猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

不器用だから全力投球しがちなあなたへ。上手に力を抜く方法 ”最善主義”~『ハーバードの人生を変える授業』タル・ペン・シャハー

元から器用な人は、うまい力の抜き方を知っています。

けれど、不器用な人生を送ってきた人(ワタシもその一員でーす!)は、仕事はとにかく100%を出さないと心配だったりしませんか。

ちょっとした内輪向けのプレゼン資料でさえ、休日出勤して完璧を目指しちゃったり。

残業して頑張っちゃったり。

だって、学生の頃失敗ばっかりだったけど、社会人になれば時間をかけて完璧な仕事だと褒めてもらえるから、うれしくて・・・。

しかし!これを就職して何年もやって習慣化していると、不器用さんこそ「完璧主義者」になっているんです。

完璧主義にはまることは、「現実」に対する視野を失うことでもあります。

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完璧主義者になってしまうと、目標としているところが「現実」ではなくて「完璧な未来の空想」に気づかないうちに、移行しています。

目指している場所が「美しい空想世界」であるために、「失敗」というものを想定できなくなるのです。

そうなってくると、「完璧」ではない現実に対して、欲求不満にいつも悩まされてしまいますし、何かにつけて不全感を感じることになります。

完璧主義を手放す方法

完璧主義だと、失敗が許せなくなり、物事がうまく運ばないと、イライラしてうまく対処できません。

そこで、目指したいのが”最善主義”です。

それは、「現実の制約の中で最善を尽くそう」という考えかたをします。

現実の制約」と「最善」をしっかり見つめていくことがポイントです。

 

「最善」でオッケーにすることで、余力ができますから、自然と視野が広がります。

失敗も人生の自然な一部分であり、成功につながる欠かせない要素だと理解できるのです。

望みの職に就けなかったり、パートナーと喧嘩したりすることも、満ち足りた人生の一部だととらえることができます。

 

なんでも完璧を求めてしまうと、がんばりすぎちゃった分だけ、どうしても現実を否定してしまいます。

しかし、現実は失敗の可能性が常にありますよね~?

頑張りすぎてしまうと、その無理した頑張りの分だけ未来に期待しすぎてしまいますから、失敗を否定します。

すると、常に不安にさいなまされます。

さらに、完璧主義なだけにそんな不快な感情を拒否するので、かえってその感情をもっともっと増幅させ、かなりの辛さを感じることになるのです。

 

現実の制約の中で最善を尽くすことを考えていくこと。

そうすることで、失敗を楽しむまではできないにしても、自然なこととして受け入れ、心配をあまりせずに活動を楽しめるようになります。

”最善”で止めておけば、「生きている限り辛い感情はあって当然かもね~」と思うことが出来ます。

ですから、抑え込んでネガティブな感情を増幅させることもありません。

つらい感情を味わいながらも、そこから学び、そして動き出すことが出来るのです。

アクション:最善主義を身につける=現実の自分を見てみよう

次の対比表を見て、自分の生活の中でしたことで、「完璧主義」と「最善主義」のどちらの考え方にしたがって行動したかを思い出しましょう。

それを書き出してみてください。

自分のやり方を変えることはできるでしょうか。

もし完璧主義者のような態度をとっていたときがあるなら、そのとき最善主義者のように考えていたとしたら、どういった行動がとれていたでしょうか。

 

対比表

「完璧主義者」

・失敗を拒否する

・つらい感情を拒否する

・成功を拒否する

・現実を拒否する

 

「最善主義者」

・失敗を受け入れる

・つらい感情を受け入れる

・成功を受け入れる

・現実を受け入れる

 

対比表の最後に著者曰く、「現実を拒否していると、永久に幸せになれない」

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うっかり者を自称する自分としては、「言われなくても”最善主義”だな」と思っていましたが、よ~~く考えてみると、仕事に関しては多くが完璧主義者でした。

しかも、失敗を認められない!うわー、うざいわ。

”最善主義”なのは、家事と子育て・・・。

でも、ワタシが子どもの頃のこと。

友達の家はいつもきれいなのに、自分の家は掃除の甘さが各所に出ており、友達を呼べない状態でした。

しかし、フルタイムの仕事を楽しそうにしている母が、ちょっぴり誇らしかった。

「自分の母親は、眉をひそめながら家をぴっかぴかに磨き上げている母親よりも、毎日ニコニコ笑ってる母親でよかった」

と思ったり。

(実際、もうちょっと掃除した方がよいタイプの人ではありましたが・・・)

 

いまの自分も掃除が甘いです。

(ワタシも、もうちょっとだけ、掃除をがんばっておこう、と静かに反省)

でも、疲れた体にムチ打って掃除機をかけるよりも、子どもの「今日学校で起こったオモシロ話」を一緒にげらげら笑えた時間は貴重だったと、子育て終盤になった今、思います。

 

仕事は・・・完璧を目指しすぎた故に、確かに失敗を認められず・・・それゆえの大失敗を起こしました。

かえって、”最善主義”でゆるく取り組んでいる同僚に出世で追い抜かれる始末です!!

ナニソレ!?ありえないんですけどー!

悔しい!本当はいまだに悔しい!!直視したくない事実です!!

しかし「現実を拒否していると、永久に幸せに離れない」とタル・ペン・シャハーさんはきつい一言を添えているし!くそ。

 

しかし、思い返すに仕事上で完璧主義でなかったら・・・、最善主義であったら・・・、確かに起きなかった事故がありました。

 

「失敗することもあるさ」「欠かせない要素なんだ」と自分をゆるめて(仕事上はこれが最もムズカシイ!)いくことを意識・・・してみようと・・・思います・・・!

 

次回は、「20%の時間に努力を注ぐことで、期待する80%の結果はえられるんじゃないか」ということについて。

よく言われる「80対20の法則」です。

力の抜き方をもう一歩進めて勉強したいと思います。

 

今日もお疲れさまでした。

素敵な夢が見られますように。

ワタシはいろいろ思い出しちゃって、自分に腹が立ち始めたので、今夜は瞑想して、ヨガやって、酒飲んで寝ます(↑全然納得できてないしwwwこの本を実践できてるんだろうか・・・)。

では、また。

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