために、ノートを活用するのです!
仕事ノートは勉強ノートと違う!!
ミスをなくすために、ノートに書いてほしいこととして、著者は次の5つを勧めています。
①仕事の手順を書く
②人から聞いた話を書く
③考えをまとめる
④アイデアを出す
⑤ふりかえりを書く
ノート最大のメリットは1冊に綴じてあることです。
うっかりさんにもなくす心配がありません。
B5、A4とサイズを決めておけば、冊数が増えても整理しやすくなりますね。
1年1冊でも3年で3冊。
あなたの成長の軌跡でもあり、他の人との差別化するオンリーワンの血の宝庫でもあり価値の高いものになります。
ノートの中身は、罫線や方眼紙、ドット、白紙タイプなどありますが、手帳より自由度が高いので、あなたの好きなように欠けるのも楽しみの一つです。
いつでも持ち歩き、書く習慣をつけてみませんか?
便利なノートの書き方
ノート選びは、あまりストイックにならず、まずは1冊から。
書き始めると使い勝手のいい悪いがわかりますが、もし気に入らなければ変えればいいと気楽に考えてみることを著者は勧めています。
多くてもノートは3冊まで。
ワンベストといって1冊が一番管理しやすいですが、用途によって使い分けもいいでしょう。
ノートは後から見返すので、ぜひ1案件につき見開き1ページ。
そして、「記入日」+「タイトル」を記入するのは必ずやること。
初対面や知り合って間もない人が複数いる会議や商談では、話の内容といっしょに出席者のお名前も記録すると、後から見た時にものすごく役立ちますよね。
でも、ただ名前書いても忘れること間違いなし!
名前を記録する際に会議の座席表にするのが著者のおすすめです。
その時の光景がよみがえり、役職や名前よりも憶えやすくなるからだそうです。
ノートは未来の自分への投資をするつもりで、ケチらないようにしてください。
たとえ空白ページがあっても、次の案件に移るときにはページをめくりましょう。
後から書き足せるスペースを残しておくことも重要なのです。
新しい案件を書くときに、毎回真っ白なページが現れるので、「よっしゃ!」と気分も新たになります。
これは頭の切り替えにも功を奏します。
実は本著も見開き1ページか2ページでまとめてあります。
集中力が長続きしにくいワタシのようなタイプには、実に読みやすいものでした。
見開きで終了するのは、とても有効です!
自分用のマニュアルを作ろう!
以前日経新聞に「先輩社員に聞いた『気になる新人の言動』」というランキング。
指導役の先輩が感じた1位は「メモを取らずに同じことを何度も聞く」、5位は「同じミスを何度も繰り返す」でした。
この結果によると、日本全国の先輩たちが伝えたいことは、「教わったことをメモに取ろう。そうすれば、失敗を繰り返さずに済むよ」ということ。
これは、ベテランになっても大切なことですね。
著者も新卒で損保会社に入社しましたが、覚えが悪く、お金に関するミスを連発したそうです。
落ち込んで、「同期入社のみんなより自分は仕事ができない」と悩む日々でした。
ある日、「教わったことはちゃんとノートにとろう」とようやく気付いたのです。
それから1年で仕事の手順を書いたノートが4冊できました。
会社のマニュアルもありましたが、新人の著者には難しくて理解できなかったので、真っ先に調べるのは、いつもノートでした。
気づけば、ノートはなくてはならない相棒になったのです。
先輩や管理職になっても自分用のマニュアルを作ることを著者は勧めています。
一通り仕事を終えた時、ささっと手順やフローを書いておくだけで十分です。
これがないと、やるときに思い出せず、後悔することに。
特に定型業務、単純作業の場合、ミスや漏れをなくせます。
会議室の予約の仕方、出張が決まったらすることなど、マニュアル化されていないことも書いておくと助かります。
上司と一緒の出張ならば、「〇〇課長は、飛行機や新幹線では通路側がお好み」「ホテルは禁煙席」などと書き添えておくと、「気が利くね」と喜ばれます。
端末やパソコン操作は、画面を印刷してノートに貼ると、説明を書くより手っ取り早いです。
やり方がわからずに調べたことは、Q&A方式で書くと、忘れた時に助かります。
ビジネス文書やメールの書き方は、お手本の文例を見つけて印刷。
これもノートに貼っておけば、真似できます。
ミスをしたら、赤字で防止策を書き足したり、マーカーで大事な個所を目立たせておきましょう。
こうしてあなたのノートは、どんどん進化していくのです。
最後に、スキマ時間にインデックスをつけると、最強です。
ノート難点は、キーワード検索できないことです。
1案件で1ページにすると、必要なページを瞬時に検索できます。
今週は大きな仕事があったので、早速この「マニュアルにインデックス」をしたのですが、それを目にした同僚や顧客が、信頼のまなざしを見せてくれました。
ミスしやすい自分を、小さいテクニックでカバーすること。
そうすれば、「うっかり」な性格も、かえって信頼を得る方向にもっていけたり。
自分のミスをする癖を認めて把握すれば、そのために努力している姿勢は、人に評価してもらう機会にもなったりすることもあるかもしれません~~。
もちろん、仕事の中身でこそ勝負していくことが、ノート・メモ・手帳の一番の目的ではありますが。
一緒にがんばりましょう!
明日は、聞き上手になれる5つのノート術などについて勉強します。
うっかりさんは、ついノートをとるのに夢中になりがちですからね!
今日は、少しは休めましたか?
来週1週間が、あなたにとって素敵な毎日になりますように。
では、また。