うっかりさんにとって、メモ・手帳・ノートで「忘れない」ようにするのは、死ぬほど重要。
今回は「実戦(実践)的ノート術」。
「うっかり」系にとって、「書いておくこと」は、武器ですからね!
スタイリッシュな商談、さっさと終わる企画書、PDCAサイクルの回転、ヒヤリ・ハット対策、失敗を落ち込みの材料ではなく正しく「糧」にするための「ノート」の活用術です。
私たちうっかりさんには秘書である「手帳」。
そして相棒である「メモ帳」。
これに加えて、自分自身の考えをまとめたり、アイディアを詳しく書き込んだりする「ノート」は、どんな存在になってくれるのでしょう?
今回は「ノート」を絶対にモノにしたいと思っています!
商談時のノート
商談や営業では、スマートにノートを取りたいもの。
いつも手帳は事柄ごとにカラフルにすることで一発検索を可能にしていきます。
しかし商談相手が目にする機会もある商談のページ。
著者は商談や営業では「黒色」だけにして、書き方に「メリハリ」をつけることを勧めています。
著者は、少し値の張る黒インクのツイスト式だそうです。
「少し値の張る」というのが相手と向き合うあなたを応援してくれそうな気がしませんか?
黒字だけでメリハリも十分つけられます。
・大事なところは、アンダーライン
・強調するところは大きな文字、参考程度は小さく
・質問するところは「Q」と書いておく
・提案するところは「手のひらマーク」
・帰ってから調べるところは「リサーチ」「ネット(検索)」
・決まったことは、二重線で囲む
これで、相談相手にちょっと見られてもカッコいい(かつ実用的な)ノートの出来上がり!
レポートパッドはファイリングできる
ノートになれたら、レポートパッドも併用するのもひとつの手です。
切り取ってA社、B社、C社とそれぞれファイリングできるので、案件ごとに見返すとき便利。
また、1年に1回くらいの頻度の仕事は、前回の情報が別のノートに書かれていることもあるので、レポートパッドからのファイリングは便利です。
外出の際はカバー(ホルダー)に挟むと、重いですが人前での見た目がいいですし、雨でも安心。
企画書が作れるノートの書き方
いきなり企画書をパソコンの前で始めるよりも、ノートを見開き1ページ使い、考えをまとめてからパソコンで一気に作成するやり方はどうでしょう。
ワタシは一気にパソコンに書き込むといつも失敗するので、今回試してみようと思っています。
書類に必要な項目はおおよそ決まっているので、まずは枠づくり。
ヒアリングしたときのノートや参考資料、情報をまとめたファイルを見返しながら、
あとは安心して空欄を埋めていけばいいのです。
そうすれば、うっかりさんも考えをじっくり内容を深堀り出来ますね!
ノートで問題解決をする
問題を解決するとき、ひとりで考えをまとめるために、ノートを使うと、頭の中を整理整頓できます。
ミスが多くて悩んでいたら、ノートに書くことで客観的に原因を探ることが出来ます。
いろいろな書き方がありますよね。
魚の骨を作る、マトリックスにする、マインドマップにする、フレームワークを使うなど。
人にはそれぞれ得手不得手があるので、無理して特定の手法を取り入れる必要はない、と著者は言います。
絵が好き、または文字が好き、図がわかりやすい、など得意なやりかたを上手く見つけていくことが大事なのです。
ふりかえりノートの書き方
ふりかえりノートは見開き1ページ=1週間分がちょうどいいのでは、と著者は勧めています。
1ページを3日ずつにして、見開きで5日分+1日分。
7ミリ罫線なら30行あるので、1日当たり10行。
これなら、スペースも十分で、負担なく書けます。
あらかじめ線を引いておくと書き漏れがなく便利。
金曜日に読み返してみてください。
6日目のところは余白になっているので、同じミスを繰り返さないための作戦をたてましょう。
作戦は1週間に1つでも、1年後には50個貯まるので、連番を振ることを勧めています。
後から見るとき、この欄を見るだけでミスを激減させるヒントがわかるそうです。
やってみようと思います。
ヒヤリ・ハットを書いておく
「ヒヤリ・ハット」とは、重大な災害や事故にならなかったものの、その一歩手前の発見を言います。
医療現場では、ヒヤリ・ハットを共有してミス防止に役立てているそうです。
一方オフィスワーカーは、オープンにしないことがおおいのではないでしょうか。
出来れば隠したい、というのが本音だと思います。
ミスしたら報告しますが、ヒヤリ・ハットまでは報告しないかもしれません。
そこで、こっそり書いておきましょう!
「おっとアブナイ」の発見は、同じ仕事をするとき、ミスを防ぐ大事なチェックポイントになるからです。
著者も先日請求書を送る前に、「消費税率が5%のまま」であることを発見。
依然の請求書を使いまわしたせいでした。
この経験は生かさなければもったいないと思いました。
ヒヤリ・ハットは宝の山。
自分用マニュアルや振り返りノートに記入し、必ずちぇくする項目を決めておくとミス防止に役立ちます。
今回の「ノートの使い方」を勉強していて、「早くノートに書きたい!」という案件があります。
中堅どころの後輩のやる気の低さを飲み会で上司に愚痴ったことです。
しかし部長に愚痴っても、彼は変わりません。
部長に欠点を告げ口していると後輩に伝わるだけです。
せめてその飲み会で本人に説教してやった方がマシだったかな?とも思いました。
でも、飲み会の席で説教されても変わるわけがありませんね。(ワタシなら、嫌!)
彼にわかるように、彼にもできるワンステップから教えてあげることが第一歩ですよね。
しかしモチベーションの低い人ってのは、なかなか変わらないものです~~~。
今回教えてもダメなようならば、
①若いやる気のある子に彼の仕事を分配して若い子の方を伸ばすとか、
②さらに上層部に彼の部署について話をつけるとか、
これからノートで作戦を練ってみます。
ぐるぐると奴に関して2か月考えましたが、埒が明かないんです~!
どんな後輩でも、ノート書いたり、メモしたりして、がんばっている姿があるうちは、どんなに「アホだね~」と許されます。
しかし、モチベーションそのものが低くて、「自分」や「自分の仕事の出来」を諦めちゃってる人は、ダメです。
かわいそうですが、そういう人は自分より若い世代にジャンジャン追い抜かれていきますよね・・・・。
そして、またモチベーションを下げています。
しかしモチベーションの低さは、実際の現場では「同じミスを繰り返す」というところで評価されるから、「うっかりさん」系には怖いんです。
ワタシが新人の頃評価が底辺だったのは、「同じミスを繰り返す」=「モチベーションの低い人間」と思われたからでした。
「うっかりな自分も、愛くるしいじゃないか」(!?)と、とりあえず自己肯定して、自分だけのマニュアル作りをしていき、やる気のあるわたしたちは頑張っていきましょう。
ビジネスの世界に入れば、出身大学とかまったく関係なく、今の自分がどこまでプロでいようと努力しているか、のガチンコ勝負。
だから自分の取り扱い方が上手くなれば絶対に仕事は最高に面白いし、真剣に向き合っていたいと思うようになりますね。
今日も1日お疲れさまでした。
夜はせめて好きなことを1つして、リラックスしてくださいね。
では、また。