ワタシは仕事を少し休んで、孤独でいた時期がありました。
一度孤独になると、人とかかわることに著しく自信がなくなりますよね~。
「休養」を理由に引きこもっているのを良いことに、必要最低限の人とだけ過ごしていました。
そのあと職場復帰しましたが、対人スキルがガクッと落ちていました。
相手の立場で考えることは得意なつもりが、上手くいっていないことばかり。
共感もしているつもりが、うまく理解できていなくて、叱られちゃったり。
言われて後から気づくので、ショックもひとしおです。
そこで今日は孤独による負のスパイラルにはまったなどのときの、対人スキルの上げ方を勉強します。
手当てC 相手の立場で考える
人のために何かしようと思っても、相手の求めていることが分からなければ上手くいきません。
人と上手くやっていくには、相手の立場で考えるスキルが不可欠です。
心理学用語では、これを他者視点取得と呼びます。
これがうまくなると、相手の反応が上手く予測でき、コミュニケーションが円滑になります。
説得や交渉の場でも活用でき、思いやりや共感の能力が向上します。
孤独になってしまうと、他者視点取得の力が弱まっています。
だから、場違いな発言をしたり、おかしな行動をとってしまうのです。
しかし、このスキルは身につきますからご安心を。
①まずは「自分と他人は違う」という前提に 立つ
②そのうえで、相手の気持ちを考えてみる。
相手はどう感じているだろう、どんな気持ちになるだろう、何をしたいのだろう?
最初は上手くできませんが、練習を重ねると上達します。
仲のいいカップルがすれ違理由
相手を知るには時間がかかるし、長くいればそれだけ相手がよく見えます。
ところが実際は、付き合いが長いほどすれ違いが多くなったりするのはなぜでしょう?悲しいことに、親しくなるにつれて、私たちは相手に対する努力をさぼってしまうようなのです。
相手に対して分かった気になり、いちいち真剣に考えようとしなくなります。
どんなに親しい関係でも、自分と相手は違うという前提を忘れてはいけません。
相手の好みや考え方を尊重し、お互いの状況を考えて行動することは大切なのです。
相手の気持ちをほんの数分考えてみるだけで、数時間の口論避けることが出来るかもしれません。
手当てD 共感力を高める
人とのつながりを深めるためには、相手の気持ちを自分のように感じる力、「共感力」も必要です。
大学生を対象にした調査によると、ここ30年で若者の共感力は大きく低下しているようです。
それは若者に限っておらず、以前ご紹介したアルバンが奥さんの傷ついた気持ちを理解できないように、わかったつもりで、何もわかっていない人は意外と多いのです。
アルバンはキッチンカウンターに花あを置きっぱなしにしましたが、それを見た奥さんの気持ちを想像できませんでした。
なぜ怒っているのか、首をかしげるばかりです。
共感力は練習で強化される
相手の気持ちに共感するためには、まず相手の置かれた状況を正確にシュミレートすることが必要です。
そのためには、そこに至るまでの背景も考慮しなければいけません。
しおれかけた花束を観る前に、妻のブランカはどんな気持ちでいたのでしょうか。
バレンタインデーの夜、夫が帰ってきた2時間を、彼女はどんな風に過ごしていたのでしょう。
アルバンは、バレンタインデーの夜仕事を持ち帰りました。
仕事部屋を通りかかった妻が何も言わなかったことに対して、思い起こしてやっと
「そうか、バレンタインを忘れていると思って、機嫌が悪くなったのか」
と気づきます。
仕事中だからと話しかけないよう配慮してくれていたことに気づきました。
でもがっかりしながらも、2時間待っていたのです。
しかしアルバンはそのまま寝室に引き上げます。
さらにがっかりした奥さんはキッチンに入りました。
そこで、しおれかけた花を見つけたのです。
アルバンは謝罪しましたが、二人のセラピーはそのあとも数か月続けました。
共感力は1度で身につくものではないからです。
彼の共感力が強化されるにつれて、二人の距離は次第に近づき、冷たかった夫婦のあいだにたたあかな思いやりと信頼が芽生えてきました。
日本人としては、「『しおれた花』でもあるだけ、かなりましだよね~」と思わずにはいられないですが、こうやって日々日本の夫婦も冷めていくんだろうな~と思います。
近くにいる人には、本当に手を抜いてしまいがち!
気をつけなくちゃですね。共感力
高める3つのステップ
共感力を高めるには、いろいろな状況で、なるべく多くの人を相手に練習することが大切です。
ケンカをしたときだけ相手の気持ちを考えるのではなく、普段から「これをしたらどう感じるだろう」と考える癖をつけること。
人と話をするときは、次の3つに気を付けてみましょう。
1、相手の置かれた状況をリアルにイメージする
相手の気持ちを知るうえで、相手の置かれた状況をリアルにイメージするのは最も効果的。
なるべく鮮明に、相手の体に入り込んだつもりで状況を想像します。
・場所はどこで、まわりに何があるのか?
・他に誰がいる?
・時刻は?
・体調は?
・あなたを見て、どんな気持ちになった?
2、そこに至るまでの経緯を考慮する
その場の状況だけでなく、過去の背景も把握しておきましょう。
・同じような場面を過去に経験しているか?
・どんな期待や不安を抱いてその場にやってきたのか?
・心配事やストレスは?
・その日はどんな1日だったか?
・誰かほかの人との関係が影響しているか?
3、共感を上手に伝える
相手の気持ちを理解しても、それを態度にあらわさないと意味がありません。
言葉にして、自分の理解を相手に伝えてみましょう。
あなたが真剣に考え、理解しようと努めていることがわかれば、相手とのコミュニケーションがもっとうまくいくはずです。
明日は、さらにスキルを上げるために「出会いのチャンスを増やす」ことと、「ペットを飼う」という手段について。
近くにいる家族に対して、いつも「分かっているつもり」になっていました。
おかげでもう少しで娘の気持ちがかなり離れていた時期もあったんです。
日ごろ一番おざなりにしてしまっている旦那の気持ちも考えて・・・いこう・・と思います。
自分からがんばらないと、いつまでもダメなまんまですもんね。
「もう、ヤダ。あいつ」
と思っている相手に対して努力するのは・・・超気が重いのですが・・・だからこそ頑張ってみる価値がある!
職場の「モチベーション低すぎ」な若造にも、その人なりのバックグランドがあるハズ。
思いやってやろうじゃないの(☚その態度が、もうダメ)!!
上手くいったら、ご報告させてもらいます。
(ないかも)
今日も1日、お疲れさまでした。
暑い中、がんばったあなたに、素敵な夢が訪れますように。
あなたが夢の中で、大好きな人に会えますように。
では、また。