猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

運動は抗うつ剤より効果あり~『ハーバードの人生を変える授業』タル・ペン・シャハー

運動!と言ってもなかなかできないのが現状です。

疲れてぐったりの週末を迎えることが多いのですが、ワタシの周りの「いつも笑顔の人」たちは、何かしら運動を生活に取り入れているが多いんです。

低~~いハードルから、一緒に始めてみませんか?

 

心と身体の相互作用を取り扱う心身医療の分野では、心の健康は大いに運動と関係するという研究が次々となされています。

たとえばデューク大学医学宇野マイケル・パピャクらは、うつ病と診断された患者の大半にとって、週3回、1回30分の運動を行うことは、抗うつ剤を服用するのと同じような効果があるという研究結果を示しました!!

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運動する

しかも、いったん治療が終了すると、薬物治療を行った方の患者は、運動療法を行った患者に比べ、4倍もの割合で打つ症状を再発しやすいというのです!?

では、運動は抗うつ剤を服用するのと同じなのか、というとそうではありません。

もっと適切な言い方をするなら、「運動しない」ことは「憂鬱になる薬を服用しているのと同じようなもの」なのです。

 

人間は体を動かすようにできているそうです。

1日中コンピューターの前に座っていたり、何日も会議するようにはできていません。

もともと昼食のために草食動物を追いかけ、自分自身がライオンの餌にならないように、走って逃げるように作られています。

ハーバード大学医学部精神科教授であるジョン・レイティは次のように述べています。

「ある意味、運動は医者にとって夢のような治療法と言えるでしょう。

運動は、うつ病に深く関連する不安やパニック障害、そしてストレス全般に効果があるのです。

運動は、精神疾患の最も重要な薬と同様の効果があるノルアドレナリンセロトニンドーパミンといった神経刺激伝達物質の放出を促します。

ひと汗かくことは、適量のブロザックやリタリン(代表的な抗うつ剤)を服用するようなもので、心身を正常な状態にしてくれるのです」

そして、運動には、自己評価や思考力・免疫力を高める、寿命をのばし、よりよい睡眠が得られる、よりよい性生活を行えるといった副次的効果があることも是非付け加えさせてください。

 

うつ症状に悩んでいる場合、もしくはただ単にもっと幸せになりたいというだけの場合でも、この「運動する」という「驚異の薬」をもっと服用すべきなのです。

 

なお、これは強調しなければなりませんが、運動は万能薬ではなく、医学上の薬の服用が必要な場合もあります。

うつや不安の症状は、それぞれ異なるので、人によっては薬物療法の方が効果的なこともあります。

 

アクション:今日から始める

 運動を習慣にするために、早速今日から。

今月はまず週に3回、10分のウオーキングから始めてもいいでしょう。

来月は運動する時間をもうすこし長く。

最終的には1回につき45分間の運動を週4回できるとよいです。

これから半年、どう運動するかという決意をノートに書き出してください。

友達や家族と一緒に始めるのもよいでしょう。

誰かと一緒にすることは、この習慣を継続させるのにとても役立ちます。

仕事への考え方を変える

心理学者のミハイ・チクセントミハイらは「仕事と遊びの最適体験」と題する論文で、人は仕事より遊びを好むとしています。

この結論はそれほど驚きませんが、別のことも分かりました。

私たちは遊びを好んでも、「フロー」を体験するのは、仕事の方が多いという事実です。

「フロー」は「ゾーン」に入った状態、つまりその行為に完全に没頭し、最高の結果を出し(ピーク・パフォーマンス)、それを心から楽しんでいる状態(ピーク・エクスペリエンス)のこと。

 

遊びが好きですが、仕事の方がピーク・エクスペリエンスを体験できるといいう矛盾があります。

「仕事はつらい努力が必要で、遊びは楽しい」という偏見の強い定着で、人は実際に体験していることを正しく認識できていません。

楽しい体験を仕事でしていても、思い込みでつらい体験として自動的に認識しているのです。

 

それにより、幸せになる可能性は大きく制限されます。

幸せになるためには、ただ楽しさを感じるだけでなく、楽しさを感じていると気づく必要があるからです。

 

アクション:自分のために学び続ける

幸福で成功している人は、ずっと学び続けています。

常に疑問を持つこと。

そして周りの世界に対する好奇心を持ち続けているのです。

自分のための勉強は、人生のどの時点であっても、始めることが出来ます。

勉強の内容は、次の2つで構成してみるとよいかもしれません。

自己啓発

②仕事に関連する知識習得

 

それぞれの分野で、現在および将来に役立つことを学ぶようにしましょう。

そして毎日決まった時間を勉強にあてるようにしてください。

例えば、自己啓発のために、そうした本を少しずつ読み進めたり。

仕事関係の知識を深めるために、師として信頼できる人を見つけ、一緒に食事してアドバイスを受けたり。

セミナー参加もよいでしょう。

自己啓発と仕事の勉強の相互関係を考えてみましょう。

どちらもの関心も満足させられることや、知識の分野が重なることもありますか。

「仕事」「遊び」の両方の関心を満たし、あなたが楽しめるようなことを見つけることはできますか?

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ひと汗かいたときのすっきり感は、医学的にも非常に意義のあることだったんですね~。

1日1分の寝る前のヨガ、続けてみようと思います。

 

自己啓発書と仕事関連の本の併読は、人生に前のめりに対峙していけるので楽しいですね。

仕事中に感じる「フロー」「ゾーン」は非常に麻薬的です。

 

今週もお疲れさまでした。

ゆっくり休んで素敵な夢を。

では、また。

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