寝転がって休んでいたい休日にも、何かやることを見つけては頑張り、疲れ果ててしまったり。
本当は微妙に気が乗らないランチや食事会につきあい、納得いかない時間を過ごしてしまったり。
心理療法士のブラッド・ブラントンは著書の中で
「私たちはみんな大嘘つきだ。
嘘をつっくことによって私たちは疲れ果ててしまう」
と述べているそうです。
私たちのほとんどは嘘をつくことに大きなストレスを感じます。
嘘発券機はそのストレスを感知して反応するのです。
自分の一面を隠したり、どう感じているかを偽ったりしている場合には、「嘘をついている」というストレスに加え、「感情を抑えつけている」というストレスも加わります。
本来の自分に戻る
それとは反対に、感じていることをしっかり自覚して親しい人に打ち明けたりすると、自分の心に正直になれたことで心の平安を感じます。
近年、ドイツで発表された論文の中で、店員や客室乗務員など生活のために笑顔を作らなければならない職業の人は、うつ症状やストレスに悩まされたり、心循環器系の障害や高血圧などの症状を起こしやすいことが報告されています。
もちろん、そうした職業でない人も、1日の中で、少しは仮面をつけなくてはならないでしょう。
社会においては、基本的な礼儀をわきまえるため、怒りやイライラ、欲情などの感情を押さえなければならないからです。
このようなストレスに対処するには、心理学者のブライアン・リトルが「本来の自分に戻る時間を持つこと」を提唱しています。
「本来の自分に戻る時間」とは、信頼できる友人に気持ちを語ったり、心に浮かぶあらゆることを日記に書きつけたり、ただ単に自分の部屋でひとりで過ごしたりする時間のことです。
どれくらいの時間があれば、本来の気持ちに戻れるかは、持って生まれた性格によって変わります。
重要なのは、自分らしさを取り戻して、偽りの気持ちをすべて排除し、湧き上がるすべての感情をしっかりと味わいつくすことです。
あなたが、感情的に仮面をつけなくてはいけない場面は、どんな場面でしょうか?
どこで、そして誰となら「本来の自分に戻る時間」を持つことが出来るでしょうか?
アクション:気持ちを見つめる
ノートに、次の文章の後半部分を少なくとも6つずつ、思いつくままに書いてみてください。
分析したり、考えすぎたりしてはいけません。
書き終わったら、文章をじっくり見直し、実行に移すことを決めて書き出してみましょう。
自分に正直になるには?
①自分の気持ちにあと5%正直になるには・・・・
②もっと私が自分の気持ちに正直になることが出来れば・・・
③自分が恐れていることに、あと5%気づくことが出来れば・・・
④あと5%本来の自分に戻るためには・・・
※それぞれ6つ以上、思いつくままに文章を続けてください。
書き終わったら、実行に移すことを決めてください。
あなたなら、どう書きますか?
ワタシの場合は
①自分の気持ちにあと5%正直になるためには
・一人時間を作る・早起きしてやりたいことをやる・おいしいものだけ口にする
・勇気をもってNOと言う・無理してもうひと仕事引き受けたりするのをやめる
・欲しいものを我慢しないで買う
②もし私がもっと自分の気持ちに正直になることが出来れば
・自然な(営業用ではない)笑顔が増える・体調がよくなる・体重が落ちる
・シミが増えなくなる・休憩時間のハナウタが増える・いつもゴキゲンな気分に
③自分が恐れていることに、あと5%気づくことが出来れば
・先手を打てる・とっとと準備をして安心して過ごせる・安眠できる
・イライラしない・成功する・落ち着いて取り組める
④あと5%本来の自分に戻るためには
・勇気をもって断捨離する・嫌われることを怖がらない・一人で考える時間を持つ
・モノを減らす・人に頼る・諦めるべきものは、諦める
あなたは、どうでしょうか?
④の問いに来た時に、自分の本当にやりたかったことが出てくるので、興味深いです。
今日も1日、お疲れさまでした。
夜は、本来のあなたに戻って、よい時間が過ごせますように。
では、また。